【アニメ】鬼太郎第59話 新たなる陰謀の予感
パソコンで録画するのを忘れていましたが、HDDレコーダーが録画しておいてくれてました。
時々外れますが、番組単位の録画になってるのに助けられました。
それをDVD-Rに焼いたのですが、私のパソコンはDVD-Rを読み込みません。
なので、パソコンにDVDプレイヤーを繋いで再生しました。
一時停止でキャプチャーしたら画面に表示出るから止められないし面倒だ。
今回登場する妖怪、グレムリンの説明から始まります。
グレムリンが20世紀になって出てきたような現代の妖怪ですが、今回のは1984年の映画「グレムリン」に基づくもので、さらに新しいですな。
グレムリンにイタズラされないために飴を用意するというのはヨーロッパの習慣ですが、見た目は完全にハリウッドのアレです。
私が一番最初に見たグレムリンは映画「トワイライト・ゾーン」のやつだったな。
テレビ局で「妖怪は実在する?!」というテーマで討論番組の収録が行われていて、ねずみ男が出演しています。
BGMは「朝生」っぽいやつです。セットもそんな感じですが。
妖怪はいると主張するねずみ男を文化人が激烈に反論するってのは「TVタックル」のようですが。
目玉のオヤジがそれを見ていますが、夜行さんのところに行かなくてもバケローで見られるようです。
いわゆるワンセグですね。
バケローはどこまで役に立つのかと。
電波は届いてるのか?と思った人、妖怪横丁はつるべ火によってあらゆる場所とつながっています。
つまり、妖怪横丁では全国のU局のアニメが全て見られるのです。
私の住む東海圏では十分すぎるほどの放送をしていますが。
もちろん鬼太郎にねこ娘、それにたまたま立ち寄った蒼坊主もゲゲゲスナックとちゃちゃんこサンドを食いながら見てます。
妖怪なのにカウチポテトか。
バケローは妖怪だからバッテリーじゃなくて生命力かな?
どちらにしろ、ワンセグというのは電力を食うので、バケローも辛そうに「一休みしないかね」とオヤジに持ちかけますが、「今大事なところなんじゃ」と一蹴されました。
可哀相に、バケローは目玉に血管浮かせて頑張ってるよ。
なんでそんな真剣にねずみ男なんか見てるのかと思ったら、女子アナの松尾翠目当てででした。
フジテレビの女子アナで、めざましなんかに出てるようですね。特別出演で本人が出ています。
「こう見えて、ヨガが趣味なんじゃよ」とオヤジが言ってますが、プロフィールには書いてないですね。
そんな情報を手に入れられるオヤジが凄い。
鬼太郎たちは「まさか…女子アナ好き?」と呆れてますが。
テレビ局では、女性職員が保管室に入ったとたんに電気が切れるという怪異が発生します。
スイッチを入れても反応なし。それどころかいきなりドアが閉まります。
そして何かが動き回る音と気配が…
そこにいたのは大量のグレムリンでした。ほぼほぼハリウッド版のデザインですね。
グレムリンといえば機械にイタズラですから、機材をいじりまくりです。
暴れてる様子はスタジオからも見え、さっきまでねずみ男に反論してた文化人たちがいっせいに慄きました。
ちょうどねずみ男の背後になるので、ねずみ男は気づいてなく、自分の話で怖がってると得意満面です。
が、すぐにグレムリンに取り囲まれて悲鳴をあげました。
その様子は生中継され、鬼太郎たちも見ることになります。
鬼太郎たちはテレビ局へ行くことにしたようです。
その頃、ぬらりひょんに魔女ザンビアたち西洋妖怪が面会をしていました。
用件は、今回の騒動で鬼太郎が出てきても手を出さないようにというベアード様の命令を伝えることです。
「お願いの間違いだろう、小娘」とあくまでぬらりひょんは不遜で、ザンビアはムッとしますが、ぬらりひょん側にも旧鼠、かに坊主、かまいたちといった面々がいて、西洋妖怪を威嚇します。
