« 【ネオアンジェリーク】やはりDVDでは恋愛EDか | トップページ | 【絶チル】絶対可憐チルドレンとストウィが合体 »

2008年10月 5日 (日曜日)

【鬼太郎】第76話 あこがれのグアム航路

街を歩いてるねずみ男に声をかける女性がいます。
Photo_12

チャイナで三つ編みというとDr.リンなのかと思いましたが、ミンメイという名前で髪の毛が紫だと「超時空要塞マクロス」のリン・ミンメイですか。
声は松井菜桜子さんだから、甘えた姐さんはピッタリです。
美人ではありますが、チー配下の中国妖怪なんだそうで、中国妖怪っておどろおどろしいイメージがあるんですが大丈夫でしょうか?

今更チーが何の用だ?とねずみ男が思うのも当然で、前回は反物にする妖怪を集めたものの、失敗して離れてしまってますからね。
逃げようとしたねずみ男を捕まえたミンメイが頼んだのは、「鬼太郎を倒せるほどの強い妖怪」を紹介してもらうことでした。
こんな潤んだ目で松井菜桜子さんに「ねぇ、おねが~い」と言われたら一も二もなく肯く男子多数なんでしょうね。
私には響きませんが。
Photo_13

ねずみ男は南方妖怪軍団に話を持っていくことにします。
作戦上とはいえ鬼太郎を打ち負かした相手ではありました。
さっそく段取りに取り掛かります。

ねずみ男はネコ娘を呼び止めてグアムのリゾートホテルの宿泊券を渡しました。
何か裏があると取り合わないネコ娘ですが、ねずみ男はキャッチセールスの達人、「誰もいない浜辺。二人だけのために輝く夕日」と鬼太郎との旅行をアピールします。
ネコ娘の脳内では素肌にちゃんちゃんこという素晴らしいセンスの鬼太郎とのラブシーンが…
Coco_4

顔を真っ赤にしたネコ娘は「バッカじゃないの」と言いつつ、「アンタの気持ちを無視しちゃうのも悪いから貰ってあげる」としっかり手中にしました。
「行くかどうかは鬼太郎次第なんだからね」と世間一般で言うツンデレな要素も忘れません。
Coco_5

もちろん一つの作戦だけで満足するねずみ男ではなく、鬼太郎を搦め手で落とすために今度は目玉のオヤジを説得にかかりました。
南の島でノンビリしてきてよと話を進めるつもりが、いきなりオヤジが怒り出します。
「南の島ですることといったら決まっとるじゃろーが」ということで、それはダイビング、ジェットスキー、サーフィンなんだそうです。
肉体派らしい今期のオヤジ。
どちらにしろ説得というほどのものもなく受け入れてしまいました。

おかげで鬼太郎はネコ娘とオヤジの両方からグアム行きを迫られることに。
旅客機のチケットとかパスポートはどうするんでしょう?
と、思ったらグアムに飛んでいく旅客機の下をいつもの鴉に乗ってました。
鴉もグアムまでとは大変だな。

ねずみ男とミンメイは南方妖怪の船へ。
ミンメイの持ってる乗り物なんだろうけど、間違いなく筋斗雲です。
Photo_14

南方妖怪軍団は相変わらず船の上で暑苦しい踊りをしていました。
ねずみ男が声をかけても誰だか思い出せない様子。
記憶力が鳥並みです。
そんなことは気にしないねずみ男は鬼太郎を倒す事を持ちかけますが、「鬼太郎になら勝った」と返されます。
勝つことと倒す事の違いがよくわかってない。
そんな曖昧なところも南方的。
殺す事だと明快に答えたミンメイは、鬼太郎を殺せばアジアを征服させてあげると持ちかけます。
そんな空手形もいいとこの話ではありますが、それ以前にアジアがどこなのかがわかってない南方妖怪。
アカマタさえ知らないのには驚きましたが、やし落としやポに至ってはわからなくて泣いてますよ。

あまりのアホさに少し呆れるミンメイでしたが、結局は潤んだ目の色仕掛けで落としてしまいました。
別に気にする事ないと思うんですが、あんまり日本発で「アジア征服」とか言いだす作品を出すのもどうかとは思います。

アカマタだけが我に返り、鬼太郎に知らせようと船から逃げ出しますが、チーに見つかって反物にされてしまいました。
Photo_15

グアム島に着いた鬼太郎たちは椰子の木の大きさに感心しています。
が、それ普通じゃねえよ!
Photo_16

道を突き破って椰子の木が生えたりいろいろおかしいのですが、暑いからとりあえずホテルで休もうというオヤジの発想は妖怪ならではです。
人間の観光客も日陰でグッタリとなってるってことはこれは何かの異常ですよ。

