【アニメ】鬼太郎第58話 旧校舎と失恋と私
ここんとこ体調が良くなかったので、とても書く気になれず。
扁桃腺が腫れたりしてたしな。
大地、未来ちゃん、駿の三人の小学生は、大地の掃除サボりのとぱっちりで旧校舎を掃除することになりました。
三人の名前はアニメ関係者から取ったのかと思ったんですが、大地丙太郎、宮崎駿はともかく、未来が思いつきませんでした。
全然関係ないんだろうな。駿は「シュン」だし。
なんだか、NHKにでも出てきそうな三人組です。
そんな三人が見たのは、床を何かが這いずった跡でした。
「変な雑巾のかけかただなあ」ってのはちょっと違うんじゃねえの?と思ってたんですが、これが正解でした。
大地は何かがいるんだと目をギラギラさせてますが、駿はお化けかもと既に逃げ腰。
大地はそんな駿を笑いながら、誰かが雑巾をかけたんだよと言い出します。
旧校舎でのたくったように雑巾かける人間がいるとしたら、そっちのほうが恐怖だぞ。
大地が床に落ちてた雑巾を拾ったら、「ギュギュギュギュ」と鳴き出しました。
びっくりして放り投げたらUターンして大地の顔にへばりつきます。
ちょっとゴキブリみたいだな。
未来ちゃんも一緒になって引っぺがそうとしますが、なかなか剥がれません。
駿はそれは妖怪だと実に妥当な判断を下しました。メガネは頭良いな。
そんなメガネが引きがはすためにとった行動は、「バケツの水をかける」です。ワイルドだ。
効果はてきめん、生きた雑巾はうずたかく積まれた机に消えていきました。
よく考えたら、こんないつ崩れるかわからんもののそばで掃除をさせる先生の管理責任問われそうだぞ。
ようやく引きがはせたものの、正体はわかりません。
未来ちゃんは「珍獣よ、きっと」と言ってますが、どんな珍獣だ。
その言葉に大地は「捕まえるぞ!」と嬉しそう。
駿は気が進みませんが、ドアを閉めろと言われたらおとなしく従うあたり、やはりメガネ君の典型です。
その頃、妖怪横丁、長屋の前では砂かけとお歯黒が立ち話をしてますが、内容は、砂かけの「砂かけご飯、これがまた美味しいんじゃ」という言葉からしても、一般人は聞かないほうがいいんでしょう。
そこをろくろさんが出かけていきますが、おめかししています。
砂かけの「デートかい?」という言葉にも嬉しそう。
長屋の前の用水路に入ってた傘化けが飛び出してきて、ろくろさんに水を飛ばします。
その水でろくろさんのアイシャドウやらルージュやらが流れて台無しです。
三時間もかけたのに~と泣くろくろさんですが、水でそこまで流れる化粧って考え直したほうがいいと思うぞ。
泣いて走っていくろくろさんに「人間と付き合っても捨てられるんだ」と声をかける傘化け。
何かトラウマでもあるのかな。
そんな傘化けをねこ娘のラケットが叩きました。
今日はテニスですか。
ねこ娘が「私と付き合って」と言うので、何をするのかと思ったら「降水確率50%だっていうから」だそうで、レインコートは持ってたはずだけど、傘は持ってないのだろうか?
