【鬼太郎】第66話 主題歌、誕生
鬼太郎の主題歌を歌っているザ50回転ズがライブをしています。
かなり似てるような気がします。声は本人ですね。
客席はガラガラで、オッサンが寝てたり、何でも拍手をするお婆ちゃんがいたり、売れない芸人なんかの定番みたいな風景です。
ライブ終了後、池にある橋の上で「なんで俺たちこんな人気無いんやろな~」と嘆いてます。
鬼太郎はともかく、冒頭で少しだけ聞いた限りでは売れるような歌ではないだろう。
公式サイトのBIOGRAPHYは本当なのか?と思うぐらいアレですが。
そんな三人は、歌が聞こえてくるのに気付きます。
♪ぺったらぺたらこぺったっこ~×2
頭にゃお水があるだべさ~×2
お水が無くなりゃダメダメさ~
それで頭にぺったらこ、ホイ!
という感じの歌です。これは三番のようです。
ちなみに、メロディを作ったのはザ50回転ズです。
一番は
♪背中にゃ甲羅があるだべさ~×2
甲羅が割れたらダメダメさ~
それで背中にぺったらこ、ホイ!
二番は
♪手足にゃ水かきあるだべさ~×2
水かき裂けたらダメダメさ~
それで手足にぺったらこ、ホイ!
です。
歌の聞こえるほうに行ってみると、さら小僧が歌ってました。
妖怪が歌ってるのか?と思いながらも逃げ出したりしない大物のザ50回転ズ、聞いてるうちに気に入って「この歌はヒットするで!」と確信します。
インスパイア(笑)ぐらいならともかく、そっくりパクる気なんでしょうな。
雨が続く毎日の中、鬼太郎とねこ娘が街を歩いてます。
そこに「ぺったらぺたらこ」と歌が聞こえてきました。
歌い方とか一応はアレンジしてあるみたいです。
鬼太郎が気に留めると、ねこ娘が「50回転ズの歌よ」と。ねこ娘は人間界の流行にも敏感です。
AYAのCDだって持ってたしな。
この歌は世紀のニューリズムってことで大ヒットらしい。
鬼太郎は聞いた事があるから気に留めたようです。
目玉のオヤジはさら小僧の歌だとすぐに察します。
歌を盗まれた事がバレるとさら小僧が怒るそうな。
しかも、さら小僧は短気で強いときてるもんだから、放置すれば大変な事になると言います。
ザ50回転ズの売れっ子ぶりはすさまじいもので、テレビ出演を終えて局から出るときには女子学生が携帯で写真撮りまくりです。
出演したテレビ局は東西テレビだから、山岡士郎が「こんなのは本当の歌じゃない」とか言い出すのかしら?
いや、民謡が好きだから意外とハマってるかもな。
こんだけ人気があっても車は自分で運転してます。
鬼太郎が呼び止めようとしますが、無視して行ってしまいました。当たり前か。
鬼太郎が「ねこ娘、頼む」と言うと、ねこ娘は四つん這いになって走り出しました。
あんまり人の目とか気にしないのね。
ねこ娘は車に追いつき、フロントガラスの上から顔を覗かせて無理やりに止めます。
まあ、そんなところから顔が現れるなんてホラー映画以外ではなかなかお目にかからないしな。
ザ50回転ズはファンの暴走と思ってますが、最近のファンはそんなことまでするんですか。
「スキャンダルになったらお前の責任やからなあ!」とか言ってますが、どんなスキャンダルになるんでしょう?
そこに鬼太郎が追いつき「だったらどうして盗作なんかしたんです!」と詰問します。
それを問いたかったんだろうけど、事情を知らない人間からしたらねこ娘の行動と繋がらないって。
「歌を盗まれたと知ったらさら小僧が怒りますよ」という鬼太郎の忠告にも「あれは俺たちのオリジナル曲や」と耳を貸しません。
そんなバンドは実際にいそうですが(笑)
歌い続けるなら何が起きても知らないと鬼太郎は去りますが、去り際にねこ娘が鬼太郎に追いつくために5mほど四つん這いで走ったのはなんなんだろう?