やっぱりかまいたちは少女漫画を持ってますが。
ぬらりひょんは、「今後の大計画の下準備中」なんだそうで、蛇骨ばばあと朱の盆は何かを探しています。
そんなわけで、もともと動くつもりがないことを明言したうえでグレムリンなんかで何をするつもりだと揶揄します。
それに「心配ご無用だ。ミスターぬらりひょん」と答えたのはベアード様でした。
「すさまじき強豪妖怪が彼らに加勢する」のだそうです。
それは誰だ?と疑問に思うぬらりひょんですが、ベアード様が異空間から実体化しようとしているのを見て驚愕します。
それでなくてもすさまじいプレッシャーだというのに。
つまりは助っ人はベアード様だということです。
テレビ局ではグレムリンがコード引っ張ったり機械壊したりのやりたい放題です。
そして、屋上に機材を集めて何かを作っています。
機械いじりに強いグレムリンだから、何かの装置を作っているのでしょうか。
スタジオではねずみ男と文化人たちが壁際に追い詰められています。
専門家なんだから何とかしろと無理難題を言われたねずみ男は、グレムリンの特徴を思い出し、グレムリンはお菓子が大好きだということを思い出し、ジャケットをまさぐってお菓子を取り出して投げつけました。
その間に逃げればよかったんですが、グレムリンの数に対してお菓子が少なすぎてあっという間に食われ、反対に怒らせてしまいました。
飛び掛ってくるグレムリンが、寸前で吹き飛ばされます。
きわどいところで蒼坊主が放った杖の一撃でした。
他に砂かけ、子泣き、ねこ娘がいます。
鬼太郎は屋上から侵入して挟み撃ちの予定なんだそうで、対テロ戦の見本のような作戦だな。
蒼坊主たちが食い止めている間にねずみ男とねこ娘で人間を逃がそうとしましたが、ビルが振動するほどのすさまじい邪気があてられます。
グレムリンが言うにはベアード様が降臨したらしい。
屋上では一反もめんに乗った鬼太郎がベアード様と対峙しています。
ベアード様の目を見た人間は体の動きが止まってしまい、道路では事故が続発しています。
妖怪といえども同じことですから、鬼太郎も一反もめんも目をかばっての行動になりました。
「何をしに現れたんだ、ベアード!」と鬼太郎が叫ぶと、「ほうほう、ずいぶんと勇ましいね。ドイツで私の前になすすべも無く震えていた小僧とは思えない」と嘲笑しました。
何をするかを答えるつもりもないし、そもそも聞いたとて鬼太郎には何もできないだろうと完全に鬼太郎を見くびっています。
まあ、前回の戦いが戦いだし、この自信も当然か。
「どうかな…」と鬼太郎はベアード様に突っ込みます。
ベアード様は「田舎者は身の程を知らぬ」と完全に余裕の表情で戦闘態勢に入りました。
その気を感じた閻魔大王ですが、側近の宋帝王(そうだいおう)は何の報告も入っていないと否定します。
地獄なんだし、閻魔大王もリアルタイムで地上を見られる装置を置けばいいのに。
ちなみに、宋帝王はこんな顔をしています。
ぬらりひょんは、ザンビアの水晶球でベアードの様子を見ています。
ぬらりひょんが言うには、日本ではベアードは長時間の実体化はできないはずだそうです。
その限られた時間でどんなコトを行う気なのでしょうか?
テレビ局上空では鬼太郎とベアード様の戦いが始まりました。
鬼太郎を突き刺そうと次々繰り出すベアード様の尖った触手をかいくぐり、鬼太郎は目を閉じたままで指でっぽうをベアード様の目に食らわせます。
目を閉じているのに何故攻撃ができる?とベアード様は疑問に思いますが、すぐに鬼太郎の妖怪アンテナがビンビンに立っているのに気づきます。
つまり、妖気を感じてそれをもとに攻撃してるわけです。
一反もめんはどうやって動いてるんだろ?
