2010年7月23日 (金曜日)

【鬼太郎】第37話のキャプ画像を差し替えた

学校が夏休みに入り、『ゲゲゲの鬼太郎』の再放送があったので、第37話の感想のキャプ画像や動画を差し替えました。

【鬼太郎】第37話 髪は女の命

大きい変更点はなくて、せいぜい加奈の頭が見切れてたのを描き足した程度かな。
あとは多少の画像追加。

どのアニメでもそうですが、わりと頭のてっぺんは見切れてるのですね。
少しだけなら描き足すこともできますが、もともと絵が描けるわけでもなく、「マウスで1ドットずつ点を置けば同じことだ」を基本にやってるので、少し複雑になるとダメです(笑)
もっさんの耳とか。
挑戦はしてみたんですけどね。

で、今回色々試して気付いたこと。

・インターレース解除は自動24fps化でないとゴミがかなり出る
・動きが少なければ30fpsから24fpsに間引くと綺麗になるけど、動きが激しいと残像がクッキリ出るので30fpsのままにする

ということですか。
なので、『ストライクウィッチーズ2』の動画はインターレース解除が自動24fpsでフレームレートは29.97だか30だかになるのがほとんどじゃないかと思います。

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2010年4月 6日 (火曜日)

【鬼太郎】第35話のキャプ画像を差し替えた

再放送があったので『ゲゲゲの鬼太郎』第35話のキャプ画像を差し替えました。

【鬼太郎】第35話 DQNスパイラル

今回もたいしたことはしてなくて、強いてあげればネコ娘の風呂のシーンぐらいかなあ。
Photo_11

こういうことをフォトショップでやるのにえらく簡単だったような記憶があります。
これはネコ娘をマウスで切り抜いて貼り付けてますが。

現在、NHKにて『ゲゲゲの女房』をやっていて、『ウェルかめ』より面白いのが悔しいのですが、アニメ部分は5期鬼太郎スタッフの製作でありますよ。
ということで、ブログの更新も続いているし、まだまだゲゲゲ組は解散していない模様であります。


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2010年3月25日 (木曜日)

【鬼太郎】第34話のキャプ画を差し替えた

『ゲゲゲの鬼太郎』第34話が再放送されたので、キャプ画を差し替えました。

【鬼太郎】第34話 妖怪怖い

差し替えて、最初のオープンカフェのキャプ画背景の柱のラフが残ってることに気付きました(笑)

最後のネコ娘は、見切れてる頭やリボンを例によって描き足そうとしてたのですが、頭とリボンを描いた段階で嫌になって消しました。
物体の影やシワの表現の仕方を勉強したほうがいいかしら?


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2010年2月 9日 (火曜日)

【鬼太郎】第2話 金儲けの才覚

今更ではありますが、『ゲゲゲの鬼太郎』5期で感想を書いてないエピソードを埋めていこうと思いました。
何故第1話からじゃないのかというと、録画してなかったから(笑)
ということで、ねずみ男登場の回からです。

バーの裏手で吹っ飛ばされてる男が一人。
「カラスや猫だってもう少し綺麗に漁っていくぞ」とマスターが吐き捨てて去っていきますが、その相手はねずみ男でした。
Photo

食料を探すためにゴミ箱漁りをしてたんですな。
不景気のせいでゴミも少なくて飢え死にしそうだと言ってますが、2007年のことであり、まだ今から考えると景気は良かったですよね。
そら鬼太郎も終わるわ。

そんなゴミの中からノートパソコンを拾うと、なんと動きました。
パソコンには個人情報が消されずに残ってて、そこから何か金儲けの臭いを嗅ぎつけたようです。

商店街では鬼太郎が「魚の目玉をあるだけくれ」と魚屋に頼み込んで貰っていました。
古めかしい格好でそんなことを言う子供ですから、目を引くのですが、礼儀正しいので何とかスルーされてるようです。
魚の目玉は、目玉のおやじの大好物であるスープの材料。砂かけばばあに頼まれた買い物も。
人間世界での買い物は鬼太郎が請け負うわけですな。
砂かけの欲しいものはリフォームの本でした。
長屋を改築したいと常々言ってるし。
でも、レジに持って行ったところでお金が足りない鬼太郎(笑)
「こんな薄い本が1250円もするなんて」と言ってますが、もっと薄い本が2500円とかするのに何を甘いこと言っとるか。
それ以前に、砂かけは本の代金を渡してないのか?
Photo_2

「また今度にします」と出直そうとした鬼太郎に声をかける女の子が。
我らがネコ娘です。
ティッシュ配りのバイトの制服がコレってのはどういうことだ(笑)
Photo_3

