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2008年3月10日 (月曜日)

【鬼太郎】第47話 検察側の証人

前回地獄の鍵を使っちゃったんで、鬼太郎は石積みの牢獄で罰を受けてます。
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いくら鬼太郎でも辛そうですが、だからこそ罰なわけですな。
『オタスケマン』の特訓は特訓じゃありません。

しかし、よく考えたら街一個火の海にしてるんだから、もしかしたら千単位の人死にが出てるかもしれないのに、死刑でもないんだから、甘いもんです。
妖怪、ましてや幽霊族を殺すのは大変ですけど。

妖怪横丁では鬼太郎に同情的ながら仕方ないという雰囲気でみなが話しています。
そこに油すましが文書を持って走ってきました。
読んだ皆は一様にビックリしてますな。何が書いてあるんだか。

石を支えてる鬼太郎のところには五官王が来てます。
地獄の鍵の事件をのときに五官王大活躍でしたから、五官王としては鬼太郎は地獄の鍵を持つ資質があると思ってたようです。
それに対して謝罪をしようとする鬼太郎を遮る五官王。
怒ってるのかと思ったら、何か面倒なことになってるようです。
鬼太郎の上の石を壊して黒鴉に拘束させました。
地獄では手錠の代わりに蛇ですか。まあ、確実で鍵がないぶん便利だわな。

鬼太郎が連行されるのは「妖怪大裁判所」です。
地獄には「大王庁」というのがあるようです。あの世も官僚化が進んでるのか。
悪徳官僚やノーパンしゃぶしゃぶもあるのかしら?
ノーパンしゃぶしゃぶといえば、今話題の次期日銀総裁候補の武藤敏郎氏はノーパンしゃぶしゃぶで更迭された人ですね。

武藤敏郎

まあ、総裁選びの考慮対象にこれを持ち出すようなアホはいないと思いたいですが。

閻魔大王は人間世界の雑誌を見ています。
それは、妖怪の秘湯を撮影させ、多額の利益を得た、という証拠になる雑誌と写真のようです。
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閻魔大王はあんまし信じていませんが、この秘湯は七界霊泉で、人間に漏らせば大罪らしいです。
妖怪横丁で見てたのは、これの訴状か。横丁では「ありえない!」と激昂してます。
今回は可愛いほうのネコ娘か(笑)
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興奮する皆をオヤジが宥めます。
裁判官はオヤジの親友の大天狗だから、すぐに鬼太郎の無実は証明されるだろうと言ってます。
公正な裁判するだろうから、って話なんでしょうが、聞きようによったら癒着になりますな。
大天狗というと、オヤジと飲み比べをしたやつですね。

【鬼太郎】第39話 ネコ娘は可憐

どちらにしろ、飛騨の妖怪大裁判所に応援に行かないと!と砂かけが言います。
なんか司法に則った裁判というより人民裁判に近いんだろうか?
証拠や弁護人、証人とかはどうなってるんだろう?
でも、一審には間に合いません。なんせ、当日に知らせが来たんですから。
ますますもって人間の世界の裁判とは違うもののようです。

裁判所ではいきなり判決から入ってます。どんな審判したんだろう?
大天狗は鬼太郎に「千年の壷詰めの刑」に処すと判決を出します。
「壷詰めの刑」とは、毒液の詰まった壷に封じ込められるのだそうです。
毒に浸け込まれてますから、永遠に毒の苦痛を味わうのだとか。
さすがの鬼太郎でもこれは辛い。

傍聴人からは「極悪人には似合いの刑罰だ」との声があがり、鬼太郎は思わず「違う!」と反論します。
「ボクは知らない!やってない!」というやつです。
が、これが覆るのが難しいのは「それでもボクはやってない」でも明らかです。

