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2008年9月11日 (木曜日)

【鬼太郎】第72話 絆

修復なった妖怪城を前にして高笑いするぬらりひょん。
蟹坊主に乗ってるのはわかるものの、何か変だな?と思ったら蟹坊主が無数の風船持って浮いてたのでした。
右上の黄色い風船に注目。
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とある家でポルターガイスト現象が起きてます。
鋏が飛ぶわ入れ歯が鳴るわの大騒ぎ。
原因は「家鳴り」です。
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これが柱を押して家鳴りが発生、その振動に共振して物が動くのです。
ぬらりひょんは全国の家鳴りを集めてるようで、ここには朱の盤が来ています。
家鳴りを捕まえようと縁の下に入り込むものの、あのデカい顔だから引っかかって動けなくなりました。
そこを家鳴りから殴る蹴るの暴行を受けて逃げ去ってしまうのはいつもの朱の盤。
それを影から見ていたのはかまいたち。
先ほどの家鳴りのところに行き、「旦那の名誉のために言っとくが、さっきのヤツは一番の雑魚だ」と一瞬でかまいたちを昏倒させました。
戦闘能力としてはぬりひょん陣営一番だからな。
翌朝鬼太郎とねずみ男が調査に来ましたが、当然家鳴りは見つかりません。

そうやって集められた家鳴りは妖怪城に集められます。
ぬらりひょんによると、家鳴りの共鳴現象によって妖怪城に命が吹き込まれるんだそうな。
「おっはよ、おっはよ、ボンジュ~ル♪」みたいなもんですか。

かまいたちだけでなく、蛇骨ばばあとかも目の前の籠にそれなりの家鳴りを入れているのですが、朱の盤の籠だけ空っぽです。
それをぬらりひょんに咎められた朱の盤は「実はこっちが俺の籠でして」とかまいちたちの籠を抱えました。
そんなバレバレの嘘を…と思う間もなく籠の中の家鳴りに刺された朱の盤が籠を倒して家鳴りが脱走、部下総出の大捕り物に。

あまりの事態にぬらりひょんの昇竜拳が朱の盤に炸裂、家鳴りを捕まえてこられなかったらという条件付でリストラを言い渡されます。

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朱の盤のイメージではゴミ箱漁るとか川原でテントとか公園のブランコで所在無げにしてるのを子供に見られてるとかのいやに具体的なイメージが流れてます。
人間界でもいろんな悪事をやってるから俗世のことにも詳しいんでしょうね。

ぬらりひょんがかまいたちを前に「別にアイツがクビと決まったわけではない」と憮然としています。
かまいたちとしては今までの付き合いより実力で評価してもらわないと、自分がいつまでも下っ端なので、これは良いことだと捉えてます。
「無論だ。俺の部下に役立たずはいらん」と妖怪城で思いを馳せるぬらりひょん。
見事ビルを爆破して喜ぶ朱の盤に「でかした。腕を上げたな」と褒めた日のことを。
そのときはたった一人の部下とボスとして固い絆で結ばれてたんでしょう。
写真にもそれが現れてます。
Photo_5

朱の盤はリストラ回避のために家鳴りを探してますが、そこには鬼太郎が先回りしてました。
掴まって横丁に連行され、目的を聞かされる朱の盤。
「拷問されたって吐くもんか!」と強がる朱の盤ですが、「そんなこと言って、ホントは知らねえんだろ」とねずみ男が挑発、「妖怪城を目覚めさせるために必要なんだ」とあっさりと陥落しました。
鬼太郎たちの認識では妖怪城は既に燃え落ちてます。
さらに情報が欲しいところですが、ねずみ男の挑発にことごとく応えて全てを明らかにしてしまいました。
やりとりは全部蛇骨ばばあの蛇が見ています。
それを聞いたぬらりひょんは怒り心頭、朱の盤を助ける必要は無い、と家鳴りによる妖怪城復活の準備に入りました。

ねこ娘と一反もめんが妖怪城が無くなっているのを確認、朱の盤の自白が正しいことを確認しましたが、朱の盤の救出が来ません。
なので、リストラされたんじゃねーの?とねずみ男に確信を衝かれて「家鳴りを捕まえてこなければ」という条件まで明かす朱の盤。

鬼太郎は、朱の盤が家鳴りを捕まえてこない限りは妖怪城起動の作業には入らず、それまでに城を壊せばいい、と判断しました。
実際には既に作業に入ってるようですが。

夕方になってねこ娘が食事を持ってくると朱の盤が脱走していました。
どうして見張りを付けていないのか?
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急いで追跡する鬼太郎たちですが、「だから言ったじゃろう。ちょうちょ結びじゃ縄がすぐほどけちまうって」と目玉のオヤジが言ってるのを聞くと見張りとかそれ以前の問題です。
「今更逃げちゃったものは仕方ないでしょ」と責任回避のねこ娘ですが、他の誰も直そうとしなかったんだからたいした責任ではないわな。
ねこ娘は悪くない。
すぐに追いかけて朱の盤を見つけた鬼太郎たち。
泳がせて妖怪城へ行こうとするも朱の盤は家鳴り捕獲に必死で妖怪城へは1ミリも近付きません。
そんなのを雨の中見せられる鬼太郎も災難だな。

