【鬼太郎】第95話 ベアード様が壊れた日
今回はバレンタインデーの話。
冒頭に川男が出てきたことってありましたっけ?
「一年に一度、女の子が大事な人に想いを伝える日」というねこ娘の独白で始まりました。
さあ、ねこ娘は鬼太郎にチョコをあげることができるでしょうか?
鬼太郎のほうは甘い匂いがするけど心当たりはあるか?と聞いてるところを見るとバレンタインデーを知らないのかもしれません。
バレンタインを一週間後に控え、ねこ娘がバイト先の女の子と手作りチョコを作ろうと決意を新たにしています。
もちろん街の至るところでそんな風景が見られるわけですが、それを上空から「ステキだね」と見ているのが子安のアニキパンサーです。
魔女ザンビアはなにやら鍋を作っていました。
魔女の秘術とやらの百年鍋を作っているようです。
秘術ではなく秘密であれば「火水の剣(ヒミツのツルギ)」というものがありますね。
ザインってまだやってたんだ
パンサーが乙女の恋を集めて、ザンビアが百年鍋で煮込むとベアード様へのバレンタインプレゼントになるんだとか。
「これでベアード様の完全回復は間違いない」とパンサーが言ってるということは、まだベアード様は傷ついたままなんですか。
「鬼太郎。アタシの愛の形、受け取って」とチョコを差し出すねこ娘。
わりとよく出来てますね。
と思ったら、そこにあったのはウンコみたいな塊。
アマビエの「歪んだ愛だね。これが現実だよ」というセリフが深く心に突き刺さります。
ろく子さんが「大丈夫。ねこちゃんは味で勝負よ、ね」とフォローしてくれますが、味もダメダメでした。
恐らくですね、湯煎せずに直接火にかけ、すばやく固めるために冷凍庫に突っ込んだんだと思います。
手作りチョコに必要なのは時間。
嘆いてるねこ娘のところに雪女の葵ちゃんが来ました。
中の人はゲルト姉ちゃんですね。
葵はバレンタインが近いから、と試食をしてもらおうと持ってきたのです。
これはまた見事な鬼太郎チョコ。
氷の中に入れて持ってきたフローズンチョコで、まさに葵だけが作れる逸品。
ねこ娘最後の抵抗「でも、味が肝心よ」という言葉は「じゃあ鬼太郎に食べてもらおう!」という嫌な展開を呼ぶだけの結果になりました。
食べさせてなるものかとガニ股で走るねこ娘。
「となりのトトロ」のメイかよ(笑)
鬼太郎はそんなことには頓着しないもんだから、「どう?人間の服」と聞いてくる葵に「ああ、似合ってるよ」とまるでその場にねこ娘が居ないかのごときKYっぷり。
鬼太郎や目玉のオヤジ、子泣きじじいも試食してかなり美味しかったらしい。
ねこ娘フィルターがかかって少し妙な方向で見えている(笑)
しかし、これで挫折しないのがねこ娘。
「鬼太郎に想い伝えるもーん!」と新たな行動に。
いよいよバレンタインを次の日に控えた夜、ねこ娘と一緒にバイトしてる子はラッピングをしていました。
ここで「まだ起きてるの?お姉ちゃん」「早く寝ないと怒られるよ」と弟妹役をやっているのがハッピーセットキャンペーンで当選した子供たち。
「劇場版ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂」公式サイトの「ニュース」に紹介記事があります。
バレンタイン前日、手作りチョコに精を出したり、デートで着ていく服を選んでいる女の子をパンサーが狙っています。
鏡の左側にあるぬいぐるみはダッコちゃんモドキかキン肉マングレート?
パンサーが宙を舞い、甘い香りを振りまきました。
下では何が起こってるんでしょう?