「それでもボクはやってない」公式サイト

そんな鬼太郎に「往生際が悪いぜ」と言い放つのは天邪鬼。
横に立つ手の目も写真を取り出し、「こんだけ証拠が揃ってんだ。それにお前がバラしたせいで、百々爺先生の秘湯は人間が押し寄せて枯れちまったんだぞ!」と言います。
「先生は妖怪世界じゃ名の知れた慈善家だ。ご自分の秘湯を傷ついた仲間たちのために、無料で開放してくださっている」と手の目。
「人間どものヒーロー気取りで俺たちの心の支えを奪うなんて、妖怪の風上にも置けねえ野郎だぜ、おめぇは」と天邪鬼
百々爺ってのは妖怪界の名士で、それを汚したのが鬼太郎って話ですか。
傍聴人は「そうだそうだ!」と同意の声。興奮に包まれる中、「まあまあ、静かにしなさい」と百々爺(ももんじい)登場です。
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「信じてください」と詰め寄る鬼太郎に、「で、いくらぐらい貰ったのかね?」と聞く百々爺。何を言ってるんでしょう?
「君が地獄に逆らってまで守ったあの街の人間からだよ」という百々爺。
あの被害を受けてまだ鬼太郎にお礼をあげる人間がいるのか?

「名高いゲゲゲの鬼太郎のすることだ。多少の被害は被っても、わしゃ我慢するつもりでいた。だが、この間の地獄の鍵の件でハッキリとわかった。君が人間にのみ味方し、富と名声を得ようとする妖怪の裏切り者だということが」と、鬼太郎に向かって告げる百々爺。
富と名声の部分は確固たる証拠があるんでしょうか?

そこにネコ娘たちが駆け込んできました。
百々爺は「妖怪社会正義の名において、ゲゲゲの鬼太郎に天罰を与えてみせる!」と手を振り上げます。
立て板に水を流すように弁舌が立ちますな。
傍聴人はすっかり魅了されてます。

それを見て困り顔の五官王。五官王には困り顔がよく似合う。
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大天狗が言うには、あと2回の審議のうちに無実を証明しないと、刑確定だそうです。いちおう三審制なのか。

ネコ娘は黒鴉に何とかならないのか聞いてますが、黒鴉では何もできません。
黒鴉は裁判所の関係者なので、中立を保たなければならない決まりなのだとか。
つまりは、これは民事裁判であって刑事裁判ではないってことか?
それもおかしい気もするけど、妖怪社会では曖昧なのかもな。
どうも、警察、検察と裁判所が分離してない気がします。

とはいえ、ネコ娘にこんな顔された黒鴉がじっとしていられるわけもなく。
無意識とはいえ、一種の色仕掛けだよな、コレ。

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ねずみ男は白山坊に貰った車で件の雑誌を見ています。
ねずみ男は何かに気付いたようですが、いきなり現れたネコ娘にビックリします。
ねずみ男は、鬼太郎は甘いからいいクスリだと言ってのけました。
「無実の罪なんだろうけどよ、世の中薄汚えやつばっかだって痛感すんだろ、これで」と、言い放ちますが、鬼太郎もそれぐらい知ってるんじゃないのかな。
ねずみ男はネコ娘がここに来たのは、鬼太郎を裏切らないようにクギ刺しに来たと思ってます。ねずみ男は口八丁、手八丁ですから、裁判でどっちの判決でももぎ取れるでしょう。

そんなねずみ男に「バカァ!」と言い放って去っていくネコ娘。
いつもならねずみ男を引っ掻いて言うこと聞かせるところですが、今回はそんなこともしません。よほど余裕がないのでしょう。
走っていくネコ娘は自分を責めてます。「バカは私よ。あんな奴が力になってくれるとでも思ってたの!?」と。

それをポカーンと見送るねずみ男に百々爺が声をかけます。
すでにねずみ男は百々爺と結託することに決めていて、鬼太郎に倒された妖怪たちを証人にするための調査をしていたようです。
ねずみ男が、雑誌に載るきっかけになったカメラマンの行方を聞くと、洞穴に隠してあるのだとか。
それを聞いて思わず声を上げるねずみ男ですが、誰かに聞かれたらどうする!と百々爺が一喝します。
しっかり黒鴉が聞いてますが。この黒鴉は怖いぜ。
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第二審では、冒頭から百々爺が証人喚問を提案します。
百々爺は、妖怪の魂を呼び出す秘石を使って鬼太郎に倒された妖怪たちに証言させました。