結局ネコ娘からお金を借りて解決したようですが、「どういたしまして」と答えるネコ娘が実に可愛い。
Photo_4

人間社会に溶け込んで仕事をしているネコ娘を凄いと褒める鬼太郎ですが、逆に世間に疎すぎるとオヤジから藪蛇な指摘が。
「いっそネコ娘を嫁に貰ってはどうじゃ?」とのオヤジの言葉に「やだぁーお父さん」と頬を赤らめるネコ娘。
しかし鬼太郎はすかさず「ネコ娘を?悪い冗談は止めてくださいよ、お父さん」と即却下(笑)
刺されても文句は言えないレベルだ。
Coco_2

オヤジは「そう捨てたもんではない」と言いながらも「まあ、200年程度の我慢じゃ」とこれまた酷い仕打ち。
妖怪がたった200年ぐらいで姿かたちが変わるもんかね?
さすがに腹に据えかねたネコ娘が一言言ってやろうとしますが、そこに慌てた様子の砂かけが飛び込んできました。
何かと思えばねずみ男が妖怪横丁にやってきたんだそうです。
そういえば、彼は横丁の住人ではなかったな。
ネコ娘は怪しい儲け話に巻き込もうとしてる、とにべもありませんが、だいたい合ってるか。

ところが、実際には小奇麗な格好をして変なポルシェで乗りつけ、小豆洗いの饅頭一つに一万円を払うリッチぶり。
Coco

拾ったノートパソコンの中にあったメールアドレスに「根津三男(ねず みつお)」という名前があり、この男が街や森を潰して大きなビルを建てて大もうけしてる悪徳業者(砂かけ談)で、ねずみ男はメールを出して自分を売り込み、雇ってもらったらしい。
ネットに繋ぐのもタダではありませんが、電器屋の店頭のLANに差し込んで送った様子。
その一瞬で接続を済ませるんだから、けっこうなスキルも持ってるんでしょうな。
Photo_6

メールで送ったえげつない地上げプランがいたくお気に召したらしく、会った瞬間には意気投合したというから、かなりな悪人であることは間違いない。
社長の甥っ子という建前を手に入れて業績を上げた結果、こんなリッチになってると。

変われば変わるもんだと囁きあう妖怪たちは、この段階ではまだ黒いモヤモヤしたものです。
妖怪横丁の住人もまだ確定はしてなかったんだろうなと余計なことを考えてしまうのはファンゆえでしょうか(笑)

鬼太郎のゲゲゲハウスに来たねずみ男は鬼太郎に「一緒にやろうぜ」と持ちかけました。
ねずみ男のことだから、多少は鬼太郎への思いもあるものの、今まで見下してた横丁の住人も含めて見返して自慢したかったんでしょうね。
滅び行く妖怪に比べたら人間社会のほうが化け物じみてるというねずみ男の主張はわからんでもないですが、妖怪が滅びることはないわな。
今でも「ちっさいおじさん」とか新しい妖怪は次々生み出されてるし。

熱弁するねずみ男にオヤジが湯をぶっ掛けて追い出してしまいます。
「人間界に馴染むのと人間に媚びるのとは違う。プライドの無い妖怪を見るのは不愉快じゃ」と。
鬼太郎も「人間の真似をして調子に乗ってると必ず痛い目に遭うぞ」と追い討ちをかけました。
正論すぎて太刀打ちできないもんだから「正義の味方気取りで」とレッテル貼りしかできないねずみ男ですが、「友達だから言うんだ」とあくまで鬼太郎は真摯です。
気圧されて帰ってしまうねずみ男は真っ直ぐに鬼太郎の目を見ることはできないんだな。

一方その頃、ねずみ男の車は妖怪たちのオモチャになってました(笑)
子泣きがボンネット上で泣いて潰すわぬりかべが屋根を引きちぎるわのやりたい放題。
慌てて出て行きましたが、よく車が動いたな。

それを呆れたように見送った鬼太郎でしたが、かわうそが袖を引っ張り「あいつからちょっとだけ死の臭いがした」と告げます。
後にアマビエと漫才コンビを組む(違)とは思えないほど大人しいな。
Photo_7

ねずみ男は夜中になっても一生懸命に机に向かって仕事をしています。
ねずみ男の凄いところは楽して儲けたいと思ってはいても、実際には仕事に熱中するところだよな。
先に帰ろうとしたねずみ男の秘書は、ビルが普通とは違っていることに気付きました。
エレベータでは壁から骨の指が掴みかかってきます。
Photo_8

エレベータから出てきた秘書はミイラになってました。
Photo_9

次の日にそれを知らされたねずみ男は妖怪の仕業だと確信して調べると、このビルのあった地に昔刑場があったことを突き止めます。
社長に直訴してみると、祠があったけど壊しちゃったとか。
それで、死者の霊を司る妖怪が目を覚まして、ビルの住人の精気を喰らいだしたというわけです。
今まで起こらなかったのが不思議だけど、ねずみ男のせいで刺激されたのかもしれないな。
社長は取りあわないけど、ビルは完全に妖怪と化してました。
Photo_10