その頃、ねこ娘は鬼太郎チョコを作ろうと悪戦苦闘しています。
それにしても「これはひどい」
ねこ娘ってこんなに不器用だったのか。
前EDでご飯作ってあげてたのに。
時間がないとバイト仲間の頼子ちゃんに連絡をするも、頼子ちゃんはパンサーの香りにやられてヘヴン状態。
他にも恋する乙女たちがパンサーの元に集まるのですが、ヘヴン状態のせいか、顔が崩れてしまってます。
女の子から赤いオーラが立ち上ったと思ったらキャンディになってしまいました。
パンサーのキャンディはこうやって集められたのか。
異常を察知したねこ娘は街を覆うレインボーな羽を見ました。
変態らしい色使いですが、子安のアニキパンサーは変態です。
頼子ちゃんを心配して走るねこ娘ですが、この通りには全く同じ店が複数あるようです。
何かのカルテルでしょうか。
その先に先ほどの羽がありましたが、中に入ったねこ娘は甘い匂いに頭がぼうっとしてきました。
危険な兆候です。
頼子ちゃんを探すうちにねこ娘がヘヴン状態になってしまいました。
当然ながらキャンディに。
集めたキャンディを前に「愛の結晶さ」とご満悦のパンサーは間違いなく変態紳士です。
集まったキャンディを「ベアード様喜んでくれるかな~」と持って帰るザンビア。
ヘヴン状態じゃないから可愛いです。
ベアード様のところではヨナルデパズトーリが診察をしていました。
四十七士の力で回復が遅れているらしい。
次の日、つまりはバレンタイン当日ですが、鬼太郎ハウスで葵がねこ娘の居場所を聞いています。
鬼太郎はねこ娘がどこにいるか知らなかったのですが、このときのやり取りからすると、鬼太郎チョコもねこ娘をからかうだけに作ったのかもしれません。
いつもなら異変が起きると「大変よ鬼太郎」とねこ娘が知らせに来るのですが、今回ねこ娘はいないので妖怪ポストからの情報が頼りです。
妖怪ポストには女の子が行方不明になったという手紙が多数来てました。
とりあえず頼子ちゃんの家で落ちてた羽と共に事情を聞く鬼太郎。
妖怪アンテナがビンビンに立ったと思ったら甘い香りが漂ってきました。
香りを辿るとザンビアとパンサーのもとに。
ベアード様のために働いてるときのザンビアの笑顔は無邪気だなあ。
「少女たちが消えているのはお前の企みか、ザンビア」と尋ねる鬼太郎に「ここにいるわよ。飴玉になってね」と見せつけるザンビア。
キャンディを見た瞬間、ザンビアが驚くほどの速度で鬼太郎が飛び掛りました。
しかし、あっさりパンサーの羽に捕らえられてしまいます。
さすがは西洋妖怪でも有数の強さを誇るだけのことはある。
動けない鬼太郎に、ザンビアはキャンディと化したねこ娘を見せました。
「早く元に戻すんだ!」と叫ぶ鬼太郎ですが、ザンビアは「ベアード様を傷つけた報いよ」と非常に嬉しそう。
背後に立つパンサーも「ザンビアの恋の邪魔をしないでくれるかな」と完全にバカにしきってます。
鬼太郎は為すすべなく去っていくパンサーとザンビアを見送ることしかできませんでした。
鍋に浮かびながらねこ娘は幸せな妄想に浸っています。
妄想の鬼太郎は吐きたいほど甘々ですな。
「ありがとう、ねこ娘。好きだよ」なんて鬼太郎が言うもんかい。
妄想から醒めたとき、目の前にザンビアの顔を見るねこ娘。
妖怪だけに催眠が早く解けたようです。
「恋のパワーぎっしりの飴ちゃん。ベアード様の特効薬。これで、ベアード様も元気に」と上機嫌のザンビアですが、「飴ちゃん」と言うのは大阪のおばちゃんだけだと思ってたんですが、ザンビアが大阪のおばちゃんということでいいですか?
それを聞いたねこ娘は「みんなの恋する気持ちを、ベアードの餌にしようだなんて!」と怒ってますがさりげに酷いこと言ってますな。
それを聞いたザンビアも顔を真っ赤にして「アタシの愛のこもったプレゼントを餌とはなによ!」と怒りました。当然です。
いつまでこの言い合いが続くのかと思ったらパンサーがさっさとねこ娘を沈めて「早く百年鍋を完成させたいんだ」と静かに告げました。怖ェ。
「それでは、ベアード様へ、アタシの愛を込めて」と呪文を唱えると百年鍋完成。
ベアード様のためだからザンビアの頬も紅潮してます。
鍋がピンクに発光していますが、「後は煮込めば完成。乙女の恋のパワーが百倍に膨れ上がるわ」ってそんなもん食えるんかい。
背後から寄ってくるパンサーが「君の恋の力は素晴らしいよ」と褒めつつザンビアをキャンディにしました。
パンサーは百年鍋を使って完全体になり、ベアードを超える最強になろうとしていたのです。
ザンビアもキャンディになってしまうと顔面崩壊しちゃうんだな。
パンサーに放り込まれ、今まさに鍋に没しようとするザンビアを跳ね飛ばす一粒のキャンディ。
ねこ娘です。
ねこ娘はキャンディのまま縦横に飛び回ってパンサーに襲い掛かりました。
根性あるなあ。
ねこ娘はザンビアに思うようにされていいのかと話しかけます。
体勢上仕方ないですがかなり上から目線ですな。
そのときザンビアはパンサーの作り出す妄想に浸っていました。
「ザンビアちゃはは~ん」じゃねえっての(笑)
ベアード様をここまで崩壊させるとは、パンサー恐るべし。
もちろんこんなものザンビアが望むベアード様ではなく、涙目で「あんな甘いのベアード様じゃないわ~」と必死で訴えかけます。
即座に「アンタの鬼太郎みたいで気色悪~い」とねこ娘を攻撃することも忘れません。
しかし、この言葉には喜んでもいいんじゃないだろうか、ねこ娘よ。
「あんなベアードのどこがいいのよ!」
「悪でクール、大きな瞳。ツルツルお肌。どれをとっても最高よ」
「鬼太郎は天然よ!」
「つうか、パンサーむかつく!」
「そうよ、許せない!」
と今度は鬼太郎にもちょっとアレな評価を吐くねこ娘。
でも、パンサーでまとまるあたり両方女の子です。
こんなもんを端で聞かされるほうはたまったもんではないですから、パンサーはさっさと鍋に放り込んでしまいました。
それを助けたのはかわうそが繰り出した網。
鬼太郎たちがやってきたのです。
今回は仲間がいるので先ほどのような一方的な展開にはなりません。
鬼太郎を苦しめた羽もぬりかべなら跳ね返します。
かわうその口から吐く水流に乗せたリモコン下駄でバランスを崩させ、葵の冷気で足元から凍らせる…のはいいんですが、パンサーは氷を割って百年鍋を飲み乾しはじめました。
熱くないのか。
止めようとしたねこ娘とザンビアも食われちゃいます。
さて、鬼太郎においてこうなった場合、後にどうなるかというのは決まってるようなもんで、パンサーはフラグを立ててしまったと言えますな。
百年鍋を飲んだパンサーの妖力は館を吹き飛ばし、周囲の木々もなぎ倒すほど。
放射状に倒れた木々はツングースカの大爆発を思い起こさせます。
完全体になったパンサーはハゲタカの妖怪みたいになりました。
イケメンじゃ完全ではいられないのですね。
ところで、このどう見ても鳥類な妖怪が、何故「パンサー」なんて名前なんでしょう?
