【アニメ】鬼太郎第61話 ハングドマン
田舎の村に妖怪城から子供を生贄に差し出せという手紙が来ます。
この村ではそういうのを本気に捉える雰囲気があるようです。
いかにも田舎といった感じの木造の家のトイレの前で健太が座り込んでます。
妹の幸子が怖くて夜のトイレに一人で行けないからついてきてるんですね。
その幸子が、トイレの窓から変なものが見えると言ってきます。
それは山のように大きなもので、こちらに向かってやってきてるんだそうです。
健太は本気にしなくて、早く出て来いとか言ってます。
結局幸子は水を流して出てきました。
おぉう!水洗なのか。ウチはそうじゃないからな。少しビックリしました。
部屋に帰ろうとした健太と幸子の前にいきなり祖父さんが出てきました。
物凄い髭の老人で、こちらのほうが横丁の妖怪より妖怪じみてます。
祖父さんが「とうとう現れおった」と呟くと地面が揺れました。
集会場で手紙を検討していた大人たちも気づいて外を見ると城が動いてます。
祖父さん曰く「妖怪城」だそうです。
村人たちは恐慌状態で、集会所に逃げてくる者もいます。
祖父さんは「生贄を出さねばならん」と呟きました。
妖怪が人間の子供を欲しがるんだそうな。
健太は妖怪なんているわけないと否定しようとしますが、祖父さんは古くからの言い伝えを語りだします。
「妖怪城が現れるとき、子供が一人残らず居なくなり、妖怪の軍勢が押し寄せてきて、人間は皆息絶えてしまう」と。
その言い伝えどおりなら、生贄を差し出しても村は全滅じゃないのか?
雨戸や扉を閉めさせながら、呼んでおいた警察を待ちますが、パトカーは宙に吊り上げられて警官も太刀打ちできてません。
パトカーは送電線に放り投げられて爆発、村は停電しました。
健太は祖父さんに対策を聞きますが、祖父さんはどうしようもない、と諦め顔です。
村の皆が緊張に包まれる中、闇の中から「生贄を寄越せ」という声が聞こえてきました。
村長らしき人が拒否すると闇の中に大きく光る目が。
健太は幸子を部屋に隠れさせ、朝まで声を出さずに隠れてろと言い含めます。
「ゲゲゲの鬼太郎に手紙を出せば、きっと助けに来てくれるはずだ」と健太が言ってますが、けっこうメジャーな都市伝説なのかね。
走り出した健太は、ほどなく妖怪に捕まってしまいました。
ゲゲゲハウスでは、風呂に入ろうとしたオヤジがあまりの熱さに飛び出します。
鬼太郎が熱湯を用意してしまったようですが、鬼太郎は体が熱くて調子が悪いようです。
前々回に使った地獄の鍵の影響みたい。
あれだけ大きな力だから、当然ながら副作用もあるわけか。
どうもあの時の勢いがまだ残ってて、無意識に力が出てるようです。
火炎放射器を使った後に垂れてる炎のようなもんか?
そこにねこ娘がやってきて、鬼太郎にサツマイモを渡します。
鬼太郎の熱で焼き芋ができないか?と思ったようです。
別に鬼太郎も四六時中熱いわけではないし、そもそも芋が焼けるほど熱いわけではないだろう。
ねこ娘の本題は、妖怪ポストに入っていた手紙でした。
最近妖怪ポストが使われてるような気がします。
前は鬼太郎の周りで起こる妖怪騒動が多かったからな。
手紙の内容は先ほどの村のことで、対峙する相手は妖怪城の主です。
村に着いた鬼太郎たちは祖父さんの案内を受けます。
祖父さんが小さい頃は、山には妖怪がたくさんいたんだそうです。
入らずの山といって、妖怪の都と言われるほどだったそうな。
いくつかの山の集合体のようですが、妖怪城がどの辺りにあるのかは、人間にはわかりません。
夜に見えた妖怪城は、近いような遠いような、距離感がハッキリしないもので、明るくなってからはどこにも見えないという不思議なものです。
今夜も生贄を求めてやってくるだろう、というオヤジの見立てですが、一晩で村の子供全部を連れ去ることもできないのか。
囮が必要だと言った鬼太郎に対して、ねこ娘が生贄役をかってでます。
が、老人が「昔、子供の身代わりに、猫をお供えしたことがあったそうです。しかし、ニセモノだとばれて村は酷い目にあったとか」と、身代わりを立てるのは危険だと忠告します。
しかし、猫とねこ娘はかなり違うと思うが。
というか、「ニセモノだとばれて」って昔の村人は妖怪が人間と猫を間違うなんて本気で思ったのか?
