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2009年3月15日 (日曜日)

【戦記シミュレーションノベル】サイバー空母「ヤマト」は凄い

だいぶ前にブックオフで買って読み、あまりの衝撃に頭がクラクラした「サイバー空母『ヤマト』」を再読し始めました。
新書で出たやつを文庫化したやつです。

自衛隊が作ったイージスシステムとサイボーグ機能を有する空母型揚陸艦「ヤマト」が過去にタイムスリップして大暴れという内容ですが、サイボーグ機能というのを見て水槽内に脳が浮かぶステキな映像を思い浮かべたのですが、どうやらそういう意味ではなさそうです。
搭載されているデータベースが物凄いもののようで、戦前の海軍暗号も解読してしまうほど。
何のために入れてるのか知りませんが。

ヤマトは基準排水量9800トンの「原子力空母」です。
小さすぎないか?と思うのですが、全長160メートルでヘリと固定翼機合わせて30機も搭載します。
要目は「こんごう」を参考にしてるようですが、もしかしてイージスシステム搭載してるからって参考にしたのかしら?
搭載する固定翼機はハリアーか?と思ったらなんとF-1です。
もちろんフランス製じゃありませんよ。
カタパルトで発艦した瞬間にバラバラになるんじゃないかと思いますが、刊行時に退役が進んでたものをイジメるような真似はしないでほしい。

個艦防御能力も物凄く、アスロックもシースパローも搭載し、さらにVLSもあるようです。
飛行甲板横にそんな爆発物置いていいのだろうか?と思いますが、何でVLSと発射機と両方持ってるんでしょうか?
ああ、冗長性ってやつですか。
ちなみに、攻撃はほぼ自動で行われるようですが、まずはCIWSで迎撃し、間に合わなくなったらシースパローを撃つという深刻なバグを抱えています。

こんな空母が進水前にタイムスリップさせられるのですが、何と進水前に艤装が済んでいます。
そして、進水式後に公試も無しでデモンストレーションする予定なので、既に原子炉に火が入っています。

タイムスリップした先はマリアナ沖海戦ですが、無線封止のために微弱電波しか発信していない日本艦隊に連絡ができないとか言ってます。
読んでもよくわからなかったのですが、微弱電波しか発信しないものは受信能力も微弱なようです。
電気工学科出身ですが、こんな現象は初めて知りました。
撃沈前の潜水艦が最後の瞬間を発信したりしてるので、地球とは違う物理法則が働いてるんでしょう。

タイムスリップする原因は、北朝鮮の工作員が日本の空母を消滅させるために「日本が」開発中のビーム砲を使おうとして襲撃、研究員が機転を利かして物質転送装置のビームをビーム砲と偽って浴びせたためなんですが、この工作員、ビーム砲があるとされる倉庫まで研究員を案内させたあとに扉をプラスチック爆薬で吹き飛ばします。
開けさせるとかいう発想は無かったのかね?中に何があるのかわからんのに。
ちなみに、そのビーム砲は戦車10台を粉末にしてしまうそうですが、呉で使うと都市が消滅するそうです。
この世界の呉は通りが1本ぐらいしか無いのかもしれない。

日本語も物語りも残念なデキですが、F-1が活躍する架空戦記ってあんまり無い気がするのでその意味では貴重かも。
アメリカの軽空母1隻に対艦ミサイル8本も撃ち込んじゃう残念な指揮官ですが。

個人的には一度読んでみるといいよ、と思いますが、こんなの売れたんですかねえ?


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