いや、多分今日はテニス道具とかで重いから、自分で歩いてくる傘が欲しかったんだろう。
ねこ娘は傘化けがろくろさんに意地悪するのは、ろくろさんに気があるからだ、と一人で盛り上がってますが、傘化けはクールに否定します。
どうも、妖怪と人間が仲良くするのに抵抗があるようです。
旧校舎では、まださっきの妖怪を探してます。
ようやく見つけましたが、飛び出してきた妖怪はすっかり怯えてます。
捕まえようと飛びついてきた大地たちから逃げ、一人出遅れた駿の顔に張り付きました。
駿は、これはやっぱ妖怪だとドアを開けて逃げ出します。
妖怪もドアが開いたのを見て続けて外へ。
大地は「逃がすかぁー!」と勢い込んで外に走り出し、未来ちゃんも「私たちのペットにするのよ!」と指差してます。
因習深き村の山狩りみたいな雰囲気でなんか怖いです。
ねこ娘ですが、どうやら大地たちの小学校でテニスのコーチをしているようです。
そんな特技もあったんですね。
休憩に入ってタオルを取ろうとすると、首筋にタオルらしきものがあてられました。
お礼を言おうとして振り向くと、「待って」と大地たちが走ってきます。
「それ新種の雑巾だよ」と。
ねこ娘の手の中でもがいてますが、ねこ娘の見立てでは、古い雑巾に魂が宿った付喪神です。
駿は非常に怯えて、「妖怪って人間の足の皮を食べたり、髪を切って回ったりするんだよね?」とねこ娘に聞いてますが、足の皮を食べるのはあまめはぎ、髪を切ったのは黒鬼髪です。
ちょっとマニアックかな。
あまめはぎのエピソードは
黒鬼髪のエピソードは
「安心して。この子は悪い妖怪じゃないと思うわ」とやんわりと否定してあげるねこ娘。
やたらと怖がらせても意味ないしな。
雑巾もねこ娘に完全になついてるし。
未来ちゃんは初めて妖怪を見たけど、意外に可愛いとか言い出すし、大地は飼ってやる。名前は「ギュギュ」だ。と非常に前向きです。
それを聞いてた傘化けが「妖怪を飼うだって?」と思わず振り返りますが、悟られる前にただの傘に戻りました。
ごまかすためにねこ娘は「暑いわね~」と言いつつ開き、その上でギュギュを走らせてます。
こんな芸もできるのか。
傘化けは妖怪をペットみたいに扱うのが気に食わないようですが、ねこ娘は危険は無さそうだからいいだろうと思ってます。
大地たちとギュギュとの交流が始まりました。
旧校舎の廊下のモップがけ競争です。
ギュギュは雑巾の付喪神だから、走れば床が綺麗になるし、雑巾として人間と接するのが一番嬉しいんですよね。
前回の鵺の話で、鍋の付喪神と人間が仲良くやってましたが、これへの伏線だったのか。
次の日は雨が降りました。そんな日まで掃除には来ません。
窓際でギュギュが寂しそうに新校舎を見ています。
餌もいらないし、ある意味理想のペットなのかな。
気になってる傘化けは今日も学校に来ています。
雨の旧校舎の壁に寄りかかりながら、傘化けの意識は過去に飛びます。
その昔、雨に降られて困ってた舞妓さんの傘になってあげたことがあったのです。
「そのうちにわかるさ。別れが待っていることが」とギュギュに言い聞かせる傘化け。
この舞妓さん、相当変わった性格らしく、傘化けを見ても驚かず、一緒に神社に行ったりなんかしてます。
いわゆるデートですな。
意思を持った傘は通常では考えられない芸も可能にしますから、舞妓さんは傘化けを肌身離さず持つようになります。
今の鷲尾とろくろさんみたいだな。
ところが、舞妓さんは引退したらあっさり洋傘に乗り換え、傘化けは捨てられてしまったのです。
これが傘化けのトラウマになってるのか。
次の日は綺麗に晴れ、大地たちはモップを持って旧校舎に突入です。
先生も罰のはずが変だぞ?と思ってるんじゃないでしょうか?
大地たちが教室に入ったら、ギュギュが顔に飛びついてきました。犬のような可愛さだな。
大地は黒板に何かが書かれているのを発見します。
ギュギュを汚せば汚すほど大きくなるんだそうです。
最後の署名みたいなを見ると、傘化けが書いたようです。何か裏がありますね。
未来ちゃんは汚いのは嫌だし、これくらいが一番可愛いよと子犬を飼いだしたときに言いがちなことを行ってますが、駿は大きくなって上に乗って空が飛べたら楽しいだろうなと夢想します。
大地は巨大になったギュギュに座って街を歩いたら楽しそうだなと。観光地の象のイメージですか。
「大きくなったら言葉を喋るかも」という駿の言葉に触発された未来ちゃんは教室に「掃除しよーよ」とやってくるギュギュを想像して嬉しそうです。
お前ら、妖怪が人の目に触れたらどうなるのか想像できんのか?