ともあれ、幸子が身代わりに立候補します。
身を挺して助けてくれた兄のためならってとこでしょう。
村のはずれに「生贄の岩棚」という大きな岩があるので、そこに幸子を置いて鬼太郎は影から監視です。
しかし、昨日は村中を飛び回った妖怪がこちらに来てくれるんでしょうか?
と、思ったら来ましたよ、ねずみ男が。
すぐに鬼太郎とねこ娘が飛び出して問い詰めますが、ねずみ男は「たんたん坊先生!」と助っ人を呼びました。
たんたん坊はつるべ落としみたいな妖怪です。
他にも似たようなのがいるし、恐らくは同一の妖怪が地方でいろいろ変化したんでしょうな。
鼻毛がキュートです。
たんたん坊が言うには、妖怪が減り人間が増えすぎたので、人間を妖怪にして妖怪を増やし、妖怪の都よもう一度!ということらしいです。
鬼太郎は「今は昔とは違う」と諭そうとしますが、たんたん坊は聞きゃあしません。
昔ながらの妖怪は減ったかもしれないけど、くねくねとか高速ババアとか現代にも妖怪は次々生まれてるんですが。
たんたん坊は妖怪城の主で、つまり入らずの山はたんたん坊の領地だと。
「頭が高けえぞ!頭下げろ!」というたんたん坊の要求に「断る!」と毅然とした態度の鬼太郎。
「だが断る」なら面白いんだけど、シチュエーションが違うわな。
鬼太郎がたんたん坊に向かっていくと、たんたん坊は唾液を吐きかけました。
その唾液は鬼太郎を追いかけて固めます。
固められた鬼太郎は動けずに、唾液は石のように固まってしまいました。
たんたん坊は幸子を唾液で絡めとって帰っていきました。
チラっと振り向いたねずみ男の足を掴む手があります。
地面に穴を掘って逃れた鬼太郎でした。前にも似たようなことがあったな。
鬼太郎はねずみ男に妖怪城への道を案内させます。
たんたん坊はねずみ男のことなんか気にしてないからさっさと帰ってしまってます。
こういうツメの甘さのあるほうが負けます。
ねずみ男の案内で妖怪城に着きますが、オヤジが言うには妖怪城は封印されていたのだそうです。
例によって封印を解いたものがいる、となれば百目とかの前例でねずみ男が疑われます。
ねずみ男は必死で否定しますが、誰も信用しません。日ごろの行いですな。
妖怪城にはたんたん坊の唾液で子供たちが吊り下げられていました。
人間の子供をたんたん坊の唾液で包み、月の光で干すと妖怪になり、たんたん坊の忠実な部下になるのだとか。
妖怪になってしまえば元に戻す方法はありません。
急いで助けないと手遅れになります。
一反もめんに乗って飛び出す鬼太郎ですが、ピンク色の風に邪魔されました。
ぬらりひょんの配下、かまいたちです。
ぬらりひょんを見限ってたんたん坊に付いたのでしょうか?
襲い来るかまいたちをかわすと、その隙にねこ娘が飛び掛って山の斜面を落ちていきました。
子泣きとかは強いけど、この芸当はできんな。
ねこ娘救出を一反もめんに任せて鬼太郎は妖怪城に飛び込みます。
かまいたちに気をつけろと忠告を受けた一反もめんは「アイアイサー!」と敬礼してますが、八奈見乗児さんだとしっくりくるな。
妖怪城の扉は体当たりしても開かず、髪の毛針も効きません。
でも、鬼太郎が髪の毛槍を投げつけたら爆発しました。
あの槍にそんな力があったとは。
進入を果たした鬼太郎ですが、ねずみ男やかまいたちの様子からすると、仕組まれたもののようです。
妖怪城では朱の盤が手紙を山ほど書いてます。
周辺市町村へ子供の生贄を差し出すようにとの手紙ですが、たんたん坊は全国に出すためにもっと書けと命令します。
ぬらりひょんの部下がたんたん坊に全面協力ってことなのかな?
子供たちを助けようと階段を駆け上がっていた鬼太郎を迎え撃ったのは二口女でした。
声が金月真美さんってことは藤崎詩織ですか。
”鋤とか機雷とか♪”って共産主義みたいな歌でしたっけ?
