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2007年12月 8日 (土曜日)

【鬼太郎】第35話 DQNスパイラル

今回は一泊二日で行く町内会の温泉旅行です。

それを見ていた死神の子供、骨太がかわうそに予定表を渡されます。
すごい予定表だと思いますが、これで動けるのが妖怪ですか。
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鬼太郎たちも予定表見て話し合ってますが、砂かけは「妖怪ポリネシアンセンターじゃないのかい」と言ってます。
運動会で行けなかったのをまだ引きずってるようですね。
油すましは「3回は温泉に入るぞ」と言ってます。温泉好きだと初めて知りました。
子泣きは「オヤツはいくらまでかいのう?」と考えてますが、こんなアバウトな予定表の旅行でオヤツの制限なぞあろうはずがない。と思うのが人間の浅はかさなのかもしれません。
とにかく妖怪皆が浮かれてます。

そこを皆は楽しんできてくださいと去ってしまう骨太。
骨他の父親は死神九九号という仕事的にはダメ死神だったので、旅行できないほど貧乏だったのです。

骨太が家で予定表見ていると九九号が帰ってきました。
奥さんの青子に今日の稼ぎを聞かれても「一つも…」という体たらく。
青子さん怒ってます。
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来月の家賃も払えないと怒ってるところをみると、ここは借家ですか。
けっこうなあばら家に見えるのですが。
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1Kでトイレは汲み取りかな。台所はかまどでした。
汲み取りであるのはウチと同じなので親近感持ったりします(笑)

九九号は予定表を見つけて骨太に行きたいのか尋ねます。
青子さんはすかさず「アンタがそんなんじゃ旅行なんて」と差し込みます。
典型的な貧乏家族のオバチャンだ。
それを聞いて激しく気落ちした九九号の顔を見て骨太は「旅行なんて全然行きたくないよ!ホントだよ!」と明るく言います。
九九号としては嘘が見え見えなだけに苦しいですな。

次の日の朝、旅行に出かけるバスの中。
楽しそうですな。運転手はあずき洗いです。
バスガイドは砂かけが出てきました。ビジュアルショック絶大です。
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皆が呆れ顔で引いてます。声が花沢さんだしな。
子泣きがこんなバスガイド嫌じゃと涙ながらに訴えます。気持ちはわかるぞ。
あちこちからブーイングも起こってるし。

アマビエが「アタイがやるよぉ」と盛り上がってます。横丁のアイドルですからな。
ろくろさんが「猫ちゃんがやったらどう?」と。以前バスガイドのバイトしてますし。
ネコ娘は鬼太郎が喜んでくれるならと言いますが、当の鬼太郎はいつもの如く寝てます。
今回のネコ娘は萌えが足りないかも。話数も35話を数え贅沢になったものです。
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オヤジはいよいよ温泉じゃあ、と元気いっぱいですが、既に水筒のコップ風呂に入ってます。
そんな和やかな雰囲気の中出発するバス。
それを影から見ている骨太。その後ろに現れる九九号。
本当は旅行行きたかったんじゃないか?と聞かれ、さすがにこの場面を見られて否定は出来ない骨太。
九九号は「すまないなあ」とダウナーモードです。

そこに通りかかる同僚死神百号。「もっと魂たくさん集めないとクビだぜ」と言い捨てて去ります。
それを聞いた骨太は驚愕の表情ですが、九九号は頭をなでながら「頑張らないとな」と。
父親としてはこうしか言えないわなあ。
父親が心配な骨太は職場を覗きに来ます。
死神の事務所はビル街の真ん中にありました。普通の人間には見えないようです。
建物が密集してるところで不自然に空き地があったら警戒しましょう。
仕事は当然朝礼から始まります。
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死神が魂を回収しないとその魂はさ迷って成仏できないようなので、死神の仕事って重要なんですね。
スローガンは「魂は活きのいいいいうちに!」だそうです。

スローガンを唱和して出て行く死神たち。九九号は所長に呼ばれます。
成績がダントツに低く、しかも担当の魂が寿命を超えて生きているという事実があるようです。
このままではクビだと言い残して所長は去ります。

本日最初の担当は小学生ぐらいの子供と父親です。
「今度の日曜日遊園地連れてってくれるんでしょ」と和やかな会話に頬が緩む九九号。
ふと上を見ると建設中のビルの屋上で鉄骨が揺れてます。
思わず「危ないですよ」と忠告してしまいます。
人間からしてみれば声しか聞こえませんから戸惑います。
それで立ち止まってるうちに目の前に鉄骨が落ちてきました。
九九号はホっとしてますが、後ろで見てる骨太は「何やってんだよ父ちゃん」です。
死神が自らの職務妨害してるわけですから。
もしかして、これって予定の寿命は外れたわけだから、いつ死ぬかわからなくなって、いざ死んだときには死神が近くにいなくてさ迷う羽目になるのでは?