普通に走ればいいだろうに。
そこに現れたのがねずみ男。
トラブルのニオイのするところには必ず現れるな。
妖怪がらみだからとボディーガードという名目で儲けようという算段です。
ザ50回転ズも用心のために、と雇うことにしました。
そんなザ50回転ズは東西テレビの楽屋でCDにサインしています。
東西テレビの番組でプレゼントするんですかな。
外から水かきが壁を叩くような音が聞こえてきました。
さら小僧が壁を登ってきたのです。
そのまま窓ガラスをぶち破り、頭の皿を飛ばしまくります。
何枚装着してるのかわかりませんが、数十枚は飛ばせるようです。
ねずみ男は来るのがわかってたのか、さっさと隠れてます。
何か仕込みがあるのかもな。
皿小僧が言うには、ヒットしたのは歌の妖力のせいだと。
いつぞやの白山坊が売れない芸人をヒットさせたのと同じようなものか。
三人は皿を当てられて次々と倒れていきました。
そしたらねずみ男が「うまくいきましたね」とか言ってます。
わざとこの場所を教えたのか。
これでさら小僧からお礼を貰おうというつもりだったと。
普通に考えたらねずみ男がさら小僧に敵うわけないし、こっちのほうが儲けられるか。
しかし、「お礼は弾んでくれよ、さら小僧」と呼び捨てにしたら、いきなりさら小僧が怒り出しました。
なるほど短気だ。
横丁でも雨が続く中、ゲゲゲハウスにねこ娘が新聞を持ってやってきました。
いつもの「大変よ、鬼太郎」というやつです。
ザ50回転ズが行方不明になったと新聞の一面に出ています。
スポーツ新聞らしいが、そういうのも買うんだ。
間違いなくさら小僧に拉致されたんですが、忠告したんだからと鬼太郎は関わる気が無さ気です。
が、ねこ娘が失踪の記事のすぐ下にある記事を示します。
病気療養中の子供がこの歌で元気になっていて、ザ50回転ズを早く返して欲しいと訴えている記事でした。
それを見て鬼太郎は何とかする気になったようです。
その頃、ザ50回転ズとねずみ男はさら小僧の隠れ里で皿を洗わされています。
こうやって手入れをして補充するのか。
何も食わせてもらえないとか不満を漏らすとすぐにさら小僧の皿が飛んできて、「お前たちは死ぬまで皿を洗うんだよ!」です。
いやー、盗作って怖いですね。
鬼太郎たちはさら小僧の池にやってきました。
「おーい、さら小僧」と呼ぶ鬼太郎に、「それじゃダメじゃ」とダメ出しをするオヤジ。
さら小僧はキレやすいから低姿勢でいくようにという話です。
仕方ないので「さら小僧さーん、出てきてくださーい」と丁寧に呼びかける鬼太郎でした。
それでも出てこないので、「もっと丁寧な言い方せんか」とオヤジのダメ出しが続きます。
「さら小僧様。お願いですから出てきてくださいませんか」とここまで低姿勢というか卑屈に言ったらようやく出てきました。
こんなんでは、普段は他の妖怪とも接点は無さそうだな。
出てきたさら小僧に対してオヤジが「これはさら小僧様。私は目玉オヤジ、こちらは息子の鬼太郎でございます」とすさまじく低姿勢で応対します。
さすがに「そんなにペコペコしなくても」と鬼太郎が耳打ちしますが、オヤジは「いいからお前も膝をついて頭を下げるんじゃ」とさらに低姿勢を要求します。
三菱銀行猟銃強盗事件の犯人より短気なのかしら?