枕返し「ちょっとばかし人間の子供をいたぶっただけで、オレ様を倒しやがった。人間びいきも度が過ぎらあ」

そんな枕返しが実際に何をしたかというと、コレ。
(以下、エピソード紹介リンク先は東映アニメーション「ゲゲゲの鬼太郎」公式サイトより)

第24話 『夢の中の決闘! 枕返し』

子供にはともかく、それを防ごうとした鬼太郎を本気で殺しにかかってるんだから、倒されるのも道理だと思うのだけど。

オヤジたちは逆恨みだと裁判長に訴えますが、枕返したちは「やられちまったら恨みたくもなるさ」と、逆ギレのようなことを言い出します。
おどろおどろは「死人に口無し」だと言いますが、お前ら喋ってるじゃん。
でも、妖怪世界では鬼太郎のやってることに不満を持つ妖怪もそれなりにいるので、傍聴席ではすっかり鬼太郎有罪説です。

百々爺が鬼太郎を弁護する妖怪は?と聞き、ネコ娘が思い出したように「みんなはどうしたの?」と砂かけに聞きますが、誰も来てないのだそうです。
弁護する妖怪は横丁の妖怪たちだろうから、何かが起こってるに違いありません。

横丁では、かわうそたちが横丁から出られないと困っています。
街灯のつるべ火が全部いなくなってるので、外に出られないらしい。
あれが居ないと結界から出る道しるべが無いってことか。
そのつるべ火は、天邪鬼と手の目が全部捕獲してました。
弁護側の証人は誰も居なかったので、二審判決はさらに罪状が追加されて「千五百年の壷詰めの刑」になりました。
壷で毒を煮詰める作業にも余念がありません。

座敷童子が居るけど、鬼太郎に救われたとまでは思ってないのか…
座敷童子が登場したのはこの回。

第7話 『燃えろ! 目玉おやじ』

判決からすれば鬼太郎は大罪人ですから、リモコン下駄やちゃんちゃんこを奪っておいたほうがいいと百々爺が提案します。話の流れをつかむのが上手いな。
大天狗も反論できませんから、困った顔ながらカラス天狗を呼んで鬼太郎を裸にし、上からボロ布を被せます。
ネコ娘はモロに見ましたかな?
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このままでは百々爺の思惑通りになると思った鬼太郎は保護色を使って逃げようとしました。こんなことできたんだ。
しかし、百々爺は鼻がよく利くので、鼻毛針を鬼太郎の背中に撃ち込み捕獲させました。
鼻毛はあんまし美しくないなあ。
この件により、鬼太郎の印象は最悪になりました。
第三審は明日正午、判決後に即刻刑を処する、と決まります。
鬼太郎に逃げ場は無くなりました。

刑が執行されたら1500年は鬼太郎が居ないので、変わって百々爺が妖怪社会のご意見番になります。
百々爺はこれが狙いだったのです。しかし、百々爺が鬼太郎に次ぐナンバー2だという妖怪社会の共通認識はあるのか?
ねずみ男には第三審での弁論を頼みます。成功報酬はざっと一千万ってとこかな?
妖怪は銀行が無いから現ナマで持ってるのね。
もちろんねずみ男は二つ返事で引き受けます。

第三審では、鬼太郎は毒の入った壷の上から吊るされてます。
即刻って、ここまで即刻なのかよ!
しかし、昨日と違って服を着てるなあ。
服まで取る意味は無かったんだけど、保護色で逃げる、ということにしないといけなかったからですか。
そこまでくると、ご都合主義ですらないけども(笑)

弁護側にいるのは砂かけとネコ娘だけですが、鬼太郎が気になって、百々爺の弁論など聞いちゃあいません。
が、百々爺が求刑した「壷詰め二千年」を聞けばさすがに驚きます。
ネコ娘は顔を覆ってしまって絶望の表情です。
二千年となると、ぬらりひょんのときより重くないか?
で、さっきから鬼太郎が壷の上で上下してるなと思ってたのですが、証言の重さで毒壷に近づいていくんだそうです。
つまりは、毒壷に入ったときが刑の始まりになります。
そこまで即刻を求めるのか…
鬼太郎の足が少し触れちゃって慌てて足を上げたりしてますが、要はそこまで追い詰められてるわけですか。
そういえば、似たようなシステムのゲームを見たことがあります。
「THE 裁判」というPS2で2000円で売ってるのですが、ゲーム中の裁判は陪審員制で、検察側、弁護側の弁論によって、陪審員が右に行ったり左に行ったり、ビジュアル的にわかりやすいシステムでした。

