【鬼太郎】第65話 鬼太郎しっかりしなさい!
結局無難なものに逃げてしまうサブタイトル…
ねずみ男が古地図を持って山奥を歩いてました。
肩から提げるテープレコーダーとそれに付いたマイクでレポートを録音しています。
探偵とかでする人がいますが、今はICレコーダーでしょう。
こんな骨董品をどこで手に入れたんだか。
古文書で強い妖怪が封印されているのを知り、それを解放して言うことを聞かせることで鬼太郎以上の力を得ようとしています。
復活した妖怪が従う保証なんてあるんだろうか?
ねずみ男は姑獲鳥(うぶめ)の像を発見します。
そこに、民俗博物館から「拝借」してきたと言ってますが、早い話が「窃盗」してきた姑獲鳥の羽を乗せると復活というわけです。
このウブメが誰よりも早く飛び、誰よりも強い力で守ってくれるとねずみ男は思ってます。
なんでそう思えるんだろう?
妖怪が仁義に篤いとでも思ってるのか?今までさんざん騙されたのに。
怪しい雰囲気を感じてさりげなく逃げ出そうとするねずみ男ですが、姑獲鳥は行く手を塞いで行かせようとしません。
「私はねずみ男。私は今確信している。これは間違いなくしくじったときの自分のパターンだということを」と最後のレポートをしてやられました。
女性教師の後姿ですが、どう見てもネコ娘です。あり(ry
ネコ娘の今度のバイトは家庭教師だそうです。
今回の妖怪は子供を赤ちゃんにしてさらってしまう妖怪だから、テレビを見ている皆も気をつけろ、と。
大丈夫です。「大きなお友達」だから(笑)
街に来た姑獲鳥は家の屋根に足跡を付けていきます。
子供のいる家に目印として付けているようですね。
目印を付けられた家の子供は、指しゃぶりしてご飯を汚く食べてしまう、赤ちゃんのようになってしまいます。
親に言われて否定するだけの頭はまだあるようですが、出てくる言葉が「そんなことないでちゅよ」
ネコ娘はバイト先に来ています。
「ネコノヅカ ヒロミ」という名前でやってきるようですが、どんな漢字を書くのでしょう。
家庭教師というイメージからすると「猫塚博美」かな?
家庭教師先の子供はとんでもないDQNで、「かーさんは出てってよ」とこちらを見もせずに携帯いじってます。
床にはお菓子が散乱し、DSやPSPが無造作に置かれています。
こういう子を相手に家庭教師って大変だよなあ。
私の場合は問題集もあっちが用意してて、私は解き方を教えるだけで、すごく真面目にやってくれてたので。
この子供、始君は甘やかされて育っているので、適当なことばっかり言ってます。
家庭教師は親の自己満足だから適当に時間までゲームでも遊んでればいいとか。
ネコ娘の把握してる成績はそんなことを言えるようなものではないようですが。
私の時には時間の半分を雑談で過ごす子もいるにはいましたが、その子はテストの平均点は80点以上で、勉強より人とのコミュニケーションとか相談とかを中心に、と親にも言われたやつだから例外です。
今は何でもモバイル検索できるから、勉強なんて意味無いと嘯く始です。
勉強してないと、何を検索していいか、検索結果が正しいのかどうかもわからんのだけど。
さすがにネコ娘はキレたらしく、携帯もゲーム機も没収します。
「世の中アンタの理屈で回ってるんじゃないの!道具がいくら凄くたって使うやつが無知じゃしょうがないでしょ」と言う正論で責め立てます。
携帯もネットもゲームもしばらく禁止だと通告してみっちり二時間の勉強に入りました。
ゲゲゲハウスでネコ娘が問題集の採点をしています。
参考書も積み上げて熱心にやってますね。
ごろ寝してる鬼太郎との対比が面白い。
始の態度が腹立つとか母親が甘やかしすぎだとか憤ってるネコ娘を見て「急にお母さんになったみたいな感じがしますね」と暢気な鬼太郎。
「鬼太郎もそんなにゴロゴロしてちゃ、体がなまっちゃうわよ」と思わぬところにも飛び火します。
そうはいっても「朝は寝床でグーグーグー」だからなあ。
指しゃぶりなぞして赤ちゃん化していた子は、姿かたちまで完全に赤ちゃんに戻りました。
すると、「私の、赤ちゃん」と母親の見ている前で姑獲鳥が赤ちゃんを飲み込んで飛び去ってしまいます。
なるほど、こうやってさらっていくのか。
始の家の屋根にも姑獲鳥の足跡が付けていきます。
始も赤ちゃん化が始まりました。
ネコ娘の携帯に始の母から連絡が入ります。
学校を休んだんだとか。そんなことを何で家庭教師に連絡してくるんだろう?
