【特撮】電王第47話 俺の強さにお前が笑ろた!
食堂車はすっかり正月仕様で福笑いなんぞしてます。
今や、やってる家のほうが少ないだろう。
キャラクターものとか作れば福笑いの復権もあるのかな。
福笑いはもちろんコタツでやるもんだから、畳やコタツまで搬入してます。
そこへオーナーが羽織袴でやってきました。
みんな揃って「明けましておめでとうございます」です。
オーナーが「また随分正月してますねえ。と言ってますが、そりゃコタツでおせち食ってんだから言われるわな。
良太郎も徹底してるし。まあ、別れの予感があるもんだから、やるならとことんなんでしょう。
オーナーが「皆さんにお年玉を…」と言いかけて盛り上がる面々ですが、「が、それどころではなく」と羽織袴を脱ぎ捨て、駅長よりチャーハン対決の申し出があったのでターミナルへ直行と告げます。
これを逃すとしばらく駅長に会うチャンスが無くなりそうだから、という話ですが、いよいよ終末へ向かってるってことでしょう。
今回のOPはキンVer.です。主役だからね。
オーナーが駅長室に入ると駅長のテーブルには既にチャーハンが。
チャーハン対決スタートです。
オーナーは今回二刀流です。前回駅長が二刀流だったから必死でマスターしたんでしょう。
取り出したスプーンを例の叩いて浮かせる取り方でキャッチしてチャーハンを掬い、余裕を見せます。
このスプーンを叩いて浮かせるのは特撮かCGでやってますが、実際にできると思うので、やろうと思う人はレッツチャレンジ!
それを見た駅長は目隠しをして二刀流です。
どうやら今回はオーナーの負けのようですね。
食堂車ではウラがオーナーの言葉の意味を考えてます。
ステーションは分岐点の監視をしているところですから、そこに来て、この後しばらく来る予定がないってことは、未来が決まろうとしているってことです。
モモはくだらねえこと言うなと言ってますが、言霊みたいなもので、心の底では言ってしまうのを恐れてるのかな。
「大人しく雑煮のだし汁にでもなってろ」ってのは数話前に疑惑があった話ですか(笑)
「先輩の頭だってこの鏡餅以上にただの飾りだよね」と対抗心を燃やしますが、その鏡餅はリュウの頭にくっついてたものです。
リュウはお子ちゃまだから、そんなことしてもOKなのです。
そうなればいつもの喧嘩が始まりますが、コハナのパンチで双方ダウンです。これも風物詩みたいになりました。
「キミたちもちょっとは落ち着いてさ」と似合わない標準語を喋るのはキンです。
「今年の抱負でも決めたらどうや?」と書初めを持ち出します。
けっこう字が上手いんだよな。
「笑うで」と書いてありますが、新しい強さの境地なんだそうです。
「泣けるで」の次がこれですか。
皆も書けと半紙を配りますが、リュウは予想通りモモの顔に落書きをします。
また乱闘が始まりますが、騒ぎはコタツから離れていきました。
それを見越してキンが良太郎のところにやってきます。
良太郎は「抱負っていうほどたいしたものは無いかな」と言いますが、「良太郎がこうなったらええなと思うことを書いたらええんや」「ま、お前の望みを言えっちゅうやっちゃな」と返すキン。
そう言われて気が楽になったか表情が緩む良太郎。
待て待て、イマジンに望みを言って叶えたら契約完了で実体化するんじゃないのか?
「ボクはただ…今年もモモタロスたちと一緒に戦っていければいいかな」ってモモタロス「たち」では足りないよ。「全員」って言わなきゃ。
結局「まかせとき」とキンが言ったことで望みは受理されてしまいました。
ウラは気づいたようです。
一方、お姉さんは神社で初詣。太鼓なんか叩いてます。
そこに走ってくる尾崎と三浦。いつものコンビです。
相変わらず愛里さんにアプローチをかけようとして邪魔するというのを繰り返してます。
これが一番楽しいんだろうな。終わらぬ宴というやつです。
そこに来た羽織袴の良太郎ですが、いきなりコケました。
なんと雪駄の鼻緒が両方とも切れてます。不運も相変わらずのようです。
4人でお参りしながら姉さんを見る良太郎。
その脳裏にあるのは食堂車で真実を語った「消えた」姉さんのことでした。
未来が守られたとき、愛理は復活するので、思いを新たにしたのでしょう。
その頃、カイは改めて良太郎と愛理を消すことを心に刻んだようです。
アルビノレオイマジンの介護が無くなったので、桜井の居場所を示す手帳も破り捨ててしまうぐらい制御が効かなくなってますが。
過去へ行くなら早く飛ばせとモールイマジンが煽りますが、パンチ一発で砂に返してしまいました。
「誰かの記憶が無きゃ存在することもできないくせに」とカイが言います。これがイマジンの基本原理です。
過去に飛ぶのはその人の記憶で飛ぶわけで、記憶が無ければ時間を飛ぶことも実体化することもできないのです。
だから、人の記憶「だけ」が残る過去を欲しがるのな。
愛理が買った破魔矢を自分が持つと争う二人を見て微笑む良太郎に騒がしく鳴らされる鈴の音が聞こえてきます。
ところで、当たり前といえば当たり前なんですが、神社を行き交う人々は同じ人ばかりですね。
ちょっと時代劇の殺陣を思い出しました。
斬られた人が画面外に出てからまた斬り込んできますよね?