鬼太郎はさら小僧が拉致した50回転ズの居場所を聞こうとしますが、「いきなり犯人扱いか?」とさら小僧を不機嫌にさせます。
犯人のくせに。
すかさずオヤジが謝りますが、「傷ついた俺の心をどうしてくれるんだ!」と皿を飛ばします。
どこぞの謝罪と賠償ばっかり要求する国みたいだ(笑)
ねこ娘がおどおどしながら「お茶でも飲みながらゆっくりお話でも」と持ちかけます。
「アンタは?」と聞かれてすかさず「ねこ娘で~す、さら小僧センセ」と科を作るあたり、見た目はともかく長年生きてる妖怪ってことか。
急に一頭身ほど背が伸びてボディラインが艶っぽくなりました。
センセと言われていい気分になってるさら小僧にさらにねこ娘が追い討ちをかけます。
「お目にかかれて光栄です。素敵なお皿に御立派な甲羅ですね~」と。
新しい夏服はこの日のためにあったのか!と思うほどねこ娘に色気が出ているな。
話くらいは聞いてもいいか、とさら小僧が篭絡されました。
ザ50回転ズの居場所を聞きだすために大変なもてなしをしています。
さら小僧の我侭はとどまるところを知らず、自分で食って自分で喉に詰まらせたのに俺を殺す気か!と鬼太郎につっかかります。
すぐにねこ娘がお茶を用意しました。こういう気配りはねこ娘が一番か。
ねこ娘が妖怪横丁に住んでいるので、自分もそこに行ってみたいと言い出すさら小僧。
とりあえず、こんな一回のもてなしでは言う事聞かないぞ、と。
横丁に入ると、アマビエが「あら、カッパ?」と言ってはならんことを言い出します。
「俺はさら小僧だ」とキレてるのに、さら小僧の怖さを知らないアマビエは「同じじゃん」と取り合いません。
さらにブチ切れたさら小僧が皿を乱射して横丁の被害が拡大していきます。
鬼太郎たちはアマビエに謝るように頼み、最初は反発してたアマビエもさら小僧の攻勢についに白旗を掲げて謝りました。
その一言でさら小僧は機嫌が直りますが、「愛いやつじゃ」とアマビエを抱きかかえてます。
そこらへんのスケベなヤクザみたいだな。
通常の妖怪退治と違って鬼太郎もオヤジも気疲れで倒れそうな展開です。
もてなし第二弾が始まりました。
傘化けの皿回しを余興にねこ娘、アマビエ、ろくろさんという横丁のきれいどころがお酌します。
さら小僧の目の前で建前と本音を言うという超危険なことをしてますが、さら小僧酔っ払ってるからわからんかな?
アマビエ(池澤春菜)、ろくろさん(豊嶋真千子)のやさぐれ声が聞ける貴重な機会ではありますが。
地デジじゃなくて悔しい画像になってるな。
砂かけなんか呆れてますが、鬼太郎親子が手を合わせて頼んでます。
これも病院の子供のため。
そろそろさら小僧の気分も良くなってきたので、ねこ娘のどこに隠してるんですか?という問いにも隠れ里だよと答えるようになってきました。
でも、具体的な場所を聞き出すにはまだ足りません。
最後にと要求してきたのが人間界でのねこ娘とのデートでした。
屈辱に震えるねこ娘ですが、目の前で鬼太郎が両手を合わせて頼んでるので、断るわけにはいきません。
涙目で「どこでデートしましょうか?」と言わざるを得ない状況です。
さら小僧のリクエストはカラオケです。なんて羨ましい。
街に出ると車が水没するほどの雨が降ってました。
異常気象のせいかと思う鬼太郎たちに例の歌を歌ったからだとさら小僧が言い出します。
あの歌は雨乞いの歌なんだそうで、ちゃんと効果が出てるからこんな状態になってるんだとか。
ザ50回転ズは拉致されて歌えませんが、CDやカラオケは健在なので未だに雨が降り続けてるのです。
まさに日本沈没が目の前。
鬼太郎は雨を止ませる方法を聞きますが、歌の五番を歌うことだとさら小僧は言います。