次は病院で今にも息を引き取ろうとするお婆ちゃんです。
見た目80ぐらいのお婆さんで、点滴なども付いてないんだから老衰だと思いますが、それでも家族って周りで泣くんでしょうか?私には理解できません。
魂が抜けて「御臨終です」となり、さあ魂の捕獲だってところで家族が泣き崩れてるのを見てもらい泣きします。
その間に魂は外へ…
急いで追いかけるも百号が回収してしまいました。

骨太としては本当にクビになると気が気じゃありません。
そんな骨太に声をかけたのがハワイから来た死神マヒマヒ。
ハワイアンな死神です。
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ハワイでは魂が集まらないので出稼ぎに来たらしいです。
「オジサンもクビになりそうなんですか?」と骨太が真実をついた言葉のナイフを刺します。
相当なダメージらしく、ミーは死神のエリートだとかパニくりだしました。

それはともかく用事はバイトの斡旋でした。ねずみ男も一緒にいます。
人を集めるために極楽ツアーというのを企画したので添乗員が要るのですな。

妖怪の止まる旅館「むじな屋」は久しぶりの満員だそうです。老夫婦で経営してるんですね。
「まるで、妖怪みたいなお客さんですな」とか言ってる場合じゃないだろう。
明らかに妖怪だよ。
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お婆さんの方は「妖怪さんでもないと来てくれないからねえ」としたたかです。
BGMは「北酒場」っぽいアレンジか?
風呂場は当然女湯のシーンです。

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ネコ娘は鎖骨がえらい浮いてますが、好きじゃないなあ。
そのネコ娘が背後を指差して「あっちにはハワイアンセンターがある」と言うと砂かけが異常に反応します。

そのハワイアンセンターにはねずみ男が人間のツアー客を連れて来てます。
骨太は荷物運びです。家計の足しになると思ってるから真剣です。健気だなあ。

妖怪たちは土産物通りで散策してます。
人間は騒がないのね。
ネコ娘は射的で招き猫を取ろうとしてました。
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「また外れた~」ということは射的は上手くないのか?
「あの人形が欲しいのに~」と鬼太郎におねだりします。

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Coco

鬼太郎は指鉄砲で落としてやります。
「ありがとう鬼太郎」って喜んでますが、それは不正では?
まあ、この抱きつく姿を見ると全てが計算のような気がしないでもない。
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かわうそは温泉饅頭をじっと見ています。
骨太に買ってやろうと考えてるようで、かわうそって優しいなあ。
骨太は複雑な気分で受け取るでしょうが。

ハワイアンセンターではビアガーデンのようなところでねずみ男と骨太がせっせとドリンク運んでます。
こういうところの飲み物は当然ブルーハワイの色をしてハイビスカスを付けてます。

鬼太郎たちは砂かけと子泣きについていってハワイアンセンターに来ました。
さすがはハワイアンセンター、山奥なのにプールがあります。
かわうそは熱い湯がダメなので温泉入ってませんが、ここはプール!ってことで喜んで手を突っ込みますが、温水プールです。
冬に普通のプールができるか。

ふと骨太が働いてるのを目にします。
鬼太郎たちがなんでここにいるのか聞くと正直にバイトだと答えます。
一緒にバイトしてるのはねずみ男。当然怪しいので問い詰めます。
ところでこのシーンの鬼太郎側のキャラ、鼻が雰囲気に合ってないような…
こういう絵でも使わざるを得ないんでしょうか?
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ねずみ男はただの添乗員のバイトであって、旅行気分が味わえて金も稼げるいい仕事とアピールしますが、骨太が正直に「それに魂も」と付け加えようとしたのを慌てて止めます。
その場を取り繕うためにトロピカルドリンクを奢ります。
一杯500円として3000円か。

かわうそはプールで足をバシャバシャやってます。
プールだけど温水だから入れないのか。

骨太はある老夫婦にドリンクを持っていきます。
この老夫婦の孫が骨太と同い年ぐらいで親近感を持ってるようです。
親近感の前に人間に見えるのか聞いてみたいですけども。
その孫は会うたびに小遣いくれとかゲーム買ってとか我侭放題だとか。孫ってそういうもんだよな。
でも夫婦共に孫は可愛いので結局ほのぼの会話になります。
それを見る骨太は羨ましそうでもあり、嬉しそうでもあります。

会場が暗くなり、ステージが始まりました。
マヒマヒ・オンステージです。
死神は鬼火を操れますからイリュージョン系のステージはお手の物ですね。
ねずみ男と骨太はサングラスをかけます。直接見ると何かヤバいんでしょうな。
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炎の演舞を見てると魂が抜けたようになっていきます。
これは人間に限らず鬼太郎たちも一緒です。
口から魂が抜けて凍りつきました。
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その抜けた魂をねずみ男と骨太が網持って回収です。
骨太は砂かけの魂を回収しようとしてねずみ男に妖怪のは要らないと言われます。成績にならないからな。
ハワイアンセンターから回収した魂を担いでホクホクのマヒマヒ。
骨太も魂を持って帰ればお父さんの成績になるというわけです。

