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2008年12月25日 (木曜日)

【航空機】 鳥衝突試験(グロ注意)

23日も、昨日も今日も変わらず仕事だったわけですが、クリスマスにちなんでチキンのネタでも。
昔からよくあるジョークのコピペなんだけど。

---------- ロールスロイスの技術者は、旅客機や戦闘機の風防に向かって死んだ鶏を高速で発射する特殊装置を製作した。 しばしば発生する鳥の衝突事故を模して、風防の強度試験をするためだった。 この発射装置のことを耳にしたアメリカの技術者たちは、是非それを使って最近開発した高速列車のフロントガラスを試験してみたいと考えた。 話し合いがまとまり、装置がアメリカへ送られてきた。 発射筒から鶏が撃ちだされ、破片飛散防止のフロントガラスを粉々に打ち破り、制御盤を突き抜け、技術者がすわる椅子の背もたれを二つにぶち割り、後部の仕切り壁に突き刺さった光景に技術者たちは慄然とした。 驚いたアメリカの技術者たちは、悲惨な実験結果を示す写真にフロントガラスの設計図を添えてロールスロイスへ送り、イギリスの科学者たちに詳しい意見を求めた。

そして返事の手紙が届いた…

「チキンを解凍してください」


----------

同様の装置は航空機開発の会社ならまず持ってて(神戸のほうの会社とかは知らん)風防への衝突試験に私も立ち会ってお手伝いしたことがあります。

が、この鶏って生きてるやつなんですよねえ。
MILで4ポンドの生きた鳥を400ノットでぶつけて大丈夫というか墜落はしないことを証明するんだけど、鶏は麻酔で眠らせてセットしたはずです。
死ぬと死後硬直で弾性係数が変わって意味が無くなるから、だったかな。

YouTubeにエンジンでの試験がありました。
これだと8ポンドとか言ってますね。
ものの見事に切り刻まれてます。
後ろから出る血煙がリアルですね。

風防への鳥衝突試験だとこんな感じ。
風防にべったりと血脂が付いてますが、鳥は粉々になってます。
高速度カメラで見ても当たった瞬間に風船みたいに弾けてるのがわかります。

高速度カメラでの撮影映像は、各務原市の航空宇宙博物館で、T-4ブルーインパルス仕様の試験のヤツが流れてましたがまだやってるのかな?

終わったあとはミンチと羽がそこらじゅうに散らばってるので雑巾持ってお掃除になります。

上の映像にあるような、鉄パイプの先から圧搾空気で射出するのですが、鶏は金属の底が付いた発泡ウレタン(けっこう硬い)のサボに入れられてます。
筒の中に眠った鶏を収めるわけですね。
で、空気を金属の底で受けて猛烈に加速、サボは鉄パイプの先にぶつかって止まり、鶏だけが出ていきます。
打ち終った後のサボは、もともとの大きさが35センチくらいのやつが10数センチにまで潰されてるので、いかに大きなエネルギーで打ち出してるかわかろうかってもんです。

今は鶏は試験のある朝に養鶏場から届けてもらいますが、昔は試験場の片隅で飼っていて、試験前に規定の体重になったら餌を止めて重さを調整してやったそうです。
で、古参の技官が言うには今はブロイラーだから骨も残らんが、昔はちゃんとした餌で育ててたから骨が残ったと。

まあ、ホラか都市伝説の類でしょう。

〆はミクが歌うクリスマスの歌で。


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コメント

>>死ぬと死後硬直で弾性係数が変わって意味が無くなるから

あなたが体験したという実験はまともな会社じゃなさそう…
死後硬直で弾性係数変わるのが問題なら死後硬直が終わった後にすれば良いだけなのに

投稿: | 2019年11月30日 (土曜日) 02:35

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