鬼太郎たちが着いた「高級ホテル」は南国情緒溢れ過ぎる建物。
オヤジはいぶかしんでますが、ネコ娘は「きっと内装が立派なのよ」とあくまで前向きです。
まあ、ネコ娘にとってはホテルより鬼太郎とのプライベートビーチだからな。
Photo_17

そんなネコ娘の夢はすぐに打ち砕かれました。
ホテルと称する建物から「俺たちのアジトへようこそ」と南方妖怪軍団が出迎えたからです。
鬼太郎の周りを取り囲んだ南方妖怪軍団を、上から「期待していますわ」と例の潤んだ瞳で応援すると、南方妖怪の目はハートマークに。
鬼太郎さえ見とれてます。というか、鬼太郎は昔から美人に弱いです(笑)
Photo_18

気付いたネコ娘は「ちょっと鬼太郎!デレってしてる場合じゃないわよ!」とにやけた口を引っ張りました。
そんなじゃれあいを待ってくれる南方妖怪ではなく、アササボンサンが妖怪樹脂を吐き出します。
口を引っ張られながらもネコ娘を抱えて逃げた鬼太郎は南方妖怪軍団と対峙、この前降参したのになんで戦うんだ?と理由を問いただしました。
「今度は倒すんだ」ということで本気度が違うのですが、鬼太郎のほうは暑さで力が出ません。
南方妖怪の植えた椰子の木が熱エネルギーを放出して異様な熱気になっているのです。
鬼太郎もネコ娘も熱気で描線がグニャグニャですわ。
CGになってからこういうのもレンズとか使わずに簡単にできるようになりましたな。
グアムに観光に来てる人たちもペットボトルの水をがぶ飲みしてるので、一部業者は大儲けですか。

上から扇子を扇いで高見の見物のミンメイは「これも鬼太郎を倒すため。島の人々には死んでもらいましょう」とアッサリと言ってますが、確かにこういう冷酷なところが中国妖怪にはあるような気がします。
それに対して「何よアンタ」と文句を言いかけたネコ娘に「ミンメイちゃんに文句を言うな」と攻撃をしかけるランスブイル。
いやいや、ミンメイの色香に迷ってるお前のほうがおかしいんだろ。
どう考えてもネコ娘のほうが上だぞ(個人的主張)。

ミンメイに煽られた南方妖怪は絶好調で攻撃を仕掛けます。
ポはオナラを使ったジャンプからの「ポ・ビーム」
辛くも避けた鬼太郎はリモコン下駄を飛ばそうとしますが足がもつれてうまくいきません。
そこを「隙だらけだゼ」とアササボンサンのパンチ連打が決まりました。
ボコボコに顔を殴られて頭から地面に突き刺さる鬼太郎。
これは「リングにかけろ」なんでしょうか?
個人的には連載時に読んでた「風魔の小次郎」あたりのイメージですが。
Photo_19

全くいいところのない鬼太郎ですが、「何故僕を…」とまだ戦う意味にこだわってます。
別に隠す事ではないので「お前を倒す交換条件にアジア征服させてもらったのだ」とアササボンサンが誇らしげに語りました。
その言葉にまず引っかかったのがオヤジ。
さらに鬼太郎も「ここは確かアジアじゃあ…」と言いかけます。
私は「何を言い出すんだ?」と思ったんですが、オヤジが「グアムはアジアじゃない。アメリカ領じゃ」と言い出して吹きました。
グアム島はアメリカ領ではありますが、日本と同じ東アジアに属するはずです。
ただ、アジアの定義っていろいろで国や団体によっても違うのでこういう分け方もあるといえばあります。
つまり、オセアニアのうち米、英、仏領を除いた地域をアジアに含める考えかたです。
あまり使われないので詭弁に等しいですが。
いや、もちろん、鬼太郎たちは馬鹿な南方妖怪に対して詭弁で勝つという恐ろしい作戦を仕掛けているわけですが。
しかし、真面目にアジア征服というと中国、朝鮮、その周辺からマリアナ諸島、ニューギニアに至る島々、さらにインドから中東までいきますから、どんな悪の帝国だということになりますな。
ある程度第二次大戦時に大日本帝国が夢想したものではありますが。
このアニメ、なんかイロイロとヤバくないか?