実際の刑場跡は寺と隣接とか境内とかになってるから、よほど強引なことがなければ出来ない気がしますが、その強引をやってしまったがゆえに妖怪も出てくるんでしょうか。

ねずみ男は話し合いでなんとかならんかといつもの衣装に身を包み、妖怪を捜し歩きます。
見つけた妖怪に人間を食わないでくれと頼むねずみ男でしたが、「お前は口の中に飛び込んできた食べ物を我慢できるのか?」とディオばりにシビれるセリフを言われてしまいました。
ビルは既に妖怪の腹の中だから、「そこに居るから喰う。当たり前の話だ」ということで取りつく島もありません。

社長が居なくなれば今の生活が消える、と土下座するねずみ男でしたが「社長とかいう人間ならば、今喰っているとこだ」と衝撃のシーンを見せ付けられてしまいました。
初期の鬼太郎はホラーテイストというか、やりすぎた人間を妖怪が懲らしめる話だったんだよな。
Photo_11

「お前も喰う」と引きずり込まれそうになるねずみ男を助ける一対の下駄!
鬼太郎です。
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ネコ娘に引きずられて驚くねずみ男ですが「やっぱりアンタ妖怪に関わっていたのね。助けに来たんだから感謝しなさいよ」ってどこから察知したんだろう?

ビルの屋上に追い詰められた鬼太郎たち。
オヤジによると、この妖怪は「がしゃどくろ」
Photo_12

亡者の集合体で、一度怒らせたら最後、相手の精気を喰らい尽くすまで治まらない厄介な妖怪だそうですが、出てきたのは20世紀後半で昭和も40年代の頃。
浮世絵「相馬の古内裏」から創作されたのですが、新しい妖怪を作りたくなるほど躍動感に満ちた絵だと思います。
Photo_13

相馬の古内裏(千葉市美術館)

鬼太郎の妖怪アンテナが反応しました。
しかも中折れで場所まで。この頃は非常に役に立つものだったんだな。
Photo_14

がしゃどくろが顕現しましたが、ビルの上に付いたロボットのような感じでRPGのボスキャラのデザインみたいだ。
Photo_15

鬼太郎を潰そうと手を振り下ろしたらコンクリートの屋上が凹むぐらいに強力な妖怪です。
鬼太郎の髪の毛針も一向に効く気配ナシ。
外側からはダメージを与えられないので、内側に飛び込む方法を考える鬼太郎。
ねずみ男の「精気を吸うなら鬼太郎の」といういつものことっちゃあいつものことなセリフに何かヒントを掴んだようで、下駄を手に持ちがしゃどくろに突っ込んでいきました。
そんな攻撃が通じるはずもなく、あっさりと精気を吸われて喰われてしまう鬼太郎。
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しかし、それが鬼太郎の罠。
内部からがしゃどくろを破壊します。

脱出

髪の毛針を巨大化させた槍でがしゃどくろの眉間を貫きました。
Coco_5

鬼太郎は、捕まる直前にちゃんちゃんこに魂を隠してわざと精気を吸わせたんだとか。
魂さえあれば下駄をコントロールできるので、下駄を使って内部から打ち砕いた、と。
魂さえなんとかなってれば精気を吸われても大丈夫ってのは鬼太郎のケタ外れの丈夫さを示しているな。
そして、ミイラ状になってから反撃、武器としての髪の毛槍と、これからの基本パターンが全て凝縮されていますね。

鬼太郎の説得に応じてがしゃどくろは眠ることにし、奪われた精気も元に戻りました。
これを見てもがしゃどくろって悪の妖怪ってわけじゃないのな。
だからこそ、後の妖怪大法廷で決定的な役割を果たすわけですが。

【アニメ】鬼太郎第47話 検察側の証人

もちろん社長も元に戻りましたが、このままねずみ男を雇い続けるわけもなく、ねずみ男は元の生活に逆戻りですが、ビルの前には慰霊碑が建てられました。

「これでねずみ男も懲りたでしょ」と言うネコ娘ですが、「勝てないのは僕のほうみたいだよ」と落ちていた雑誌を拾う鬼太郎。
実に自然な動きで、普段から拾い慣れてることを感じさせます。
そこにあったのは、怪奇ライターとして活躍するねずみ男の姿でした。
Photo_16

短期のブームに便乗してあぶく銭を稼ぐんだろうけど、このへんの努力と才能は評価されていい。

「オレは転んでもタダでは置きねえぜ。これからも見てろよ、鬼太郎!」と宣言するねずみ男ですが、これからも持ちつ持たれつで仲良くやっていくんですよねえ。
何はともあれ、ねずみ男の才覚とバイタリティを一発で示した良いエピソードでした。
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2010年2月 4日 (木曜日)

【鬼太郎】第65話、第76話のキャプ画と動画を差し替えた

『ゲゲゲの鬼太郎』の感想のうち、第65話「呪いの鳥! うぶめが舞う」と第76話「最強タッグ!! 南方&中国妖怪!!」のキャプ画と動画を差し替えました。

【鬼太郎】第65話 鬼太郎しっかりしなさい!