ともかく、ギュギュを汚すことに決まりました。
旧校舎の床も天井も窓もピカピカです。
ギュギュはそれを喜んでるから虐待じゃないんだよな。
旧校舎で風呂敷ぐらいまで大きくなりました。
次は体育館です。学校ってのは汚いところに事欠かないからな。
仲良くしてる様子を見て満足そうなねこ娘ですが、コッソリ見ている傘化けが気になります。
横丁に帰って鬼太郎に相談してみると、オヤジが何事かを考えています。
が、心配する必要はないだろうとのこと。
グレムリンみたいに扱いを間違えると大変なのかな。
体育館では大地たちがギュギュと一緒に掃除をしています。
なんで大地たちまで掃除してるのかわかりませんが、一緒にやることに意味があるのでしょうか?
もうギュギュはぬりかべ並の大きさです。
次の日に旧校舎に行くと、白い竜のような妖怪が出てきました。
妖怪「白うねり」です。
白うねりは「画図百器徒然袋」という画集に出てくるようです。
境港の水木ロードにも銅像があるみたいです。
実家の母は「千と千尋~」みたいとか言ってましたが(笑)
白うねりがギュギュだってことはすぐわかりますから、大地たちは乗ってみます。
白うねりは、三人を乗せて廊下を宙に浮きながら飛んでみせます。
夢がかなったと大喜びの三人ですが、外に出ようとするので慌てて止めに入りました。
大きすぎて目立つので、旧校舎で飼うのは無理だという判断になります。
大地は言います。「人目につかないところで静かに暮らしたほうが幸せだろ」と。
駿が大きくなって飼えなくなったから捨てちゃうってこと?ともっともな疑問を口にします。
そういう論理で犬や猫に限らずというか、もっと大きなピラルクとか捨てられるからなあ。
未来ちゃんは会いにいける場所で済むのか心配してますが、大地は大きさの限界がわからないので、そんなことはわからないと言い出します。
ますます手におえなくなったペットを持った人の言葉だな。
三人は白うねりをリヤカーに乗せて学校外へ運び出しました。
その後を追った傘化けは、「やっぱりこうなったか。でも、早いほうがいいんだよ」と達観してます。
お前がいらんことしなければ何も起こらなかったのでは?
三人が白うねりを運んだ先は、廃墟になった工場跡でした。
ここなら人が近付くこともなく、白うねりの好きな汚れはいっぱいです。
ごめんね、とか言いながらも一人で大人しく暮らすんだとか勝手なことを言うのは小学生だから、なのかなあ。
実際にペットを捨てる人も言ってそうだから小学生限定ではなさそうだけど。
白うねりは外に出られて嬉しそうです。
涙ぐむ三人ですが、「みんないっせいに走るんだ。走り出したら絶対に振り向くなよ。振り向いたらいつまでもギュギュと別れられなくなるからな」と逃げ出しました。
野生動物を自然に帰す場合には妥当な言葉なんだけどな…
ちなみに、最近は野鳥が怪我して落ちてても、拾って手当てしないように指導されているようです。
当たり前ですが、逃げていく三人を見て白うねりは嘆きます。
その姿を見て、「だから人間と仲良くするのは反対だったんだ」と呟く傘化けですが、お前の個人的なトラウマを他人に押し付けないで欲しいと思う。
嘆く白うねりが吐き出す息を浴びた建物や樹木にはビッシリとカビがつきました。
えらい特殊能力もあったもんです。
三人を追いかけようとした白うねりを傘化けが止めました。
「お前に行くところなんか、ありゃしないんだ」と言いますが、白うねりの息を浴びて全身カビだらけになってしまいます。
白うねりを止められるのは鬼太郎だけですね。
白うねりは、飛びながらそこらじゅうに息を吹きつけてるもんだから、鉄塔とか建物がカビだらけになります。
綺麗に洗浄しないと腐食の元です。カビは怖いんですよ。
一反もめんに乗って鬼太郎たちが登場ですが、オヤジによると急激に成長したせいで、力が暴走してるんだそうです。
市街地に入られたら被害は甚大になるので、一反もめんを目の前でふら付かせて食いつくように仕向けます。
さっきから気になってるのが、オヤジの声が変。
田の中勇さんの調子が良くなかったのでしょうか?
