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2007年12月 4日 (火曜日)

【特撮】電王第43話 究極の選択

前回のダブルトドメから始まりました。
いきなりアタッシュケースの中身からでは覚えてない人もいるかもしれんですしね。
先週、「まず、これを」と開けたアタッシュケースの中身は…
オーナーが「まさか!」と言い、モモが「そうか!これが!…なんなんだっけ?」と戸惑い、良太郎が「これが、分岐点の…」と息を呑んだ中身の正体は!

スプーンセットでした。
Photo_21

コハナは気づいてるから良太郎の袖を引っ張ってます。
イマジンたちが「関係ないだろ」とコケて散ります。

オーナーだけが「その一匙はチョモランマをも征すると言われた神のスプーンフルセット!」と興奮状態です。
駅長とオーナーが「早速」「勿論」とスプーンを合わせます。
イマジンは後ろで完全に無視して、ナオミは何かを思いついてカウンターのほうへ。チャーハンか。

さすがにいたたまれない良太郎が「分岐点については?」と聞くと、「そちらを先に片付けましょうか」とちゃんと話についてきてくれる駅長。
常識人ではあるのだな。その際にスプーンを手の中でクルリと一回転させるあたりは芸が細かいです。
石丸謙二郎、スプーン捌きに関しては芸能界一かもしれぬ。

ナオミが持ってきたのはコーヒーでした。
駅長はそれを受け取らず、手にナプキンを乗せ、どけるとそこにはコーヒーが。
駅長ってどんな人物だ?
それを見てイマジンはもっそい興奮してます。
マジックショーとか連れて行ったら子供同然かもしれんな。

分岐点については、桜井侑斗を分岐点とするのは疑問があると一言で済ませます。

カイはうまくいかないことに苛立ってます。
「時間を変えることなんて簡単なんだけどな」と言いながら例の手帳を触ると、夫婦が入っていった新築と思しき家が燃えて全壊しました。
こういうのは簡単にできるけど、時間を繋ぐのは大変だってことですか。

今回のOPはキンバージョンです。

OPキンVer.」のビデオ
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桜井が分岐点ではないとすると、ゼロノスが変身することの矛盾が無くなります。
桜井が消えたら、結果として分岐点は繋がってイマジンの目的は達成される、というのがここ数回の流れでしたから、いきなりどんでん返しです。

なら、カイが言ったことは?桜井は何故逃げている?
謎を解く鍵は桜井が姿を消したときに何があったか?
そこに何かが隠されてるとオーナーは指摘します。

良太郎には思い当たることはない。
が、オーナーは桜井失踪については良太郎の証言しかない、と指摘します。
桜井が姿を消したこと、愛理さんが記憶を失ったことについて、良太郎の言ったことしかないのです。
今まではそれが事実として扱われてましたが、その記憶は本当か?ということになってきました。
まさに「人の記憶は強くて脆い」のですから。

オーナーはその証言に何かが抜け落ちてる、疑問を感じているようです。
それにしても、そのとき使ってるスプーン、どんな使い方やねん!と言いたくなります。
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良太郎は間違えてるとは思えない、と考え込んでますが、何かが記憶を操作すれば自覚はないし、もしかしたら良太郎そのものが何かした可能性もあります。

コハナと土手で考えてた良太郎ですが、モモがチャチャ入れに来ます。
そんなもん考えてるヒマがあれば戦う練習をしろ、と。
モモたちイマジンは何らかの結論に達してる可能性がありますから、真実から良太郎を遠ざけようという意図があるのかもしれません。

しかし、こういうときはコハナをバカにして「女はすっこんでろ」というのを忘れないモモですから、コハナに逆襲を食らいます。
いいキックだ。
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その頃侑斗とデネブは土管生活です。が、えらくゼロライナーが目立ちます。
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侑斗は前回のレシピへのこだわりを失っていない愛理を思い返してます。
これがどうあっても消えない記憶がある、ということであれば、愛理が桜井のことを思い出す可能性もあるわけですが。