それに気づいたベアード様が激怒して目からビームを浴びせますが、すかさずちゃんちゃんこで防ぎます。
反対にベアード様の死角に潜り込み髪の毛針を浴びせて反撃です。
今のところは鬼太郎有利に見えますが、それらの攻撃を目に食らってもあんまり目潰しになってないようなので、ベアード様が不利とも言い切れません。
小ざかしくチョロチョロ動く鬼太郎に怒ったベアード様が触手を突き刺そうと繰り出しますが、テレビ局の外壁に刺さって止まりました。
その触手を髪の毛剣を持った鬼太郎が駆け上がり、ベアード様の目に突き刺しました。
この攻撃にはベアード様も驚いたようで、「み、見事だな、ミスター鬼太郎」と言うのですが、突き刺したはずの髪の毛剣ごと鬼太郎を跳ね飛ばしました。
飛ばされた鬼太郎は、ベアード様の触手に捕われて締め上げられます。
剣が刺さってなかったわけですが、まるでゴムのように跳ね飛ばされたのは不思議です。
ベアード様の強さの秘密は、目の魔力以外にもあり、肉体を鋼鉄より硬くも、ゴムより柔らかくもできるのだそうです。
特殊な妖怪細胞だそうで、それこそがベアード様が無敵の理由のようです。
羅刹とハート様を併せ持つようなものか。
鬼太郎とて捕まってしまえばベアード様のオモチャ、鋼鉄より硬い触手で貫くようなことはせず、ゴムのように柔らかくした触手で殴りつけます。
こうすることによって内出血を促し、ジワジワと死に追いやるのです。
相手の体に外傷を残さず、綺麗な体で葬式を出してやれる、北斗有情拳にも似た人道的な技と言えましょう。
ダメージを受けた鬼太郎は、一反もめん、オヤジともどもベアード様の体内に取り込まれてしまいました。
「これでよし」とか言ってますが、「獅子身中の虫」という諺があったよなあ。
テレビ局内部では、あれほどいたグレムリンが一匹残らず消え失せていました。
どうやら人間を襲ったグレムリンは陽動で、主攻はテレビ局の機材を盗み出すほうだったようです。
今屋上でなにやら作っているやつですね。
急いで屋上に出た蒼坊主たちですが、上空のベアード様をついつい見てしまったもんだから体が固まってしまいました。
正確には目を見たらダメなんですが、あんだけデカいとベアード様を見る=目を見るになるからなあ。
バケローの計算によると、体内の毒素にやられるまでに約6分なんだそうです。
鬼太郎たちはそういう具体的な計算ができるものも手に入れたことになるのか。
球体状のものに捕われていますが、体内電気でも破壊できないほど強力なものです。
打つ手なしだと崩折れる鬼太郎に、ベアード様が慈悲の心で外の様子を見せてくださいます。
ベアード様が、グレムリンが作った装置に邪気を送り込むと、装置が作動を始めました。
グレムリンによると、転送装置だそうで、装置にグレムリンが立つと、エネルギーによってどこかへ転送されていきました。
ベアード様の説明によると、これは妖怪を霊界電波に変換する装置なんだそうです。
つまり、あらゆる霊界に妖怪を送り込めるのです。
この転送装置を作るための膨大な機材が存在するのは日本のテレビ局、だから日本でベアード様が実体化してまで今回の作戦を行ったのです。
BBCだったら実体化制限もないし、CNNだったら鬼太郎が着く前に終わってたと思うんだけど。
と思ったら、行きたい場所が日本の真下だから日本を襲ったようです。
日本の地下にあるのは地獄、地獄を制するものは死を司る力を手に入れます。
日本征服とか、日本妖怪の壊滅なんて小さい小さい。
さすがはベアード様、スケールが違います。
ベアード様は、転送装置のエネルギーを自分に当て、地獄へ侵攻しようとしています。
地獄にはベアード様が半分ほど転送されていて、大騒ぎになっています。
もう勝利は確定した、と動けないねこ娘たちを相手にグレムリンがからかっています。
そこに「やばくないか?」と蒼坊主が装置に目を向けさせると、鬼太郎がスパナを持って破壊工作をしています。
もちろん蒼坊主の幻覚ですが、根がおっちょこちょいのグレムリンは慌てて手近にあったスパナを投げつけます。
幻覚には実体が無く、投げたスパナはそのまま装置を直撃し、装置は煙を上げて爆発、作動を停止しました。
しかし、鬼太郎の造形にちょっとアレなものを感じるのは、蒼坊主のセンスが今ひとつってことなんでしょうか。