ものすごく嬉しそうにド派手に鈴を鳴らしてたのは侑斗(デネブ憑依Ver.)でした。
「侑斗がシイタケ好きになりますよ~に」と祈るデネブ。長年の望みではありますな(笑)
「彼女をガードするために来てるんだから勝手に祈るな」とツッコミを入れる侑斗。
「じゃあ、もう一つだけ。侑斗のシイタケ嫌いが治りますよ~に」って同じじゃん!
デネブはどうしてもシイタケ食わせたいようだな。
最終回ではイマジンは消えるだろうから、そこで侑斗がシイタケ食ってくれるかな。
デネブは侑斗の体から追い出されて侑斗に責められます。
そんだけ騒ぎを起こせば良太郎も気づきます。
良太郎は侑斗の着物を「七五三みたいだね」と評します。
まあ、そう言うか「芸人みたいだね」としか言えませんが。デネブの指しがねのようです。
良太郎は愛理が分岐点の鍵であることを侑斗が必死で隠してたことに礼を言います。
「別に最初から乗り気だったわけじゃない。でも未来が消えると言われたらやるしかないだろ」とここでもツンデレぶりを発揮する侑斗。
「それに、守りたいって思ったのかも」と愛理を見ながら言う侑斗。
厳密には違うとはいえ、結婚の約束までしてるものなあ。
良太郎には愛理が消えた日の記憶はまだ戻ってないから、あの日に何があったのかまだわかってません。
そこに愛理や時間を逃げている桜井の真意があるはずです。
そんな話をしてる目の前でビルが崩れました。過去でイマジンが暴れてる証拠です。
着物を脱ぎ捨てるといつもの衣装になりました。早着替えかよ。
過去で暴れてることはわかっても、時間は過去に送った人にチケットをかざさないとわかりません。
そこにチケットが投げられて地面に刺さりました。投げたのはカイです。
どう考えても罠です。過去に行けば愛理が無防備になりますから、そこを狙おうというのでしょう。
ここは二手に分かれないといけません。
侑斗は良太郎に過去に行くように頼みます。侑斗のカードは桜井が追加した分だけですから、むやみに過去へ行けないのです。
愛理を守りたいってのもあるでしょうけどね。
良太郎は侑斗に錆び付いた懐中時計を渡します。
「過去も今も未来も守りきって、姉さんと桜井さんに思いっきり文句言ってやろうよ」と良太郎。
良太郎にも侑斗にも真実が明かされないまま戦わされてるという意識はありますからな。
過去では大量のモールイマジンが暴れてます。
それをデンライナーから見下ろし、デンカメンソードを持ちながら変身する良太郎。
イマジン単体では強くないものの、数が数十体以上ですから苦戦してます。
レバーを引いてソードをリュウガンのモードにして撃ちましたが、それで消滅するのは10体かそこら。苦戦は変わりません。
さらにやりにくいのはイマジンは時間稼ぎを狙ってるだけなので、ガチでぶつかってこようとはしてないのです。
だから電車斬りで一掃しようとしても一斉に逃げ散ってしまいます。
このままでは愛理が始末されてしまいます。
その愛理の前にもイマジンが現れましたが、間一髪で侑斗が登場です。
変身のときにチケットをかざしますが、それを不審な目で見てる愛理。
完全にそういった記憶が無いという「良太郎のイメージする」愛理だからですか。
「逃げろ!」と言われてるのに「あの…」と何か聞きたそうにしてるのは愛理らしいですが、イマジンが襲ってくればさすがに逃げます。
イマジンを迎え撃つゼロノスですが、この前から気になってるのはゼロフォームなのにデネビックバスターを使わずにゼロガッシャーで斬りつけてるんですよね。
デネビックバスターだと簡単に決着がつくからか?