【鬼太郎】第76話 あこがれのグアム航路

うぶめの方はネコ娘の涙の説得が追加、戦闘シーンを連続キャプにしたぐらいかな。

南方妖怪の方はラブシーンやらネコ娘やら鬼太郎やら画像の追加は一枚だけなものの、中身が増量しています。

90話ぐらいまでアナログ放送だったから差し替えだけで印象がガラリと変わってしまう(笑)
『ニャニャニャのネコ娘』からキャプチャしたものだから、ネコ娘が可愛い回ばっかり差し替えできて、効率は良かったような気がします。

後は録画しておいたもので、感想を書いてない回のを埋めていくだけか。
「だけ」ってほど少なくはないですが。


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2010年2月 3日 (水曜日)

【鬼太郎】第51話のキャプ画と動画を差し替えた

『ゲゲゲの鬼太郎』第51話「ネコ娘の東京妖怪見物」のキャプ画と動画を差し替えました。

【鬼太郎】第51話 赤エイまだ子供だもん

今回はミウを待つネコ娘と赤エイが追加、ミウの全身とか妖怪の輪が全部出た感じでしょうか。
鬼太郎の映ってる妖怪の輪はデフォルトで1800ピクセルぐらいあったのでちょっとビビりました(笑)
最大1600ピクセルまでなのでちょっと縮小しました。


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2010年2月 2日 (火曜日)

【鬼太郎】第45話のキャプ画と動画を差し替えた

『ゲゲゲの鬼太郎』第45話感想のキャプ画と動画を差し替えました。
この頃はアナログ放送だから差し替え効果が如実に出ますね。

【鬼太郎】第45話 萌え萌えメイド

鬼太郎がメイド喫茶に行くという衝撃の回で、キャプチャボードの設定をミスって白く飛びがちだったので、差し替え出来たことは素直に嬉しい。

殆どそのまんまで、ネコ娘の全身タイツを繋ぎキャプにして見切れてたリボンを描き足したのと、ネコ娘がモニュメントを持ち上げるところを繋げて見切れてた上を描き足したぐらいか?
あ、あと蕾が串刺しにされたところで蕾が死んだシーンを追加したか。
当時は気付かなかったけど、蕾の腹に穴が開いてたのね。

「ねこ娘」→「ネコ娘」という表記の修正と間違ってたところを追記したところ以外はいじってないのは何か拷問のように思えてしまいますね(笑)
とはいえ、全部書き直したら全く違うことになりそうだし。

アナログ時代のキャプ画を何話か差し替えできるので、作業を続けます。


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2009年9月 5日 (土曜日)

【鬼太郎】ニャニャニャが届いた

3月に放送が終わっても一部で熱い「ゲゲゲの鬼太郎」ですが、ついにこんなものまで出ました。

100話に及ぶ「ゲゲゲの鬼太郎」第5期の中から、特にネコ娘が可愛かった回をセレクトして一つのパッケージにするという、「ストライクウィッチーズ」ではやろうと思ってもできない企画です。
DVD二枚組で、ディスク1は「コスプレ編」として、

第2話「ビビビ!! ねずみ男」
第23話「美食家!? さざえ鬼」
第29話「ネコ娘の妖怪バスツアー」
第98話「おやじ大充血! 勇者鬼太郎!!」

ディスク2は「アクション編」として

第45話「ネコ娘騒然!? 妖怪メイド喫茶」
第51話「ネコ娘の東京妖怪見物」
第65話「呪いの鳥! うぶめが舞う」
第76話「最強タッグ!! 南方&中国妖怪!!」

ということで、セレクトには文句のつけようがありません。
第2話ではバイトでティッシュ配りをするネコ娘がレースクイーンの衣装だし、第29話ではどうやってバイトの面接をしているかがわかる回、第98話は言わずもがなの暴走回でした。
第51話は一区切りの回で、ネコ娘が倒壊したビル内部を飛び回ります。
第65話では必殺技を繰り出し、第76話でも爪で華麗に中国妖怪とわたりあいました。

ジャケットは、ネコ娘と携帯ストラップという可愛いもの。
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さらにリバーシブル仕様になっていて、裏側はこんなの。
Coco_3

やり過ぎだと思いますが、これは裏返すことなくコッソリ楽しめということなのでしょう。
トールケースが透明なのが何よりの証拠です。

2枚のDVDはピクチャーレーベルで、それぞれこんな感じ。
Coco_4

コスプレ編の衣装が第2話に出てくるレースクイーンです。

まだ映像特典の一部しか見てないのですが、映像特典の一つは「目玉おやじを探せ!」と題して鬼太郎声優たちが実写で出てくる30分以上の大作。
ちょっとだけ見た感じでは横浜中華街でひたすら肉まんを食ってたとしかわかりません(笑)
そして、目玉中の目玉が「スターフルーツ」のネコ娘妄想バージョン。
「スターフルーツ」といえば働くネコ娘が可愛いうえに鬼太郎が巨大化するという、EDなのに劇場版に近いぐらい手がかけられていたやつですが、それにネコ娘と鬼太郎が結婚したという設定でお互いがナレーションを入れています。
公式MADみたいなもんですか。