その頃、ハワイアンセンターでは鬼太郎たちも全く動けなくなってました。
魂はあるので意識を失ってはいませんが、凍り付いているので。
かわうそは温水プールに足を浸した格好で凍りついたので、足だけ無事でした。
「熱いのは嫌だけど」と自由な足を使ってそのままプールに転がります。
おかげでかわうそ復活です。
鬼太郎たちもプールに突っ込めば復活です。ってどんだけ熱いプールよ。

行きのバスに乗って帰ろうとするマヒマヒ一行ですが、骨太はあの老夫婦が忘れられません。
魂を返してくるとか言い出します。
なぜ父親が魂を回収できないのかわかったのですな。
九九号は優しすぎるんですな。それでさ迷う魂はたまったもんではないですが。

マヒマヒは骨太から魂を抜こうとしますが、そこに鬼太郎が現れます。
生きてる人間の魂を抜くのは禁止されてるようですが、だったらこんな魂は犯罪の証拠になるだけじゃないの?
魂って回収したら識別できなくなるのかしら?

マヒマヒはまたしても例の鬼火を繰り出します。
火を見れば魂抜かれますから、鬼太郎たちは目を閉じるしかありません。
打つ手が無くてイラつく鬼太郎ですが、ネコ娘がねずみ男を見つけて飛び掛り、サングラスを回収しました。

そのサングラスを鬼太郎に投げ、鬼太郎は攻撃できるようになりました。
サングラスをかけながら髪の毛針です。
ようやく先週の予告映像の謎が解けました。
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この絵では鬼太郎が詐欺師に見えるんですが(笑)

髪の毛針や指鉄砲ではマヒマヒはひるまずにレイを投げてきました。
投げられたレイは鬼太郎たちを縛って動けなくします。
マヒマヒ強いな。

鬼火で鬼太郎たちを焼き尽くそうとします。
レイに火が点いてその火がかわうそに燃え移ったもんだから、かわうそが暴れてマヒマヒに突進、一緒に川に落ちて鬼太郎たちの戒めは解けました。
かわうそにマヒマヒを倒した自覚はなく、ただ熱いから川に飛び込んだだけのようですが。

マヒマヒは「死んじゃうよ~」と流されていきます。そりゃ死神でも死ぬか。
骨太はかわうそに頼んでマヒマヒを助けてもらいます。

魂は元の人間に戻り、事件は解決しました。
骨太は恐縮しきりですが、かわうそは「一緒に旅行来れて良かったな」と。かわうそ、いいやつだ。

旅館には九九号と青子が迎えに来てました。
アンタがしっかりしないからとここに来ても青子は九九号を責めますが、骨太がいち早く謝り、父ちゃんは優しいからあまり怒らないでと頼みます。
この子も死神としてはダメな子になりそうだな。

皆がもらい泣きしてますが、家族の心が通じ合っててもこの死神担当の魂はさ迷う危険性が消えないままじゃないのか?
仕事変えるかもしれないな。
たいていの場合は親がダメだと子供もダメになる見本の話だったんですかね?

来週は横丁で火事ですね。オヤジとぬりかべ子供たちでレスキュー隊のようです。
横丁の消防隊はアメリカ式らしく、オヤジが「父さんじゃない、ダディーだ!」と。
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コメント

またかわうその大活躍でしたね
かわうそが骨太って子に行きたいんじゃないかな?っと気になりますし、お土産に買ってやろうと思う彼は優しいですね
凍り付いた彼はちょうど近くにあった温水プールがあり、熱いのが嫌だけど勇気を持ち、飛び込んだ
火がかわうそに燃えて、マヒマヒでしたっけ?マヒマヒに向かって体当たりをしたあれ倒しました
そしてマヒマヒは川へ落ち、溺れる。死神って溺れ死ぬんですか
骨太がかわうそに助けてあげてと頼み、彼はマヒマヒを助けました。
かわうそと骨太の友情に繋がれてる所がいいですね〜私よかったと思います。
骨太と骨太の父さんとの父子の愛情よかったです。
私全て感動しました

投稿: 智ちゃん | 2010年4月 8日 (木曜日) 21:08

>智ちゃんさん

かわうそ凄かったですね。
強さと優しさと。

私も家族愛には感動しますが、百号の言うとおり、九九号の優しさで成仏できない霊が出たら不幸ですから、そこはちゃんとしてほしいな、と思いました。

投稿: ヴィー | 2010年4月 9日 (金曜日) 00:27

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