妖怪城では起動のために家鳴りが配置されましたが、ぬらりひょんの言うことを聞きません。
「面白くない事はやりたくない」んだそうです。
正しく妖怪精神に則ってる。
そこでかまいたちがとった解決策は「人質をとって脅す」でした。
家鳴りは慌てて城を揺らしだしだものの、無理矢理なので息が合ってなくて起動の兆しすら見えてきません。
新たな手も思い浮かばず、「朱の盤、茶だ」と命令するぬらりひょんですが、朱の盤がここにいるはずもなく、ただただイライラを募らせるのみでした。

結局、楽しくしなければいけないということで、家鳴りの前で余興をしてみせることに。
演じるはかまいたち。
空中に放り投げた大根を一瞬で切ってみせたらこれがややウケ。
続いて家鳴りを投げて切る!ものの片方の角だけ切ってみせました。
これだと前回の脅しと一緒だから全く効果がありません。

そこへ朱の盤が帰ってきました。
手には一匹だけ家鳴りを捕まえてます。
これでリストラも無しだと喜ぶ朱の盤ですが、ぬらりひょんは掴まってからの経緯も知ってるし、さらに鬼太郎たちは朱の盤を追って妖怪城まで来ています。
「貴様はクビだ」と静かに宣告しました。
朱の盤の脳裏にかつてビルを爆破した時の記憶がフラッシュバックします。
さきほどはぬらりひょんから見た記憶、今度は朱の盤から見た記憶なのが細かくて上手い。
朱の盤の中のぬらりひょんってかなりカッコ良さ補正かかってると思う。
Photo_7

「さっさと立ち去れ」とぬらりひょんに言われても「嫌だあ」と大粒の涙をこぼすばかりの朱の盤。
しかし、思い切ったようにぬらりひょんとの思い出の写真を持って立ち去りました。

立ち去るって事は鬼太郎たちとの戦闘の場面に突っ込むわけですが、鬼太郎がかまいたち目掛けて飛ばしたリモコン下駄にモロに当たります。
鬼太郎も「あ、ゴメン!」と謝ってますが、何を謝る必要があるのだろう?
クビになったらからもうぬらりひょん一派じゃないからか。
ねこ娘の旧鼠を狙った膝蹴りも朱の盤にクリーンヒット、「あ、ゴメン」と言わしめました。
そこにぬりかべに押し倒されあた蟹坊主が倒れてきてまさに泣きっ面に蜂。

泣きっ面に蜂」のビデオ
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これを見た家鳴りは大爆笑。
「面白いものを見せてくれたからやってやる」と妖怪城起動に入りました。
妖怪城は完全に復活、そのうちの風の塔が風龍になります。
たった一つの塔なのにものすごい威力で、ぬりかべさえ吹き飛ばされました。
これはもう撤退だろうと言うオヤジとここで逃がせばまた行方が…と躊躇する鬼太郎とで逡巡してますが、鬼太郎は瓦礫に抑えられた家鳴りを見つけて思わず飛び出します。
もちろん風龍にいいようにやられて掴まるのですが、一瞬影が疾ったかと思うと鬼太郎陣営全てがかき消すように居なくなっていました。
鬼太郎たちを助けたのは夜道怪。
リニューアル最初の第52話に出てきてやたら女の子の絵に気合をいれてた妖怪です(別にこの妖怪が描いたわけではない)

【アニメ】鬼太郎第52話 お前の望みを言え

夜道怪は家鳴りの様子からここを突き止め、鬼太郎に以前の恩義を返すために行動したようです。

妖怪城では朱の盤が最後の口上を述べています。
「おめでとうございます。妖怪城が目覚めて良かったですね。オレ、クビになっても翳ながら応援してますから」と泣きながら去ろうとしました。
それに対して「待て。どこへ行く気だ」とぬらりひょん。
妖怪城復活という偉業を成し遂げたのだからクビは無しというわけです。

ぬらりひょん「今回はお前の悪運が強かったに過ぎん。家鳴りを捕まえようとしていたときの気持ちを忘れるな。そうすればいずれ結果が伴うようになる。良いな、朱の盤」

とまあ、これはとんだツンレデだ。
朱の盤が肌身外さず持ってる写真もちゃんと写真立てに入れて飾ってあって、朱の盤に向けられる笑顔は昔と全く変わってないし。
とはいえ、これはあくまで朱の盤が見たぬらりひょんね。
Photo_8

お互いの立場をザッピングして見せて「想いは同じ」というのを見せ付けるのを鬼太郎で見られるとはな(笑)
こういうリストラにあった人が頑張って名誉回復する話は大好きです。

次回からは劇場版とリンクした話が展開される様子。
もしかして最終回へ向けての展開か?と思わされますがいかに?


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