デネブが落ち葉で焼いてたのは焼き芋でした。
アルミホイルで焼き芋って懐かしいな。

デネブは改めて侑斗と最後まで戦う決意を決めたようです。
侑斗は嬉しいんでしょうけど、アホツンですから「もっと早く決めろ!」と照れ隠しにイモにかじりつきます。
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それを見つけた子供たちが「あ、桜井侑斗」と指差します。
まだキャンディ配ったときの影響はたくさんありますからな見境無さすぎだけど。
つうか、あの時は夜だったから、他にも配ってたときがあるのか。
侑斗も「はぁ!?」って顔したしな。
その謝り方は可愛いぞ、デネブ。

親子コント」のビデオ
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侑斗としてはニコニコして手を振るしかない。
自分の記憶に無くてもこの子らは絵顔を振りまく侑斗しか知らんのですから。
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「デネブ~」と詰め寄り懲らしめようとしますが、下になってしまって苦しんでるのは侑斗。
やっぱりこの二人は最高だ。

その頃、アルマジロイマジンに襲われる男が一人。
「切って欲しい」のが望みだそうですが、借金関係でシラオカ組と縁を切りたいってのに、「切りたい」にだけ反応したようですな。
イマジンってこんな思考回路のやつばっかりで社会が回ってるのか?

「いた~い切り方と、痛くない切り方と、どっちがいい?」と究極の選択のようなことをもちかけてます。
これでも契約成立するなら契約ってよほど柔軟性あるんだな。

当然「痛くないほうを」と言いますが「あるわけねえだろ!」で返されます。
契約社会としては無茶苦茶だな。

男が気を失うと過去への空間が開きました。
それでもついでに切ろうとしたところでモモ太郎見山です。
うっとうしいので過去に行ってしまいました。

そこにカイが現れ、「いつまで邪魔するのかな」と不満顔です。
カイはイマジンの時間とこの時間が繋がらなかったらモモたちは消えると言い出します。
モモはかなり前から気づいてますからね。
「過去の無い未来は存在できない」から、イマジンの未来に繋がる過去としてこの時間が選ばれたってことのようですが、今まで使ってた時間はどうなった?とかハナの時間はどうなった?とかいろいろ疑問に思うことはあります。
イマジンの時間に繋げる時間は、臓器移植のようにいつかは過去が死ぬので、次々と新しい時間を手に入れないといけないのかなと思ったり。

良太郎はえらくショックを受けてモモたちに「ホントなの?消えるって…」と問いますが、モモたちは顔を向けることもせずに言葉を濁します。
隠し事がばれたときって気まずいからねえ。

モモは戦えるのが自分しかいないのにグダグダ考えずに戦え!と言いますが、良太郎には自分の時間を守るためにイマジンの時間を消すという選択はありえないものですから。
侑斗のときと同じ思考のグルグルにはまりこんでます。

過去では借金払えよって男を適当に痛めつけてシラオカ組は帰りますが、暴力団ってこんなにアッサリしてるの?

それはともかくアルマジロは暴れまくりです。
そこに登場したデンライナー、良太郎。
良太郎はデンオウベルトを手に葛藤してます。
戦えばモモたちが消え、戦わなければこの時間の人間が死ぬ。
これだけはっきり死体を映したのは初めてか?

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しかし、やらなければってことで変身です。
今回はライナーフォームです。
良太郎の意思で戦おうとすればこれしかないですわな。
しかし、鉄球を振り回す相手に剣は不利です。
やられたら「痛かった?」と聞くアルマジロはどSなんですな。

でも、それが油断を招いて鉄球を剣で打ち返してチャンスが生まれます。
モモが電車斬りいけ!と言いますが、逡巡して反撃を食らう良太郎。
モモに何やってんだ!と怒られますが、デンカメンソードを地面に置いてしまいました。
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素手でアルマジロと戦おうとしています。
これでは全然強くないのでやられっぱなしです。
モモたちは一生懸命武器を使えって叫んでますが、良太郎の心には届きません。