これだけのために買ってもいいかもしれない(笑)
値段も税込み5040円とDSソフト並に安いし。
Amazonでは在庫切れを起こしてますが、ほどなく再入荷するんじゃないでしょうか。


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2009年4月19日 (日曜日)

【鬼太郎】第100話 己の屍を越えてゆけ

今回は一区切りだから開始の言葉も全員で「いくぞー!」と元気に。

冒頭、黒鴉がうなされています。
Coco_2

「ワシの忠実な僕、黒鴉よ。お前はワシの意のままだ」という声は大塚周夫さんですか。
大塚明夫のお父さんで、初代ねずみ男ですね。
私にとってはソニックのエッグマンですが。
あるいは「名探偵ホームズ」の、モリアーティ教授。
という話をしだすとベテランさんなので「エリア88」のグエンだとか止まらなくなるわけですが(笑)
「お前の本性は凄まじいまでの悪だ」と断じているってことは知り合いでしょうか。
「ワシはお前の腕の痣を通って、お前の体に自由に乗り移れる」という言葉と共に黒鴉の痣が青く光りました。
Photo_2

「そしてワシとお前で悪の限りを尽くすのだ!」という声と共に起き上がった黒鴉は痣を押さえるのでした。
この謎の言葉を発したのが誰か?なのですが、「ゲゲゲの鬼太郎」は字幕放送であり、セリフや効果音が字幕で出るようになってます。
便利ですね、地上波デジタル。
字幕にはしっかり「黒雲坊」と書いてありました。これが敵の名前ですね。

鬼太郎が飛騨の天狗ポリス本堂に来ました。
蒼兄さんも呼子が探して一緒に連れてきています。
蒼兄さんが迷うのはいつものこと
「あ、きたろうしゃん」と出てきたのは浪小僧。
師匠の岩魚坊主が岐阜の妖怪なので天狗ポリスと連携をとっており、そのお付として来てるわけですな。
岩魚坊主と蒼兄さんは初対面でしたか。
蒼兄さんは妖怪世界に聞こえた封印師ですから、岩魚坊主は四十七士の一人か?と聞いてみるのですが、蒼兄さんは根っからの風来坊なので、郷土なんぞあるわけがありません。

ここで蒼兄さんが気付いたのは、岩魚坊主が四十七士であり、天狗ポリスが岐阜にある以上、四十七士には天狗はいないのか?ということでした。
目玉のオヤジが言うには天狗の伝説は日本中にあり、それを束ねて天狗ポリスを創設したのが大天狗という話なので、どこかで天狗が四十七士になってもおかしくはない、と。
群馬も天狗の伝承が多いところです。
天狗がイタズラした話とか天狗の住む場所とかがいっぱいあるらしい。

で、ねこ娘たちが群馬にいました。
黒鴉と共同で四十七士探しをするつもりの様子。
そこにやってきた黒鴉は明らかにダークなオーラを纏っていますが、ねずみ男ってば気付かないのかしら?
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気安く「クロちゃん」なんて呼んだら黄金のアッパーが決まりました。
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黒鴉は、ねこ娘をも襲います。
結局、ねこ娘とバケロー共々捕まってしまいました。
ここでバケローが居る意味がよくわからんが(笑)

ねこ娘が目を覚ますと、宙吊りにされています。
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そこは洞窟を利用した牢の中で、そこからは天狗の顔をした大岩が見えていました。
ここは羽黒山らしいです。
ねこ娘やねずみ男を縛るのはわかるとして、バケローってこの縛り方で何とかなるのか?
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飛んできた黒鴉は「人質は取った。これで鬼太郎は手出しできまい」と似合わない卑劣なことを言っています。
ここでギャップを感じさせることで操られてることを強調してるのかな、と。
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「あとは三千年の恨み、にっくき大天狗だけだ」ということなので、大昔の天狗同士の争いでもあったんでしょうが、そうなると相手は大天狗に匹敵するほどってことか。
黒鴉は眷属として水龍丸、松明丸を呼び出しました。

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松明丸といえば第36話で出てきたやつですか。
天狗の手下になる妖怪なので、ここで出てきても問題ないわけだ。
読み返してて思い出しましたが、黒鴉初登場の回なんですね。

【アニメ】鬼太郎第36話 イエス!おとっつぁん!(ブログ内記事)

その頃、鬼太郎たちは大天狗の歓待を受けていますが、人間に食えるのはアスパラベーコン巻きらしきものと魚ぐらい。
ミミズみたいなものはちょっと無理だわ(笑)
…いや、美味ければ食うかも(爆)
目玉のオヤジによれば「何百年ぶりの超ご馳走じゃよ」らしいし。
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食おうとしたところに「大天狗様、大変です!」と入ってくる空気の読めない天狗ポリス。
もちろんそんな話じゃないんですが、このご馳走が食われないと思うと勿体無いです。
ちなみに、一番箸が早かったのは蒼兄さんみたい。