目玉のオヤジが鬼太郎の頭によじ登って座り込みます。
「ワシはお前を信じる。もしこのままお前が毒壷に入るというなら、ワシも入るわい。二千年も一人じゃ退屈するじゃろうからなあ」と麗しの親子愛ですが、これは情に訴えるパフォーマンスです。
ますます人民裁判っぽいな。

百々爺はトドメとばかりに最後の証人を喚問します。
もちろんねずみ男ですが、今回は「ビビビのねずみ男」とちゃんとフルネームでのテロップ入りです。
決定的な証言であります!と秘石を持ち出し、妖怪の魂を召還しました。

まずは、百々目鬼(どどめき)。
出てきたのはぬらりひょん初登場のときです。

第8話 『宿敵! ぬらりひょん』

このエピソードを知ってる人は、ここで「アレッ?」と思ったかもしれません。

百々目鬼が「私は、ゲゲゲの鬼太郎に倒された」と証言すると、一気に鬼太郎が下がって毒壷に足が入ります。
証言の重さって真意とは関係なく、何か機械的なキーワードで動くのか?

他に召還されたのは、がしゃどくろに雪女です。

がしゃどくろは、第2話に出てきた妖怪、雪女は第7話です。

第2話 『ビビビ!! ねずみ男!』

第7話 『燃えろ! 目玉おやじ』

この三人?が出てくれば、「ああ」とオチは読めるでしょう。
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百々目鬼は女子高生のひとみの姿になってるし。
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百々目鬼「ゲゲゲの鬼太郎に倒されて、恨んでる妖怪はいます。でも、そんな妖怪が全てではありません。むしろ、感謝している者だっています。これ以上、罪を重ねずに済んだことを…」
がしゃどくろ「体を砕かれたおかげで、むしろよく眠れる。それに、人間を叱って祠を建ててくれた」
百々目鬼「そういう人です、鬼太郎さんは」

とまあ、百々爺の最終兵器のはずが鬼太郎の起死回生の秘密兵器になってます。
鬼太郎が少し上昇しました。ほんとにわかりやすい(笑)

百々爺がねずみ男に食って掛かりますが、ねずみ男は決定的なのはこれからだ、と説得します。
人間のカメラマンとグルになり、秘湯をバラした張本人を知っていると宣誓するねずみ男。
おお、なるほど、そういうことか。
それは百々爺だと指を突きつけました。
怒る百々爺に札束を投げつけ、「さあ、これからが本番だ。お前に言われたとおり、決定的な一言を突きつけてやるんだよ!ま、もっとも、相手はお前だけどな。あ、ちなみに、オレを買収しようとしたその札束が証拠物件の第一号ね」と啖呵を切るねずみ男、すげえカッコいい。

こっからはねずみ男の独壇場です。
そもそもの事件が百々爺の自作自演であり、鬼太郎は妖怪にも人間にも公平であることを立証すると言うのです。
ねずみ男は最初から鬼太郎のために弁護することを心に決め、そのために百々爺と接触してたのかな。
証拠を見せろ!と憤る百々爺に慌てずに待てと時計を見るねずみ男。
なんちゃってG-SHOCKみたいな時計だな。
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横丁では天邪鬼と手の目がぬりかべ夫妻に叩きのめされました。
アマビエが思いついたらしいですが、「火を隠すにはここだよ」と突き止めた潜伏先は、お歯黒べったりの銭湯です。
火を隠すんだったら洞窟にでもいればいいんだろうけど、横町内でないといけないから、大量の火が扱える場所として必然的にここに限定されるわけか。
つるべ火復活で、横丁の外にも出られます。
こっそり逃げようとした天邪鬼と手の目はつるべ落としに潰されました。
つるべ落としが活躍するなんてな。ゲゲゲスナックの産みの親だけのことはあるってことか(関係ない)