そこに現れる桜井。
なかなか逃げようとしないし、何かを狙ってますね。

絶体絶命の良太郎を助けたのはゼロフォームでした。
桜井には当たってませんね。これは何かの伏線か?
ゼロフォームとライナーフォームを確認して桜井はどこかへ消えました。

カイはゼロフォームが桜井を無視して良太郎を助けたことに疑問を持ってます。
自分の前提がおかしいのかと思ってるかもしれません。

ゼロフォームはアルマジロと階段で戦ってますが、こんな手すりやら障害物だらけの場所で銃を撃っても効果無いだろうに。
おまけにアルマジロは良太郎連れて走ってるので流れ弾を気にして撃てません。

良太郎は相変わらず子供の喧嘩にもならない戦いを続けています。
でも、ウルトラマンってこんな感じだったかも。
Photo_30

ゼロフォームがソードを持ってきてくれました。
良太郎に投げ渡し、デネビックバスターで追い込むも、相手はアルマジロだから効きません。
良太郎はまだ逡巡してます。
アルマジロは乱射するゼロフォームに悠然と向かってます。
何とか鉄球の鎖を切ることができました。
「今だ!」とゼロフォームが叫ぶも良太郎は正座です。
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一応立ち上がって向かっていきますが、必殺技をチャージしません。
切りつけてもアルマジロには効きません。
反対にやられてボロボロです。
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それを見たコハナがどこかに走っていきました。
デンライナーを救出に走らせたんですね。
危ないところで助かりました。

介抱される良太郎に何故必殺技を使わなかったのかと侑斗が詰め寄ります。
その怒りにモモが同調します。

「今のお前で勝てるとでも思ったのよ」
「俺たちが消えるかもしれないからか?そんな戦いできないってやつか」

良太郎は「ちょっと違うけど」と返します。

「一緒に戦うわけにはいかないと思った」とこれまでにない真剣な表情で返します。
Photo_33

「願いを言えばモモタロスたちはボクから出て行けるよね」とも。
それは最終回まで言えないお約束だと思ってたのですが、この時点で切り出すとは思いませんでした。

アルマジロはデンライナーに掴まってステーションまで無賃乗車のようだし、カイも考え続けています。

あと数回、目が離せません。

来週は予告だけでも熱い展開続出で、サブタイトルが「決意のシングルアクション」ですから、良太郎の自立があるかもしれません。

ちなみに、イマジンというのは契約者の昔話の記憶から形を構成されるのですが、イソップのマイナーなやつとか、千葉の昔話とか「どうして知ってるんだ?」というようなマニアックなのが多いです。
今回のアルマジロイマジンは「アルマジロズ・ソング」という話らしいですが、検索で引っかかったのはこのサイトです。

ボリビアの昔話です。ボリビアというとゲバラが活躍した国としか印象が無いですが。
何より音楽が大好きなアルマジロが歌を歌いたいという話のようです。
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蛙にもコオロギにもカナリアにも「アルマジロは歌えない」とバカにされ、魔法使いに「歌が歌えるように」とお願いをしにいきます。
魔法使いは「歌えるようになるけれどもそうするとお前は死ぬ」と告げます。
アルマジロは「それなら今すぐ死んでもいい!」と答えます。
魔法使いとしてはアルマジロを殺すのに忍びないので何時間もかけて話し合いをします。
最終的に魔法使いは折れ、アルマジロは楽器にされて歌い手に与えられました。
そして、蛙やコオロギ、カナリヤの前で素晴らしい音楽をかき鳴らし、アルマジロは歌うことを覚えたのです。
それはその地で一番の歌声でした。
しかし、彼は芸術のために命を落としてしまったのです。
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という話のようです。
アルマジロの楽器というとチャランゴでしょうか。

参考:
塵も積もれば… 「南米を音楽で巡り、スペインを食す」


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