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温泉郷襲撃の報を持ってきたわけですが、動こうとした鬼太郎の妖怪アンテナが立ちました。
「何か来る!みんな伏せて!」という声と共に火の玉が何発も降り注ぎます。
ここで地震速報来れば凄かったんだが。
なかなか「ガンダム00」みたいにはいきませんな(笑)

攻撃は松明丸でした。
こちらの方が本命ですから黒鴉もこちらに来ています。

鬼太郎も最初は信じられない様子で反撃も精彩を欠いていますが、リモコン下駄の鬱陶しさは変わらなかったようで、黒鴉は松明丸による一挙殲滅に出ました。
大天狗に向けて放たれた火の玉を「喝!」の一言で岩に変える岩魚坊主が相変わらずカッコいい。
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ここに浪小僧が居たのは偶然でしょうが、松明丸にとっては相性の悪い戦いで、ちょっと押され気味になります。
浪小僧も成長したもんだ。
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「目を覚ませ!」と叫ぶ大天狗に「目なら覚めている。覚めたからこそ暴れておるのではないか、赤嵐坊」と返す黒鴉。
声が緑川光から大塚周夫になったので、大天狗も正体に思い至りました。
冒頭の字幕にも出ていた黒雲坊です。
大天狗は昔、赤嵐坊と呼ばれていたのか。

「鬼太郎がおったのは計算外」ってそういうことは事前に偵察しておくべきだと思うんだ。
襲撃が成功しなかったことを糊塗するかのように「今のは挨拶代わり」と言い出すのは悪役共通ですか。
大天狗に向かって「じっくり苦しませてくれるわ」と高笑いと共に去った黒雲坊。
これは池乃めだかの「よっしゃ、今日はこれぐらいにしといたるわ」ですね。

黒鴉は羽黒山に帰ると同時に倒れ、痣から黒雲坊が出てきました。
「なかなか使い勝手が良かったぞ。ちょうど三千歳となるお前の体は」と黒雲坊が言ってるってことは黒鴉は三千歳ですか。
ちょっと凄いですね。もっと若いと思ってました。
黒鴉は無理矢理乗っ取られて動かされていたので体力を消耗しています。

黒鴉は、黒雲坊がかつて大天狗と争った邪悪な天狗だと気付きました。
そんな邪悪な存在を許せない黒鴉ですが、黒雲坊は天狗は本来邪悪なものであり、それを根こそぎ倒して支配したのが大天狗、当時は赤嵐坊と呼ばれていたものの正体だと告げます。
黒鴉は孤児だったのを大天狗に拾われて育てられた身、そんな話を俄かには信じませんでした。
が、その話を黒雲坊が知っているのは奇妙です。
その理由は黒雲坊の口から語られました。
黒鴉が孤児になったのは大天狗が黒雲坊を殺したから。
つまり、黒雲坊は黒鴉の父親だったのです。

事実を受け入れがたく呆然としている黒鴉に「お前の本性はワシと同様、凄まじく凶暴な悪なのだ!」と畳み掛ける黒雲坊。
「私は正義だ」と反発する黒鴉ですが、「正義の名を借りて悪者をいたぶりたかっただけだろう」とさらに洗脳をしかける黒雲坊。
黒鴉が純粋なだけに口では勝てないのかな。

「そんなお前を常に赤嵐坊は叱りつけていただろう。お前の体に流れるワシの凶暴な血が憎かったのだよ」と言われて絶望に膝を屈する黒鴉。
むー、三千年も育てられて相手の真意に気付けないものなのか。

大天狗も、いつかは話さなければいけないとは思いながらも今日まできてしまったらしいのですが、今日まででも三千年経ってます。
大天狗の「いつかは」って何千年後なんでしょう?
「明日から本気出す」と言ったら軽く10年ぐらい経ってるかもしれません。

群馬の温泉郷では水龍丸が出現していました。
これは伊香保温泉かな。
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水龍丸は水流で人々を押し流しています。
こういうところでは人間の本性というものがむき出しになるもので、この二人を例に取ると女性は助かるために男性を自分の前に引きずり出しました。
男は慌て汗をかいてますね。
Photo_12

直前でぬりかべが出現して悲劇を免れることができたわけですが、この二人にはこれから辛い人生が待っていることでしょう。
そんな悲劇の前にはぬりかべや子ぬりかべがワープして、突然その場に出現したことなど些細な話です。

鬼太郎たちは、この惨状をどうにかするために横丁の仲間と手近の四十七士を総動員しました。
夜道怪は水流を影で防げるので、こういうときは非常に便利。

木立からは松明丸が多数飛び出しました。
さすがにこれは吹いたぞ。
一匹だけじゃないのね。
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こちらに対してはかわうそ、アマビエ、波小僧といった水を扱う妖怪が対処します。
葵率いる雪女たちも加わったので、松明丸には勝ち目が無いかな。