地獄へ行きかけていた(表現が変な気がしますが、事実です)ベアード様も地上界に戻り、怒りのあまりグレムリンたちは劫火に焼却されました。カワイソス。
さらに蒼坊主を拘束し、生き残ったグレムリンには装置の修理を命じます。
全てを台無しにした蒼坊主には、思いつく限りの苦痛を全て味あわせるのだとか。
日本妖怪は動けないし鬼太郎は体内だしで邪魔するものもいないしな。
最大の危機を回避させた蒼坊主に報いる形で、鬼太郎は地獄の鍵を開くことを決心します。
いよいよ鬼太郎が地獄の鍵を開こうかというとき、バケローに電話がかかってきました。
バケローの知らない番号でしたが、相手は五官王でした。
さすがに携帯は持ってなくて、外国の黒電話のようなもので電話してきてます。
グレムリンを次々取り押さえてるのだけど、地上で何が起こってこういう事態になってるのかの説明を求めてます。
事情を聞いて納得した五官王ですが、地獄の鍵の力である獄炎乱舞はベアードの体内から脱出する前に鬼太郎たちが燃えてしまうので不味いとアドバイスします。
まあ、イメージとしてこんな感じでしょうか。
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だからといって何もしないわけにはいかないのですが、五官王は第二の力、「武頼針(ぶらいしん)」を使えと言ってきます。
「如何なるものをも貫通し、弾き返す、地獄の針山の鋼」の力だそうです。
それならベアード様の体も貫けるか。
「その新しい力を償還するのだ。責任はこのワシが取る!」と五官王も鬼太郎への惚れ込みようが異様なほどです。
ただまあ、地獄の鍵を使ってロクなことになってないので、鬼太郎は迷います。
でも、その迷ってる間にも蒼兄さんは地獄の責めを受けてるわけで、迷ってるヒマはありません。
鬼太郎も決心して地獄の鍵に新しい力を求めます。
その結果、鬼太郎は変化して「武頼針」を使えるようになりました。
髪の毛が鋼の針になるんですね。
ベアード様が異変を感じたときには体のあちこちが貫かれてます。
両手の針が何ものをも貫くようです。
ベアード様の体から飛び出した鬼太郎は、蒼兄さんを助けるために突撃します。
繰り出されるベアード様の触手は切り裂かれ、目に衝きたてられた針は、今度は弾かれることなく突き刺さり、さしものベアード様も思わず目を閉じました。
そうなれば目の魔力は解除されるのでねこ娘たちも動けるようになり、鬼太郎が助け出した蒼兄さんを受け止めました。
「私の体が砕かれ、斬られ、貫かれるとは、ありえない!絶対にありえない!」とショックを隠しきれないベアード様。
鬼太郎は武頼針のまま高速回転し、そのままベアード様を貫きました。
さらに地獄の力を召還し、獄炎乱舞を発生させます。
死にかけの体力で出せる超必殺技のコンボみたいだな。
カタルシスは相当なものがあります。
グレムリンなんか炎の余波で燃え尽きてるし。
そのまま炎でベアード様を焼き尽くすのかと思ったら、屋上の装置を炎で持ち上げてベアード様に投げつけました。
確かに物凄い爆発ですが、炎をそのまま使うほうが効果的なような…さすがのベアード様でも燃え尽きて消滅してたかもよ?
そうすると話が続かないか。
それに、前は地獄の炎の制御に失敗して街が火の海になったんだけど、今回はわざわざビルの屋上まで炎を降ろしてます。
空中だけなら多少の制御の甘さも許容されるだろうに。
それだけ使いこなせるようになったんでしょうけどね。
ベアード様は瀕死のうえ、実体化できるタイムリミットもきてしまったので、消滅しました。
地獄の力を使いすぎた鬼太郎は倒れてしまいましたが、休めば回復するでしょう。
ドラゴンボールの孫悟空と同じ、並外れたタフさが鬼太郎の強さなのですから。
異次元ではベアード様が鬼太郎の実力に驚嘆しています。
「もうただのボーイではない」と。
「今後ミスター鬼太郎には最大級の注意を払わねば」ともしかしたらぬらりひょんを超える評価を与えたようです。
「だが、まあいい。成果はあった」と笑うベアード様。
騒ぎにまぎれて地獄に侵入者を送り込むことに成功していたのです。
しかも、それを見てほくそえむ影が。
どうも宋帝王に見えますが、真相はいかに?
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