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2007年6月 4日 (月曜日)

【本】陰謀論の罠

陰謀論の罠」という本があります。

9.11同時多発テロがアメリカの自作自演だという話を、調査報告書を精読して論破した本です。

物理や建築学によった論破はあまりないのですが、そもそもの陰謀論がその程度なので、致し方ないでしょう。

あれを爆薬仕掛けた制御解体(ビルが周りに瓦礫を吹っ飛ばすことなく崩れる解体法です)だと思う人は、改めて、制御解体の映像を見直したほうがいいでしょう。
全然似てません。

個人的には、後半のコントベリー爆撃や真珠湾奇襲、第二次トンキン湾事件のほうが興味深かったです。
特に、コントベリー爆撃は本当の話だと思ってたので、話ができあがる過程が詳細に述べられていて、目から鱗が落ちる思いです。

ただ、「世界最強のオタク」というわりには軍事的描写が誤植を含めてトンデモの域に入ってるのが惜しいです。
「鉄鋼弾」は誤植だと思いたいですが、こんな弾撃ったらあっという間に機関銃イカれますよ。

ウォード号事件(真珠湾奇襲前に特殊潜航艇「甲標的」が米駆逐艦ウォード号に撃沈された事件。行動そのものはアメリカの領海内であったので、問題はない。また、これより先に陸軍がマレーシアに上陸して作戦を開始している)で撃沈されたのが、特殊潜航艇「伊-20」というのは、あまりのもあまり…

まあ、要旨に関係ある話ではないのでいいですけどね。

あと、真珠湾奇襲について、参加した人のインタビューありましたが、第二次攻撃すればよかったと思う人がいるんですね。
第二派攻撃であれだけ被害出てるのに、追加攻撃やったらガソリンタンクは潰せても、機動部隊が半年ぐらい使い物にならなくなったんではないかと。

しかし、amazonのレビューはあんまりもあんまりだな。

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