それを聞いたねこ娘が、四番までしかないんでは?と尋ねました。
放送中にわかったのは三番までなんですけど。
五番はさら小僧しか知らないそうで、思うに梅雨の始まりに一番から歌いだし、終わりに五番を歌ってシメるのでしょう。
鬼太郎が教えてくださいと頼んでも「嫌だね」とすげない返事のさら小僧。
ついに鬼太郎も「教えるんだ!」と口調がきつくなりました。
「教えてください、だろ」とあくまで高飛車なさら小僧。
鬼太郎も子供のためですから「教えて…ください」と何とか頼みます。
それでも飽き足らず、オヤジもだとつまみ上げ、地面に落とすような事までします。
怒りに震える鬼太郎ですが、オヤジは気にするなと土下座をします。
そのオヤジを踏みつけるさら小僧。
さすがに鬼太郎もキレるんじゃないかな。
やっぱり鬼太郎はキレてさら小僧にアッパーかましました。
オヤジはザ50回転ズを返してもらえればそれでいいと言うのですが、さら小僧は勝手に歌を盗んでおいてそんなこと言うか!とさらに怒り出します。
ある程度は正論だな。やりすぎだけど。
もっと雨を降らせてやる!と歌を歌いだしました。
妖怪本人が歌いだしたんだから効果はさらに倍!ぐらいの勢いで、車は完全に水没、それどころか一階部分の天井辺りまで水位が上がってきます。
思わず止めろ!と言う鬼太郎ですが、怒っているさら小僧は止めようとしません。
客として呼ばれたのにこんな仕打ちは許せない、と水に飛び込んでしまいました。
続いて飛び込んだ鬼太郎ですが、水の中でカッパに勝てないだろうに…
日本って凄いなと思ったのは、水没してるのに看板やネオンの電気がちゃんと点いてるんですよね。
ものすごい防水対策だ。
鬼太郎は、水中でカラオケの看板を見ているさら小僧を見つけました。
胸倉を掴んでザ50回転ズの居場所と五番の歌詞を教えるように詰め寄りますが、水の中ではさら小僧のほうが強いです。
強いにしても、このクリティカルヒットは相当なダメージでしょう。
男として同情します。
水の中では鬼太郎の攻撃は全てかわされ、さら小僧の攻撃を食らうばかりです。
万事休すかと思われた鬼太郎は、歌詞を思い出しました。
その順番どおりに攻撃していけばいいだろうということです。
まずは「甲羅が割れたらダメダメさ」なので、リモコン下駄を背後から食らわして甲羅を割ります。
次に「水かき裂けたらダメダメさ」を実現すべく、指でっぽうを乱射しました。
水かきも裂けてさらに力が落ちてるさら小僧をちゃんちゃんこで捕縛し、「皿が割れたらダメダメさ」を実現すべく、ちゃんちゃんこに水上まで持ち上げさせます。
さっきまでいた歩道橋に頭から放り投げたら、皿が割れて「鬼太郎先生」と急にしおらしくなりました。
鬼太郎の命令どおり五番を歌いだします。
♪お皿もたっぷり潤った×2
雨よそろそろ止んどくれ
これでおしまいぺったらこ、ホイ!
これで空が晴れ星空が戻ってきました。
で、四番ってどこにいったんだろう?
隠れ里に来た鬼太郎は、ザ50回転ズに説教です。
今までで一番力のこもった説教なんじゃないかなと想像します。
オヤジが「これに懲りて、恥ずかしいことをするのは止めるんじゃな」と諭すと、三人揃って「はい!」といい返事です。
が、去っていくオヤジが歌いだした♪ゲゲゲのゲ~を聞いて
「このリズム!」
「ゲゲゲのゲ~」
「売れるで~」
と全然懲りてません。
鬼太郎たちも思わず振り返って「コラー!」ですよ。
来週は可愛い女の子が出ます。
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