「私は西洋妖怪トップだ!」と叫ぶパンサー。
そういうわりには子泣きののしかかりで地面に陥没し、葵の冷気に凍らされていきます。
鬼太郎の振り下ろす髪の毛槍に叩かれるのも効いてるし、どこらへんが最強なんでしょう?
ダメージ的にはたいしたことないらしく、「効かぬわ」と鬼太郎を締め上げました。
葵の氷で動けないのは変わりないらしいので、やっぱり鬼太郎最弱ということですか。
こうなっては鬼太郎には体内電気しか残されていませんが、ねこ娘たちが体内にいるうちはそんなこともできません。
吹っ飛ばされる鬼太郎に気をとられて他の仲間もやられてしまいました。
「トドメだ!」とダイブするパンサーですが、急に止まってしまいました。
体が勝手に動いて制御が効かないらしい。
実は体内でねこ娘たちが暴れまわっていたのです。
苦しんだパンサーはキャンディを吐き出してしまいました。
どうでもいいが、ザンビアはこんなものをベアード様に飲ませようとしてたのか?
元に戻ってしまったパンサーは「許さん」と憤ってますが、それは鬼太郎も同じ。
仲間がボロボロにされてますからね。
空中のパンサーまで伸びた髪の毛を介した体内電気で倒してしまいました。
朝日が昇る中、元に戻ったことを喜ぶ女の子たち。
ねこ娘はザンビアに握手を求めます。
共同戦線張ったからでしょうか。
人間、気が高ぶってると判断力を失いますよね。
手を握ろうとしたザンビアですが、「今日って何日?」と大事なことに気付きました。
バレンタインの夜は明け、2月15日になってしまっていたのです。
「か、勘違いしないでね。アンタとは敵同士よ」といきなりツンデレ言葉になるザンビア。
やはり身近なトラブルが我に返るのには一番です。
頼子を家に送り届け、礼を言われる鬼太郎。
「ちゃんと、ねこちゃんのバレンタイン、受け取ってくださいね」と言われてキョトンとする鬼太郎には嫌な予感しかしません(笑)
横丁では「義理だからね」とアマビエがかわうそにチョコをあげています。
チロル以下のパックの中の一つ程度にしか見えないし、「100倍×100返し」と書いてあるってことは1万倍返しですか。
10万円ぐらいになるのか?
これはツンデレじゃないわなあ。
瞳と俊夫…でもないけどこの二人がわかる人とは友達になれそうな気がします。
「キャッツ・アイ」じゃないよ。
子泣きは「ワシにもチョコくれ」と砂かけに要求し、「家賃」と返されてます。
これはこれでバレンタインの趣旨を理解してない気が。
ねこ娘は鬼太郎に「いつもありがとう」とチョコを渡すことができました。
なんて幸せそうな顔なんだ。
もちろん鬼太郎は喜んで食べるんですが、「聞きたいことがあるんだけど」と視聴者の機体を裏切らない質問を。
「バレンタインって何?」
「知らないの?!」ってねこ娘でなくても言いたいわ。
このへん、長年生きてても人間界の情報を取り入れるオヤジと鬼太郎の違いでしょう。
ベアード様は「バレンタインプレゼント、君の気持ちだけ受け取るよ。私は必ず自力で復活し、より強い力でミスター鬼太郎にリベンジする」と意気軒昂。
ザンビアの失策を不問にするあたりはベアード様の愛なのかな。
書き終わってみるとザンビア祭りみたいになってました。
最終回迎えてるからか画像も多めだし。
次回は触手で想いが伝わるいい話です。
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