「このまま誘導するんだ」とか口調も変だし。いつもなら「このまま誘導するんじゃ」でしょう。
脚本がそうなのかもしれませんが。
うまく誘導できましたが、息を浴びた一反もめんの体の自由がきかなくなりました。
このままではダメだと思った鬼太郎は、皆の退避を一反もめんにまかせて、自分は白うねりに飛び移ります。
首筋につかまってますな。なるほど「千と千尋~」っぽいってのはこれのことか。
鬼太郎も息を浴びてカビだらけになってるので、自由がきかなくて苦労してるようです。
一大空中戦の回なわけで、なかなかのカットです。
学校まで帰りついたものの、気落ちしていた大地たちに、白うねりの声が聞こえてきました。
ついに白うねりは学校に帰ってきたのです。
首筋に掴まってる鬼太郎が、三人に逃げると叫びますが、大地たちは「悪い事はしないよ」と取り合いません。
が、白うねりは急に苦しみだしたと思ったら、「ニ…ゲ…テ」と言葉を発しました。
汚れがたまりすぎて自我が保てなくなってるんだそうな。暴走ですね。
オヤジが「暴走しちゃうぞ」と。
今回の台詞書いた奴出て来い。
さっき以上に息を吹き付けて、全てのものをカビだらけにしていきます。
それを見て涙しながら謝る三人に「バカ野郎!」の言葉が飛びます。
傘化けです。お前たちが育てたんだから、元に戻す方法だってあるだろうと。
うーむ。自分で原因を作っておきながら、元凶はお前らだって責任転嫁してるよな、これ。
三人は、汚したら大きくなったんだから、綺麗にしたら小さくなるんじゃ?と思いつきます。
しかし、大地はあんな大きいものはバケツに入らないと問題点を指摘しました。
未来ちゃんは頭がいいので、プールに気づきます。
そこで、鬼太郎が白うねりをプールに突っ込み、一反もめんと鬼太郎の合わせ技、スクリューキックの応用で、傘化けに強烈な回転力を与えてプールに放り込みます。
「一反もめん急旋回ダイヴ」というそうです。
プールに飛び込んだ傘化けは「妖怪大洗濯機」と言ってました。
回転する傘化けによって生まれた強烈な回転流に、「ねこ娘特製の洗剤」をぶち込んで、巨大な洗濯機の完成です。
みるみるプールの水が黒くなり、鬼太郎のカビも取れ、「父さんも真っ白になりましたね」ということで。
考えたら、コーヒー牛乳風呂とか入った後どうしてるんだろう?
ちゃんちゃんことか、何年ぶりの洗濯だろう?とか疑問は膨らみます。
すっかり小さくなったギュギュは、三人に飛びつきます。
そんな三人に「今度捨てたら承知しないからな」と叫んでいた傘化けは、一反もめんに回収されて「何よ、偉そうに言ってるの。もともとは傘化けが原因でしょ?」とねこ娘に説教食らいました。
うん、誰が見ても責任転嫁だったよな。
鬼太郎もギュギュを回収せずに帰りました。
グレムリンと違って汚さなければ大騒ぎにはならないしな。
今回の騒動で絶対に汚す事はないだろうし。
大地の声が広橋涼(「バンブーブレード」の珠姫とか「CLANNAD」の藤林杏とか)だったり、駿の声が鈴木真仁(「スレイヤーズ」のアメリアしか知らない)だったりするので、声優さんって凄いなあと思いました。
次回はパソコンに録画できてないのですが、まあ何とかなるはずです。
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