【ストライクウィッチーズ2】第10話 鷲は舞い降りた
もっさんが海に向けて烈風斬を放ちました。
海を割るほどの威力は「真・烈風斬」に近付いてるのか、とも思いますが、急に膝をついてしまいます。
「やはり……避けられぬか」という言葉は限界が近づいてることを表しているんでしょうが、最初のほうで予想したとおり烈風斬が寿命をよけいに縮めたのではないのかなあ?
ミーナは軍上層部への報告に来ていました。
対面にいるのはケッセルリンクとハロルド・アレクサンダーだそうで、アンツィオの戦いで戦った両雄が並んで座っているというのも興味深いものです。
大和が派遣された理由を、これから起こる殲滅戦だと説明していますが、「ウィッチだけに頼った戦略では足りないのだよ」という言葉には「自分たちも存在価値を示さないといけない」という事情が垣間見えました。
そういう政治的事情で実行された作戦というのが上手くいったことはないと思うのですが、さて……。
ミーナがここへ来たのは、新たに立案した作戦のためです。
先日のファットマン型ネウロイが洋上遠くまで進出できた理由を探ったところ、マルタを制圧したネウロイの要塞から発進したことが判明しました。
マルタ島が制圧されるまでには「ペデスタル作戦」など、色々な意味で燃えることが多数あったのだろうなあ。
ミーナの作戦は、ここに少数のウィッチを送り込んで殲滅しようというものです。
上層部もこの作戦を承認したようですが、それには条件がありました。
成功しそうな作戦であれば、自分らの功績になることをねじ込みたくなりますわ(笑)
基地ではバルクホルンがハルトマンをたたき起こしてランニングに励んでいます。
バルクホルンは、ミーナから聞かされた作戦の選抜メンバーが自分とハルトマンだと想定して、ハルトマンを調整しようとしているのでした。
そこに501所有のJu52が帰ってきます。
Ju52から、パラシュートもなしに一人のウィッチが飛び降りてきました。
最後の魔法発動で華麗に立つあたり、目立ちたがり屋なのではないかと思いますが、『ジョジョの奇妙な冒険』でディオが馬車から降りるシーン並にカッコいいのではないかと。
降り立っての言葉が
「はじめまして、子猫ちゃんたち」
「悪いけど、サインはしない主義なんだ」
完全に芸能人ですね。
芳佳はそのカッコよさに完全にやられてるので、ミーハーなんでしょうね。
今の時代に生きてたらジャニーズの追っかけにでもなっているのかも。
「マルセイユ。何しに来た。お前はアフリカにいるはずだろ」とバルクホルン。
この派手な人はアフリカの星、マルセイユですか。
バルクホルンが呼びかけたにも係わらず「久しぶりだな、ハルトマン」と駆け寄ってくるのは明らかにからかってるわけですが、モデルの人らしい行動ではあります。
険悪な雰囲気の中で握手をかわすバルクホルンとマルセイユを見て「あのカッコいい人、バルクホルンさんの友達なのかな~」とのんきなことを言える芳佳はKYとして最強かも。
ハンナ・マルセイユは第31飛行隊、通称ストームウィッチーズの所属で、200機撃墜のスーパーエースなんだそうな。
「アフリカの星」と呼ばれて世界中にファンがいる、まさにスーパースター。
「サイン欲しいな~」と言う芳佳に「アイツ、サインはしないよ」とシャーリーが語り掛けました。
シャッキーニは501が解散してから北アフリカにいましたからな。
そこでルッキーニがマルセイユの胸を揉んだもんだから、洗濯やらの雑用係にされてたという(笑)
その話は『ストライクウィッチーズ キミとつながる空』(京極しん)に収録されていて、9月25日発売されますのでよろしければどうぞ。
コミカライズとしてよくできていると思います。
今回の作戦のブリーフィングが始まりました。
マルタ島ではドーム状のウィッチが占拠しているので、選抜された2名で突入、内部から破壊するんだそうです。
なぜたったの2機で突入するのか?
突入には潜水艦を使い、潜水艦に収容できるのは2機までだからだということですが、これは潜特型による攻撃ですね。
無理してもう一人を収容しても、ストライカーユニットが艦内奥深くにあって、用意している間に戦闘が終わるか潜水艦が撃沈されるかするのでしょう。
突入部隊はバルクホルンとハルトマンのはずでしたが、上層部からの指示により、マルセイユが援軍として用意されました。
残りの一人に、ミーナはバルクホルンを予定していましたが、マルセイユが「無理だ」とバッサリ。
「アンタの力量じゃあ、私と戦うのは無理だ」ということで、マルセイユが自分と釣りあうのはハルトマンしかいないと目している様子。
馬が合わないとでも言うんでしょうかね。
魔法発動しながら組み合いなんて危ないこともするし。
圧力で床がへこんでるじゃないですか。
サーニャが「あぁ!」とのけぞったものだから、思わず「アッチデヤレ」と叫ぶエイラ。
この二人の出番、これでおしまいです(笑)
どうなることやらと思っていたら、「私がマルセイユのパートナーをやるよ。それでいいだろ」とハルトマンが治めてしまいました。
やはり空気を読むことにかけてはハルトマンの右に出るものはいない。
さっそく二人での訓練が始まりましたが、マルセイユはMG34を使うのね。
ストライカーユニットはF-4/Tropなのか、G-2/Tropなのか、それともK-4/Tropなのか?