羽黒山では牢に入ってきた黒鴉がねこ娘たちの縄を解き始めました。
もちろん黒雲坊に妨害されるわけですが。
「お前が気に入ってるようだから、そいつらを生かしてやっているのだ。せいぜい僕になるように説得しろ」という黒雲坊の意図がよくわかりません。
ねこ娘殺したら、絶望で簡単に取り込めそうな気がするんだけどな。
黒鴉と黒雲坊の好みが同じだとすれば、「息子の嫁に」とか思ってるのかもしれんけど。

「私は悪の権化の息子だった。あなたや鬼太郎殿の仲間に相応しくない男だったんです」と告げられ涙するねこ娘。
そういえば、鬼太郎はねこ娘がここに囚われていることを知らないよな。
となると、「人質は取った。これで鬼太郎は手出しできまい」という言葉は何の意味があるんだろう?
現に鬼太郎たちは群馬で暴れてるんだし。
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黒鴉の弱音を聞いて「あー嫌だ嫌だ。脆くて弱いエリートちゃんは。コイツいつもオレを更正させようと四の五のうるせえくせによぉ。なんだっけ?穢れた手がどうとかこうとか。」とボヤきだすねずみ男。
それはひでり神から搾取していたねずみ男に黒鴉が諭した「穢れた手も必ず洗い流せるんだ」という言葉でした。

【鬼太郎】第73話 天武少女(ブログ内記事)

それを聞いて無言で出て行く黒鴉。
今期のねずみ男は本当にいいやつだな。

温泉郷を仲間に任せて鬼太郎と大天狗は羽黒山にやってきました。
迎え撃つは土から作られた天狗傀儡。
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仮面を砕かれると崩壊するようで、鬼太郎は手に持ったリモコン下駄で次々と砕いていきます。
指でっぽうでも髪の毛針でもどんどん砕かれていくのを見ると、どのあたりが「三千年の間、魂の力を高め続け、無敵の天狗となった」のか知りたいですが。
大天狗なんか気合で壊してますよ。

黒鴉と対峙した大天狗は、鬼太郎に手出し無用と告げて手を大きく広げました。
「どうした。早くワシの元にもどってこい」と言われても黒鴉はためらっています。
「貴方は私の誇りでした。幼少の頃から一人前に育てていただき、私は一日たりとも貴方への感謝を忘れた日は無かった。でも、今初めて貴方が憎い!」と大天狗を見据える黒鴉。
大天狗が少し狼狽してますが、素直に帰ってくると思ってたのか?
「どうして今まで黙っていたのです。私のこの呪われた出生を」ってまだこだわってるのね。
そんなだから「そのどす黒い気持ち、まさに我が子に相応しいわ」と黒雲坊に付け込まれるんですよ。
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黒雲坊に乗り移られた黒鴉は大天狗をフルボッコにしました。
目玉のオヤジが耳元で叫ぶ説得も聞きゃあしねえ。
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黒雲坊としては赤嵐坊が大事に育てた黒鴉を使って倒せるのが痛快極まりない。
しかも、羽黒山は三千年前に黒雲坊が倒された地です。
全てが快楽に変わるような状況なんだろうな。

無抵抗で殴られた大天狗に何故反撃しないのかと問う黒鴉。

大天狗「お前に手出しなんかできるかよ。ワシが手塩にかけたお前に」
黒鴉「貴方は愚かだ。私にはそんな資格なんか無いのに」
大天狗「んなこたぁねえ」
黒鴉「穢れた生まれの私など。こんなことになるんなら、いっそ三千年前、父と共に殺してくれれば良かったんだあ!」

黒鴉には今まで自分が三千年生きてきた証ってものが無いんでしょうかねえ。
ねずみ男の言うとおりエリートは打たれ弱いってことか。
当然鬼太郎から「バカーッ!」とお叱りを頂きました。
鬼太郎「大天狗様から今まで何を教わってきたんですか!」
ねこ娘「思い出して!大天狗様の教えを!」
ねずみ男「だらしねえぞ!天狗のエース!オレに手本を見せてみろ!」

やっぱりねずみ男の説教が一番心に刺さるなあ。
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「もうわかったはずだ。貴方の本当の親は!」の言葉にヤバいと思ったのか黒雲坊は黒鴉に大天狗を倒させようとします。
全く避けようとしない大天狗でしたが、攻撃は寸前で止まっていました。
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慌てて「どうした!やれ!黒鴉!」とけしかける黒雲坊ですが、

「ケッ。気安くその名を呼ぶな!それは、大天狗様から頂いた尊い名前だ!」
「呪われた血に穢れた手であろうと、強い気持ちを持ち続けていれば、必ず洗い流せる。この人から、この人から貰った言葉だ」
「その言葉の正しさを証明するために、この人は私を、私を育ててくれたんだ。厳しく私を叱り続けてきたのも全て、そのため。私は、この人から貰った言葉の正しさを証明する!」