食堂車にはデネブからの電話で愛理が襲われたことが知らされました。
良太郎がさっさと帰らないと愛理を守る者は一人もいません。
とはいえ、イマジンの数が多すぎてどうにもなりません。
絶体絶命のピンチ!というときに助けに入ったのはキンタロスでした。
ライナーフォームの変身ベルトを外してモモヒキ、金太郎人形といった物を渡すキンタロス。
「お前の望み、果たしたでぇ」とキンタロス。
だから、望みなんて簡単に言うもんじゃないんです。
モモヒキ→モモタロス
金太郎人形→キンタロス
マッサージ器具→リュウタロス
ということで、これと一緒に戦えば契約完了ということのようです。「全員で」でも無理だったか。
ウラタロスが何かよくわからないのですが、カメなのかウチワなのか?
無茶苦茶だよと抗議する良太郎ですが、もともとイマジンとの契約ってそんなもんです。
お前は戻れと戦いに入るキンタロス。
変身ベルトを巻いてアックスフォームに変身です。
勝手なことしやがってといきり立つモモタロス。
でも、怒るところが「俺の代わりがモモヒキかよ」ってとこなので、全然違います。
案の定「そんなのどーでもいいわよ!」とコハナに張り倒されます。
コハナはキンタロスがこんなことをした理由がわからないようですが、「ただ消えるのを待つなんてキンちゃんにはできないし」とコハナの肩に手をかけるウラタロス。
その手も消えようとしています。
もちろんモモタロスも同じです。
キンタロスは実体化したので、もうデンライナーには乗れません。
つまり、消滅することも覚悟のうえで戦いに赴いたことになります。
今までデンライナーに居られたのは良太郎に憑依してたので、パスを共有してるからだったわけで。
消滅が始まりながらも斧を振り回し敵を倒すキンタロス。
あの事件が風化してて本当に良かった。
思わず呼びかける良太郎ですが、「気にするな、オレはとっくに消えるはずやと言うたやろ」と9、10話から続く伏線の言葉を繰り返します。
「お前のおかげでここまで居れたんや」というのがずっとキンが思ってたことです。
「命だけのことやない。オレは時間も持てたんやからな」と告げるキンタロス。
イマジンは過去の記憶を無くしてしまってる(それゆえに過去を奪い取ろうとしている)けども、良太郎と出会ったことで記憶を、思い出を作ることができた。
「オレは自分より、この時間を守りたいと思うとる」と斧を振り回すキンタロス。
イマジンの時間がこの時間を乗っ取って存在が許されたとしても、この思い出を消すことになるので、それは耐え難いってことか。
立ち尽くす良太郎にデンライナーに乗れと告げるモモタロス。
「熊公は置いていく」と告げますが、これはキンタロスの思いを全て受け止めたからこそ言える言葉。
キンタロスは変身を解除してパスとベルトをデンライナーに投げました。
「戻って戦うんや!お前は強い!」と最後の挨拶をするキンタロス。
押し寄せるイマジンを止めながらですからキッツい話です。
意を決した良太郎は振り返らずに走り出しました。
扉の閉まったデンライナーからきっと迎えに来ると外を見る良太郎。
消えようとするデンライナーに向かって大きく手を振るキンタロス。今生の別れでしょうか。
デンライナーが消えた後、「ほんなら本番いこか」とキンタロス。
「俺の強さにお前が笑ろた!」という言葉に訝しげなイマジンたち。
キンも「あかん、しまらんのぉ」と苦笑い。
「俺の強さは、やっぱ泣けるでぇ!」とイマジンに突っ込むキンタロス。
週刊少年ジャンプで10週打ち切りだと「今まで御声援ありがとうございました!」って付くところでしょうか。
現在の時間ではゼロフォームも戦ってますが、数が多すぎて愛理のことはまったく考慮できない様子。
姉さんの前にはカイが現れ、体に手を突っ込みました。
そこには良太郎の消えた記憶の秘密もあるはずです。
来週はウラタロスがまさかの裏切り?ですが、ウラが良太郎に憑依してたもともとの理由を考えるとそんなにおかしくはないのかも。
電王のラストってのはいろんなパターンが主にネットで作られてますからそれを超えるという大変に高いハードルがありますが、そのために捻りすぎてる気がします。
最初からこの構想だったらたいしたもんですが。
来週一番のサプライズは「姉さんに赤ちゃんが」というセリフでしょう。何があるんでしょう?
鬼太郎のほうは間違えて削除してしまいましたorz
何とかサルベージしましたが、前半だけ。
それだけでも面白いので、是非とも後半が見たいのですが…
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