ともかく、アジアじゃないということにショックを受けて自失状態の南方妖怪にとりあえず遊ばんかと提案をしたオヤジ。
南方妖怪はオヤジの持っていたサーフボードを見て即賛成、慌てたミンメイにも遊ぼうと声をかけます。
声をかけるどころかランスブイルの長い舌で拉致までして海へ走ってますが。

「どうやら上手く説得できたようじゃのう」とオヤジが言ってますが、詭弁もここに極まれりだろう。
こんな強引な説得方法、「キャプテン・ラヴ」以来だわ。

海に放り込まれたミンメイは鬼太郎の言うことに耳を貸すなと吼えるのですが、南方妖怪は全く聞きません。
これは本気で操るしかない、とミンメイが目を赤く光らせると南方妖怪が取り込まれ、「鬼太郎を倒しなさい!」という命令に「はい、ミンメイさん」と。
どこのギアスですか、コレ。

南方妖怪の集中攻撃をちゃんちゃんこで防ぐ鬼太郎ですが、暑さのためにちゃんちゃんこに意識を集中させるだけで精一杯。
だもんで、ランスブイルの舌によこからちゃんちゃんこを掠め取られてしまいました。
こうなると南方妖怪のやりたい放題。
ミンメイに狂ったランスブイルが舌で鬼太郎を捕まえ叩きつけます。
鬼太郎が放つ体内電気も「う~ん、エクスタシー!!!」と逆に快感になってる様子。
アササボンサンもやし落としもポもランスブイルに掴まって電撃を受け、「ミンメイ、ちゃんと、エクスタシー!」と快感を受けています。
なんて嫌な展開だ。大笑いしたけども。

ミンメイに操られて隙の無い南方妖怪にやられまくりの鬼太郎。
それを見てあざ笑うミンメイですが、「アイツさえいなければ~!」と飛び掛かったネコ娘の引っかき攻撃で体をズタズタに引き裂かれます。
それに怒ったミンメイは本当の美貌を見せてやる!と顔をどんどん巨大化させました。
Photo_20

そうやって出てきたのが「画皮」です。
Photo_21

これもまた強い妖怪なんですが、南方妖怪たちが「は…か…ら…れ…たああ」(byながいけん)な顔をしているのもむべなるかな。
「トドメをさしなさい!」とか言われても「やーだね」ってなっちゃいますわな。
画皮は「アタシの美貌の力は絶対のはず」とそのデカい顔でウインクしてみせますが、南方妖怪全く立たず(笑)

その間に椰子の実ジュースで回復した鬼太郎が画皮の髪の毛を掴んでぶん回しました。
南方妖怪は浜辺でノンビリ見物です(笑)
もちろんこれでまいる画皮ではなく、三枚の紙を用意するとあっという間に鬼太郎を描いて分身を作り出しました。
Coco_6

これは外見だけではなく能力も同じなんだそうです。
鬼太郎の技が三重奏で叫ばれるという鬼太郎ファンにとってはたまらん展開になってます。
為すすべなくちゃんちゃんこに固められた鬼太郎に救いの手が!
水を口いっぱいに含んだネコ娘です。
ってネコ娘になんてことさせやがる(笑)

鬼太郎の分身はもとは紙、ネコ娘の吹きかけた水で溶けてしまいました。
鬼太郎を縛るちゃんちゃんこはオヤジがネコ娘の帽子に入れた水で溶かします。
「今度こそ、これで終わりだ」と立ち上がる鬼太郎ですが、濡れた紙が貼りついたまんまだから全然かっこよくない。
Photo_22

画皮の吹き出す風をちゃんちゃんこで跳ね返すという攻撃で画皮を倒した鬼太郎、一件落着かと思いきや目の前で画皮が反物にされてしまいました。
黒幕としてのチーがようやく鬼太郎の前に登場ということですが、鬼太郎以外の反物には興味がないとアカマタの反物を返してくれました。
反物から元に戻す薬は横丁にあります。
それを届けたのは一反もめんに砂かけ、アマビエ。
アマビエは間違いなくグアムに遊びに来たかっただけですね。

「鬼太郎をもう攻撃しないでよね」と言うネコ娘に「鬼太郎はもう仲間だ」「一緒に世界征服しようぜ」とあくまで陽気な南方妖怪。
また何かでそそのかされたら歯向かってきそうだな。

グアムに来たのはさっきの面々だけではなく、子泣きやかわうそまで来てるらしい。
ネコ娘が妄想した二人きりのビーチは無しになったのね。

次回は雪女の話。
昔のエピソードとも繋がってるようです。
雪女って事は説明しなくても新たな萌えキャラ登場ってことですね(笑)


関連?商品----------

|

« 【ネオアンジェリーク】やはりDVDでは恋愛EDか | トップページ | 【絶チル】絶対可憐チルドレンとストウィが合体 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【鬼太郎】第76話 あこがれのグアム航路:

« 【ネオアンジェリーク】やはりDVDでは恋愛EDか | トップページ | 【絶チル】絶対可憐チルドレンとストウィが合体 »