怒ったネコ娘はすぐに家に行きました。
オヤジは指しゃぶりに赤ちゃん言葉というキーワードに不安なものを感じています。
バケローが気になるニュースがある、とワンセグを見せてくれます。
深夜の連続児童行方不明事件というのが起こっているようです。
言うまでも無く姑獲鳥の仕業ですが。
始の部屋に来たネコ娘は体まで赤ちゃんになった始を見て愕然とします。
鬼太郎はカラスに乗って街を見ていますが、ところどころの家の屋根に鳥の足跡がついています。
オヤジはやはり姑獲鳥かもしれんと。
姑獲鳥は子供をさらう妖怪で、子供を狙うときに目印として足跡を付けていくのだそうです。
この足跡によって赤子還りの術がかかり、赤ん坊になったときにさらっていくと。
姑獲鳥が何故こんなことをするかは後ほど。
考え込む鬼太郎のすぐ脇を姑獲鳥が飛んでいきます。
飛んだ先は始の家でした。
ネコ娘はあっさり吹き飛ばされ、姑獲鳥は「この子かもしれない」と始を抱き上げます。
「この顔、このお手々、あぁ、今度こそ見つかったかもしれないわ。アタシの可愛い赤ちゃん」と言ってるので、このへんが子供をさらう理由なんでしょう。
そこに鬼太郎が入ってきます。
姑獲鳥の体は千年石でできていて、髪の毛針やリモコン下駄はほとんど効かないらしい。
倒す方法は、体の中にある「姑獲鳥の羽」を燃やすことのみ。
ちゃんちゃんこで体を捕縛して、子供を助けてから対処しようとする鬼太郎でしたが、姑獲鳥に蹴りつけられてしまいました。
鬼太郎も赤ちゃん化しだして、体に力が入りません。
姑獲鳥が「こっちの子かもしれない」と鬼太郎を取り上げて飲み込んでしまいました。
見境無いなあ。もちろん始も飲み込んでいきますが。
ネコ娘は飛んでいく姑獲鳥を必死で追いかけます。
ネコ娘大活躍ですよ。
その頃、深夜の山奥を必死で逃げていたねずみ男はネコ娘とぶつかります。
ねずみ男はまだこの山から脱出できてなかったのか。
ねずみ男はネコ娘に助けを請うのですが、「せっかくアイツを使って一儲け」と余計なことを口走るもんだから、ネコ娘の怒りを買ってしまいます。
姑獲鳥の巣まで案内させ、鬼太郎を助けるために協力させることにしました。
顔を引っ掻く事は忘れてません。
姑獲鳥の巣にはたくさんの木で出来た巣の中に赤ん坊がいます。
この中に自分の赤ん坊が必ずいるんだと確信しているようです。
「貴方から調べましょう」と始を舐めます。
すると、始を取り落として「お前は違うわ!」と言い放ちます。
「お前は嫌な味がする。母親を大事に思っていないでしょ。母親なんていつでも自分の言うことを聞くと思ってるんでしょ。嫌な子だ。アタシの子が嫌な子のはずがないわ。そんな子は消えておしまい!」と鋭い羽を振り上げました。
舐めてわかるとは、お前はブチャラティか。
殺される寸前の始を間一髪で救ったのはネコ娘でした。
ネコ娘は、ここに来るまでにオヤジから姑獲鳥の生まれた理由を聞いてました。
旅の途中、寒さと飢えで子供を失った母親の霊から生まれたのが姑獲鳥だったのです。
だから、自分の子供を捜し続けてるんですね。
可愛そうな妖怪ではあります。
「でも、目を覚まして。貴方の子供は、もうこの世にいないのよ」とネコ娘が告げると、姑獲鳥は身を震わせて嗚咽しだしました。
「赤ちゃんはもう死んでしまったの。だから、いくら探してもいないのよ」と諭すネコ娘。
姑獲鳥は泣きながら「言うな」と。ネコ娘も泣いてます。
「きっと、向こうの世界で貴方を待って、幸せに暮らしてるわ。だから、もう止めて。子供をさらうのは」と涙の説得。
そのとき後ろでねずみ男がつまずいてコケました。
騙したな!と怒り心頭の姑獲鳥。
ネコ娘としては鬼太郎だけ助けたかったんだけど、姑獲鳥にはそうは見えなかっただろうしな。
向かってくる姑獲鳥に「スピードだけなら、鬼太郎にだって負けないわよ!」と立ち向かうネコ娘。
逃げてばかりではどうにもならんですけどね。
でも、クルクルとよく逃げてます。
ねずみ男は鬼太郎にたどりつきますが、鬼太郎は完全に赤ちゃん化しています。
姑獲鳥が巣の壁に突っ込んで動けなくなった隙にネコ娘が鬼太郎に駆け寄りました。