エンジン音はマルセイユの乗機である「黄の14」でしょうけど。
アフリカ迷彩や防塵フィルターは反映してるけど、14のナンバーを付けないのはアニメ向けのデザインだと感じます。
次々と標的を撃墜するものの、それは個人の技量においてのみの話で、連携がとれているとはとてもいえません。
マルセイユは、急に後退したかと思うと機銃でハルトマンを狙って撃つ真似をしました。
「これで9勝目だ!」と言うマルセイユに「や~ら~れ~た~」と悶えてみせるハルトマン。
マルセイユは怒ってますよ?
本気でないとはいえ、味方に銃を向けたのですからタダで済むはずはなく、直ちにミーナから中止命令が出ます。
このような行為は即刻営巣行きですが、この基地には営巣が無いので他と離れた部屋に隔離で代理となりました。
ついでに「チームワーク醸成の為」ハルトマンも同室に。
マルセイユは「戦場では、勝利以外に価値は無い。私は常に勝利し続けて、最強で居続ける」という信念で動いてるので先ほどの行動になったようです。
それを「なんだそれ」で流してしまえるハルトマンのほうが余裕を持ってるんだろうけど、スタンスの問題だからな。
生き残れて味方の生死を巻き込まないならある程度は許されるんではないか、とは思いました。
ということで、マルセイユの「全てに勝利し続ける」日常が始まります。
まずは徒競走で一着。
マルセイユ、シャーリー、バルクホルン、芳佳、エイラ、サーニャ、ペリーヌ、リーネ、ハルトマンの順なのかな?
ルッキーニは寝ている、と(笑)
次は食事。
ここでストームウィッチーズにも扶桑のウィッチがいることが明かされました。
加藤圭子や稲垣真美のことですか。
おかわりを続けた結果、おひつが空になったので「私の勝ちだ」
何か激しく間違ってる気がする……。
ともあれ、マルセイユも納豆がダメなことがわかりましたが、501でも誰が食べるのでしょう?
芳佳と坂本とバルクホルンとミーナ、あと坂本が食べるならペリーヌぐらい?
夜になって風呂でくつろぐ二人。
「アフリカにはお風呂無いの?」ってお風呂どころか顔を洗う水さえも……。
実際に、洗濯などを砂で行っていたようです。
地中海を隔てた対岸でこうも違うというのも不思議なものですな。
ただ、それだけ過酷な環境だけに、妙な上官も横槍入れたがる上層部もいないので、マルセイユにとってはやりやすい戦場のようでした。
そこからわざわ出てきた理由はアフリカ部隊を守るため。
マルタが陥落したままでは補給物資が届かないので、北アフリカ部隊にとっては死活問題です。
それが解決できるなら上層部の人気取りに利用されるぐらいどうということはないのでしょう。
このへんも人気がある理由かな。
風呂から出るときにルッキーニたちと鉢合わせ、さっそく胸を揉まれていますが、北アフリカであれだけ怖い目にあったのに、まだやってしまうというのは「体が勝手に……」なんでしょうね(笑)
ルッキーニの判定では「シャーリーの勝ち」ですが、「見ろ、形は世界一だ!」とマルセイユも負けていません。
というか、何の勝負だ。
ハルトマンじゃなくても「なんだそりゃ」ですよ。
さらに、マルセイユとシャーリーの壮絶な言い合いをよそに、胸を見る芳佳の目と、それを見るリーネの目(笑)
おそらく、このシーンはDVD/BDではバスタオルが取れるのでしょう。
朝、ハルトマンが起きだすと、外にバルクホルンが立っていました。
マルセイユのファンである妹のクリスのために、マルセイユのブロマイドにサインをもらおうとやってきていたのです。
ハルトマンが頼んでみたものの、「サインはしない主義なんだ」とにべもありませんでした。
「あんなシスコンのクソ石頭に書いてやるサインは無いね」とブロマイドを放り投げるマルセイユ。
これが「トゥルーデをバカにすんな」とハルトマンに火をつけてしまいます。
マルセイユはかなり虚を衝かれた表情をしますが、バルクホルンの事でハルトマンがこれだけ怒るのが予想外でしたか。
シスコンといえばハルトマンだって言えなくもないしな。
ここを挑発すればハルトマンは勝負に乗ってくる!と「勝ったらいくらでもサインしてやる」との約束をしてやりました。
今までの勝負!勝負!も挑発のためであったか。
作戦が始まり、連合国艦隊が集結しました。
これ凄いなあ。
ロマーニャ海軍からはヴィットリオ・ヴェネト級戦艦とカイオ・デュイリオ級戦艦。