パトカーを放り投げたのもコイツですな。
髪の毛に絡め取られた鬼太郎はいいようにやられてます。
二口女は鬼太郎を食おうとしてます。
鬼太郎を食った妖怪はたいてい酷い目にあってますが。
鬼太郎は体内電気で二口女を撃退しました。
ついに鬼太郎はたんたん坊のところにたどり着きました。
部下は二口女だけですか。そりゃあ少なくなったって嘆くわな。
横から声が聞こえてきます。
「たんたん坊先生が気にかけるような相手ではありませんよ。先生に歯向かうなど身の程知らずにもほどがある」とたんたん坊を持ち上げてるのはぬらりひょんでした。
しばらく潜伏してたと思ったら、妖怪城を探していたようです。
前々回にベアード様の要請を聞いてたときに言っていたのはこのことだったんですか。
つまり、妖怪城の封印を解いたのはぬらりひょんで、ねずみ男は無実だってことですな。
それで鬼太郎たちが謝ったりはしないでしょうけど。
鬼太郎の目の前で封印のしめ縄を切り刻み、妖怪城の封印ができなくなったことを見せ付けるぬらりひょん。
妖怪城の主こそが日本妖怪の支配者なのだそうです。
だから、部下も含めてたんたん坊に仕えているとのことですが、ぬらりひょんのことですから裏がありそうです。
外に吊るされている子供のうち、早々に掴まった健太は牙が生えて妖怪になりかかってます。
タイムリミットが迫っているようです。
ぬらりひょんはハクがつくからと鬼太郎をたんたん坊自らの手で倒すように提言します。
その気になって飛び掛かるたんたん坊。
本当に王者であれば、それ以上のハクはいらないのだから、黙って部下に戦わせるもんですけどね。
たんたん坊は強いので、鬼太郎を踏み潰しぺちゃんこにします。
そこに囚われたねこ娘と一反もめんが運び込まれました。
ねこ娘はともかく、一反もめんは一瞬何なのかわかりませんでした(笑)
たんたん坊はぺしゃんこになった鬼太郎を絨毯にして御満悦です。
朱の盤は、コッソリとぬらりひょんに鬼太郎が倒されていいのか?と聞きます。
鬼太郎を自らの手で倒すのがぬらりひょんの目的で、そのために鬼太郎を助けたことさえあるのがぬらりひょんです。
それを考えると、今回の行動は不自然です。
外では健太の牙が大きくなり、耳が尖ってきてます。
吸血蝙蝠か何かの妖怪か?あんまし日本妖怪ではなさそうだ。
それを見た幸子は鬼太郎に助けを求めます。
すると、たんたん坊の下から煙が出てきました。
「なんだかあったけえぞ」とか言ってる場合ではないと思いますが。
熱い!と飛び上がると鬼太郎が燃えていました。
地獄の力が漏れ出しているのです。前回漏れなくて良かったな。
炎は朱の盤が書いた手紙に延焼し、城を燃え上がらせます。
慌てたたんたん坊は口の中からコントローラーを吐き出しました。
そのコントローラーを操ると地響きがして複数の妖怪城が集まってきました。
地水火風の妖怪城です。
たんたん坊に気を取られてる隙にねこ娘が一反もめんの縄を切り裂きます。
ねこ娘の爪ってそんなに鋭いんだ。
地水火風の妖怪城に必死で助けを求めるたんたん坊ですが、延焼は続きぺしゃんこになった鬼太郎がジリジリと近寄ってきます。
何となく心霊ビデオを見てるような気分です。
火はたんたん坊にも燃え移りました。
ほったらかしにされたコントローラをかまいたちがぬらりひょんに渡します。
やはりそれが狙いか。
燃え上がって助けを求めるたんたん坊に「そうやって助けを請う相手を、お前は一度でも助けたことがあるか!」と復活した鬼太郎。
正義の味方であればそういうのは関係なく助けるもんだと思うけどね。
今回のケースで助ける事はないとはいえ、この台詞は正義の味方らしくはない。
まだまだ暴走が続いてるので、鬼太郎は炎に包まれてます。
その地獄の炎でたんたん坊を焼き、火達磨になったたんたん坊は城から飛び出して落ちていきました。
子供たちは一反もめんが助けてます。
ぬらりひょんはかまいたちの手で脱出しました。
鬼太郎は追いかけることもできず、一反もめんで脱出です。
事件は解決し、子供たちは親の元へ帰ることができました。
帰途につく鬼太郎たちですが、ねずみ男の前をさりげなくねこ娘が遮ります。
「どこへ行くの~?」って何か可愛いな。それだけに怖いですが。
言い訳をするねずみ男のヒゲを掴んで横丁まで引っ張っていくねこ娘でした。
燃え落ちた妖怪城の石垣の前で満足そうなぬらりひょん。
今回の目的は妖怪城を操るコントローラーだったんだから、作戦は大成功だったわけです。
燃えた天守の部分はあくまで外側にすぎず、本体はこんなのらしいです。
悪い夢に出てきそうというか、シュール系ギャグ漫画に出てきそうです。
さらに、地水火風の天守が合わさると、本当の姿を取り戻すのだそうです。
ぬらりひょんはどこにでも移動可能な最強の要塞を手に入れたことになります。
その手助けをしたのが鬼太郎というのも皮肉な話です。
ま、話的には大いなる戦いのための踊り場みたいなものでしたが。
あんましぬらりひょんとの決戦って興味ないんですよね(笑)
次回はアマビエ大活躍です。歌とか(笑)
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