法廷ではねずみ男の携帯に電話がかかってきます。
「あ、クロちゃん?」ってことは黒鴉か。アイツも携帯持ってるのか!?
クロちゃんからの連絡は、人間のカメラマン確保した、というものでした。
「これがその映像です!」と携帯を突きつけます。
ちょwwwww写メまで使うのかwwwww
で、これは誰が撮ってるんだ?
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しかし、証拠写真には鬼太郎が写っていました。
そのトリックを電話で聞いたねずみ男は「鬼太郎ハナモ、ハナマンマン!」と叫びます。
すると百々爺の鼻からデカい鼻ちょうちんが出てきて、悪い顔の鬼太郎になりました。
つまりは、百々爺の得意技、鼻モンモンという幻術で作られたニセモノというわけです。
タイミング良く横丁のみんなも駆けつけ、天邪鬼と手の目を共犯者として突き出しました。
もちろん、天邪鬼と手の目にガッチガチの忠誠心なんぞありませんから、全部百々爺の仕業だってことは自白済みです。

全てがバレて、すっかり悪の本性を現した百々爺に傍聴席はドン引きです。
大天狗も即刻百々爺の裁判を始めると宣告しますが、百々爺は鼻毛針で抵抗します。
大天狗はすかさず鬼太郎に下駄とちゃんちゃんこを投げました。
武器を得て自由になった鬼太郎が百々爺に襲い掛かりますが、百々爺は、鼻モンモンで自分の分身を作って逃げようとします。
が、鬼太郎には髪の毛針があります。一瞬で全部のダミーを壊されました。
追い討ちをかけようとする鬼太郎ですが、投げられた百々爺は受身を取ってバックダッシュ、鬼太郎の背後を取りました。
後ろから杖で首を絞めながら「なんでなんでお前だけがそんなに皆から持てはやされるんだ。許せねえ」と叫ぶ百々爺。
ああ、権力欲と嫉妬なのか。寂しい妖怪だなあ。

どこからともなく飛んできた短刀が百々爺の手を切り、怯んだ隙に鬼太郎が百々爺を振りほどいて体内電気で攻めます。
このシーズンの鬼太郎は体内電気を必殺技みたいに多用するな。

短刀の飛んできた先に鬼太郎が見たのはぬらりひょんでした。
「今日だけは塩をくれてやる。鬼太郎を二千年も殺せなくなるなんて、冗談じゃないからな」と。
こういうヤツはたいてい成功しません。
必要ならば、敵の靴の裏も舐め、水に落ちた犬を叩く人が世界征服に成功するのです。

そういや、判決を忘れてました。
どうでもいいような気はしますが、決まりは決まりです。
最初の訴状は事実無根、人間に偏った姿勢というのも覆されたので、無罪です。
無罪を勝ち取った鬼太郎に駆け寄るネコ娘と砂かけ。
ビジュアル的にはろくろさんがいいんですが、彼女には鷲尾さんがいるからダメなんでしょう。これはこれで、両手に花ではあるんですが。
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無罪判決を出せて、大天狗もホッと一息です。
鬼太郎に寄り添ってるネコ娘に「すげぇだろ、オレの口八丁手八丁」と胸を張るねずみ男。
確かに、こんな裁判だとねずみ男は無敵だ。

そんなねずみ男にバカって顔を赤らめて言うネコ娘萌え~!!!