【訂正】カイオ・デュリオ級戦艦としたのはザラ級重巡洋艦。
ブリタニアからはキング・ジョージ5世級戦艦。
そうなると後続はリナウン級かフッドか?と思ったんですが、どちらでもないような気がします。
一番しっくりくるような気がしたのが、イギリス最後の戦艦ヴァンガードの艦橋を古臭い感じに変更したものなんですが、さて……。
【訂正】KJVの後ろにいるのはビスマルク。
カールスラントからはビスマルク級戦艦でおそらくビスマルク。
その前を行くのがシャルンホルスト級巡洋戦艦。
【訂正】ビスマルクの前はKJV。
多分、他にもフレッチャー級駆逐艦やアドミラル・ヒッパー級重巡洋艦もいるんだろうけど、そこまでわからない(笑)
上空援護と支援にストライクウィッチーズ全員であたってますが、よほどの不測の事態への備えであって、働くようでは作戦は失敗。
ミーナとマルセイユがインカムで交信してるのに驚いたり(笑)
魔法力を使って近距離なら海底とでも交信できるのかも。
そんなマルセイユとハルトマンが乗っているのはまんま伊400。
これで、海底の隙間からネウロイ内部に侵入するというわけです。
内部では40機のネウロイが待ち構えていました。
お互いに敵数を報告するたびに数が減るほどの凄腕、護衛のネウロイを全滅させてコアを破壊するまで約1分。
最初の強いネウロイはなんだったのかと思いますが、目的が違えばネウロイのタイプも違うのが当たり前、マスタングとタイガーどっちが強い?なんて話は成立しません。
この戦闘でも撃墜数は20機ずつで決着がつかなかったので、実弾を使った模擬戦闘に移行します。
ミーナ中佐はどれだけ始末書を書いたのでしょうか(笑)
この空中戦が物凄い。
後ろからの銃弾を小さいバレルロールでかわすハルトマンにシビれました。
エーリヒ・ハルトマンも小さい旋回で機動するようにしていたそうですから、これが実戦で一番強いんでしょうね。
実弾での空戦は危険極まりないものですが、二人ともトップクラスのウィッチですから本当に危なくなったら魔法障壁を展開すればすむことです。
もちろん、それが敗北宣言となりますが。
シャンデル、ハイGバレルロールとこのあたりの絵は空中戦を描こうとする漫画家、アニメーターさんへの絶好の資料となったりして。
シュトゥルムの旋風に入り込んだマルセイユが煽られて一回転するのもニクいところ。
結局、弾切れで引き分けと相成りました。
マルセイユが防塵フィルターを外していたら、多少は結果が変わっていたのでしょうか?
作戦が終わると、なんとハルトマンがお片づけを!
「ごめん、トゥルーデ。ハンナのサインもらえなかった……」ってどんだけ天使ですかっ!
あっという間に「やっぱやーめた」と投げ出すとしても(笑)
ジークフリート線って床どころか窓枠に至るまで塗られているんですね。
撤収時に施設隊が後始末をしたときに謎のひとつになったりして(笑)
マルセイユは午後から北アフリカで雑誌の取材があるということで、もうJu52に乗ろうとしています。
「忘れていた」とサイン入りブロマイドを「クリスに送ってくれ」とミーナに渡し、「自分からトゥルーデに渡してあげればいいのに」と言われても「私は忙しいんだ」と去ってしまうのも、彼女なりの美学なのでしょう。
マルセイユは、同人誌『アフリカの魔女』に登場していますが、それを読んだら今回の行動がしっくりきました。
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今回のサブタイトル『500overs』の意味を考えていたんですが、ハルトマンとマルセイユ、ハルトマンとバルクホルン、どちらでも成立するような気がします。
「異なった部隊同士の共同作戦」ということなら501とストームウィッチーズとのことかとも考えたんですが、501では500どころか1000超えそうですよね(笑)
次回、ついに坂本さん引退のような気がしますが、お風呂だったりブリーフィングの黒板に第6話のような高高度迎撃作戦を伺わせる絵が描かれていたりと、まだまだ何が起こるかわかりませんな。
公式サイトの予告では芳佳が烈風丸持ってるし、真っ白だし(笑)
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