必死で鬼太郎を起こそうとしてるのですが、当の鬼太郎は「父さん、母さんがいますよ」とどうにもなりません。
「鬼太郎!」
「なーに?母さん」
「しっかりしなさい!ゲゲゲの鬼太郎!」
と平手打ちですよ。
しかし、そのおかげで鬼太郎は元に戻ったようです。
ねずみ男が青ざめてるぐらいだから相当な迫力だったんでしょうが。
壁から抜け出た姑獲鳥はねずみ男を蹴り飛ばします。
鬼太郎とネコ娘は共同で姑獲鳥にあたります。
追いかけてくる姑獲鳥に、「貴方の動きは見切ったわ!」とネコ娘が仕掛けたのが、「秘技!ねこだまし!」です。
どう見てもただのねこだましなんですが、姑獲鳥は驚いて動きが止まりました。
ネコ娘の後ろから鬼太郎が「本当の攻撃はこっちだー!」と飛び出します。
ジェットストリームアタックですね。
髪の毛槍を姑獲鳥の口へのつっかい棒にして体内に入り、姑獲鳥の羽を掴んで体内電気で燃やしてしまいました。
滅ぶ姑獲鳥のところに赤ん坊が迎えに来て、「私の…私の…私の…赤ちゃん」と一緒に天に召されていきます。
今回のネコ娘は母親モードなので、元に戻った子供たちに家に帰るように言い、始には「帰ったらお母さんに『ただいま。心配かけてごめんなさい』って言うのよ。それを言える人がいるのが、どれだけ幸せなことか、姑獲鳥を見ていてわかったよね」と諭します。
始は頷いて帰ろうとしますが、振り向いて「また明日ね」と挨拶していきました。
ネコ娘が妖怪だとわかっても、いい家庭教師だということでしょうか。
鬼太郎は、姑獲鳥の体内にいるときに母さんに抱かれているような気持ちになったんだそうです。
原作どおりの出生だと母さんの記憶は全く無いわけですが、このアニメの場合どうなんでしょうね?
そんな母親に思いを寄せる鬼太郎に胸キュン(死語か?)なネコ娘なのでした。
ねずみ男はあのまま置いていかれたようです。
術が解ければ帰ってくるだろうと(笑)
次回は「50回転ズ」が出演ですね。
ところで、EDが新しくなってますが、ずっとこういう路線で行くのでしょうか?
アフロのオヤジや似顔絵はいいと思うんですが、曲が鬼太郎に合ってないような気が。
12月20日から「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!」が始まるようですが、「史上初!日本全国エリア別6バージョン同時多発公開!」ってなんでしょう?
全パターン見ようと思ったら全国行脚ですか?
同時上映が「ゲゲゲまつりだ!!五大鬼太郎」とありますが、これってドラエモンズみたいに今までの鬼太郎が一堂に会して何かするんじゃないでしょうか?
クリアファイル付きの前売り券も既に発売されていて、ネコ娘サンタさんバージョンとヘソ出しルックバージョンの二種類があるようですね。
何でネコ娘基準でバージョンを分けるのかとか聞くのは野暮すぎるので禁止。
画像は下のURL参照。
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コメント
鬼太郎の「急にお母さんになったみたいな感じがしますね」発言に加え、親父さんも「眠っていた母性本能が目覚めたのかのう」なんて言っていましたが……。
鬼太郎はともかく、親父さんまでが女性というものを解っていないのは、どうしてなんでしょうね?
ネコ娘は元々、女性としては母性型だと思うんですよ。
なぜ、そう言えるのかって? 『世話好きでお節介焼きで、面倒見が良くて口うるさい』というのは、母親型の女性に見られる、典型的な性格じゃないですか。
物語中の、ネコ娘の発言や行動から、勝ち気な部分を取り除いてみれば、そういう性格であることはすぐ解ると思うのですが。
投稿: Dr.J | 2011年8月19日 (金曜日) 20:55
>Dr.Jさん
母性的であることと母性に目覚めることは違うかもしれません。
子供ができたからこそ芽生えるものもあるはずで。
まあ、そこまで深いことは考えていないと思いますが、他にどう表現すれば良かったか?ということは私にはわからないのです。
投稿: ヴィー | 2011年8月22日 (月曜日) 02:45