ねずみ男も照れ隠しにわざとツンになったりしてて微笑ましいですね。

さて、霊泉に関しては無罪だった鬼太郎ですが、地獄の鍵の罰はまだ終わってません。
あと一週間石積みの刑があります。
が、前と違うのは、一緒に黒鴉もいることです。勝手に動きましたからな。
「何事も仲間が居たほうが楽ですよ」と笑いながら過ごせるぐらいには楽な刑になりましたが。

ねずみ男や黒鴉の漢ぶりは並大抵ではないな。
「今までのねずみ男と違う!」って人も多いんでしょうが、昔と同じものでは水木先生はOK出さないみたいですしね。
今までの総集編みたいな感じで、声優も異様に多いですが、マイクは4本、一本は高齢の田の中勇(目玉のオヤジ)専用、一本は主に高山みなみ(鬼太郎)ってんだから、やりくり大変だったろうな。

百々爺は西村知道です。物凄いベテランなので、どこかで声を聞いたことはあるでしょう。
わたしは「もやしもん」の樹慶蔵が印象深いです。

次回は作画崩壊の回です(笑)
いや、崩壊とは違うのかもしれないけど、21世紀のキャラデザだった鬼太郎が80年代のアニメみたいになってます。たとえば「ど根性ガエル」とか?
脚本そのものは怪獣映画というか、鉄人28号みたいなやつで最高ですが。


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コメント

>しかし、よく考えたら街一個火の海にしてるんだから、もしかしたら千単位の人死にが出てるかもしれないのに、死刑でもないんだから、甘いもんです。<

いや・・・あのままゴーゴンの瘴気珠を町に落とされて人間同士で殺しあうことに比べりゃ、相当マシでしょ?

そりゃ夜の街とはいえ、獄炎乱舞を暴走させたから何百人か死んだろうけど、町全体で愛し合う者(親子・兄弟・恋人)同士で殺しあうことに比べたらあんなの小さいと思いますけどね。

それより納得いかないのが妖怪大裁判。あんなの閻魔さまなら鬼太郎がほんとうに悪いかどうか閻魔帳見ればすぐにわかるのにさー。

それか浄玻璃の鏡(地獄を守護する閻魔が亡者の裁判で亡者の善悪の見極めに使用する水晶製の鏡)に鬼太郎映せばいいだけの話じゃないかな?鬼太郎は霊毛ちゃんちゃんこを着ているから、ご先祖様の霊が守ってくれるので地獄に行けるから、そこで鏡に姿を映せばいいだけのことなのになんでやらないの?

とまあ、この回はいろいろと不満が残った話でしたね。確かに過去のシリーズで妖怪大裁判やっているから、5期でもやろうということになったんでしょうけど。味付け悪すぎ。例えていうならラーメンの味が薄いんで醤油入れようとしたけど、沢山入れすぎてかえってまずくなったようなもんですね。(中学生のころ、頼んでもいないのに父がこれで人のラーメンダメにしたことがあります。もちろん許していません。食い物の恨みは恐ろしいんですよ・・・?)

ということで鬼太郎は大難を小難にしたんであって、地獄の罰とかもあの程度で済んでホッとしましたね。

あとねずみ男もバカじゃないから、嘘ついたら偽証罪に問われるってわかってたんじゃないでしょうかね?鬼太郎に「ありがとう」って言われたときに顔赤らめてそっぽ向いていたけど、実際には心の中で『二千年も会えなくなるなんて寂しいから助けたなんて・・・言えるかよ!』とか
呟いていたりして。

札束をあのクソジジイにたたきつけた時は本当にビックリしましたね。こんなにビックリしたのは42話の女子高生(ブレザーではなくセーラー服を着ている)バージョンのねずみ男以来でした。

個人的には不満5割。満足度5割で半々でしたね。もう終わってしまいましたが、ねずみ男は必ずしも悪ではなかったので毎回視聴するのが楽しみでした。

投稿: 通りすがりの名無しさん | 2009年6月21日 (日曜日) 20:53

>通りすがりの名無しさん

私はどんな理由であろうが同じ殺人という見方をしがちですから、被害の多寡で見ますが、大きな災厄から救ったと見るのが正しいですね。

裁判の進行に関しては、法廷闘争がみせたかったのだろうとは思いますが、言われてみれば地獄はその方面にかけては万能の能力を持ってましたね。
それをやっちゃうとあっという間に終わっちゃいますが、過去の鬼太郎ではどんな方法を使っていたのか気になります。

鬼太郎が打ち切られたことには納得がいってませんが、なにやら水面下で動きがあるような無いような…なのでいいほうに期待して待っています。

投稿: ヴィー | 2009年6月21日 (日曜日) 23:52

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