「それが私の本当の父への、恩返しだ!」と涙する黒鴉。
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ようやっとわかったんですね。
大天狗も漢泣きですわ。
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お互い抱き合う大天狗と黒鴉が美しい。
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そのとき、腕の痣の上に四十七士の紋章が浮かび上がりました。
オヤジによると、榛名山の天狗の末裔なので、群馬代表の四十七士なんだそうです。
黒鴉が榛名山の天狗ってことは黒雲坊も榛名山の天狗ですが、何故に羽黒山で倒されたんでしょう?
本拠地じゃないから本調子が出なくて…とかあるのかも、と思いました。
それで大天狗が伊香保温泉を治めてるってことは、横から見たら簒奪に見えないこともないよな、と(笑)

紋章の力で黒鴉の体内から追い出された黒雲坊は天狗岩に憑依して襲い掛かってきます。
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吐かれた火の玉が鬼太郎とねこ娘を直撃してるように見えますが、ほんの少し手前なのかな。
その後を見ると、ねこ娘は頭を抱えたまま吹っ飛んでます。
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大天狗の団扇で火の玉を扇ぎ返され、髪の毛針で苦しむ黒雲坊。
髪の毛針ってそんなに威力あるのか?
それとも黒雲坊の力がそこまで弱くなってるのだろうか。

どうしようもなくなった黒雲坊は「また魂の力を蓄えて三千年後にぃ!」と逃げようとしますが、黒鴉が涙と共に討ち果たしました。
悪とはいえ、実の父親を手にかけた黒鴉の内心はいかなるものか?
これもまた宿命だと受け入れたのでしょうか。

この続きが100.5話にあたる劇場版「日本爆裂!!」なんですが、ヤトノカミといい、なんてタイミングの悪い時期に復活したんだろう?と思ってしまいますが、これは災厄が起こるから覚醒したって話なんですわな。
現実世界でもそんな感じで解決策が必ず出てくれると助かるんですけどね。

エンディングは過去の名場面総動員の内容。
見てると次々思い出すことができるところばかり。
ねこ娘の「いや~んバカンス」もすっかり定着したし(笑)

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「また必ずお会いできると思いますよ」という言葉を信じて今回を最終回とは呼びません。
とりあえずスタッフの皆様には「お疲れ様。また今度」と言っておきます。

思えば鬼太郎の感想がブログでキャプチャ画像を使うきっかけで、絵が描けるわけでもないし、フォトショップなどの強力なツールも無い(Pixaはそれなりには強力なツールですが)のに、キャプチャ画像を繋いだり足りないところを補完したりといったことが実現できたのは、作品に対する愛ゆえでしょう。
こんな作品に出会えて幸せだったと思います。

でも、まだまだ終わってませんよ。
スタッフブログも続いてますしね。

ゲゲゲかわら版


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2009年4月15日 (水曜日)

【鬼太郎】第99話 ふたりは姫君!! …だぞえ

タイトルはプリキュアではなく、ゲゲゲかわら版にあったもの。

福島にある高層ビルで夜中に一人だけで仕事をしている人間が。
こういう人間はどうしても出てしまうんでしょうか。
その男の周りを紙でできたヒトガタが取り囲みました。
ヒトガタは着物の女性へと姿を変え、「今宵はそなたを姫様への献上の品とする。名誉なことじゃ。喜べ」と人魂にしてしまいます。
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次の日、ビルの警備室でこのビルの噂について話していました。
どうやら、このビルで働いてた人間のうち、数人が行方不明になってるらしい。
着物を着た女性や人魂の目撃談もあるということで、呪われてるんじゃないか?と。
もちろん話している人たちは退屈しのぎの雑談のつもりです。
しかし、数人の行方不明者が出た時点で何らかの捜査とか行われなかったんだろうか?
かなり大きな高層ビルなんだから、入退室のチェックもちゃんとしていると思うのだが。

一人怖がっていた警備員が夜中のビルを巡回していると、暗闇から下駄の音が聞こえてきました。
懐中電灯の明かりに照らされたのは鬼太郎です。
子供がイタズラで入り込んだと思って注意する警備員ですが、鬼太郎の頭から飛び出した目玉のオヤジを見て肝を潰してしまいました。
鬼太郎はこのビルで度々人が消えるという噂を耳にして調査に来てたのですが、警備員がそれを子供のイタズラだと思うってことは、このビルのセキュリティは相当甘いですね。

このビルが建っていた場所にはもともとお城がありました。
老朽化が激しくて維持管理できなくなり、ビルに建て替えたようです。
なんか五層の立派な天守閣だったようですが、モデルは若松城でしょう。
戊辰戦争や白虎隊で有名ですね。
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若松城(Wikipedia)

ビルに地響きが奔ったかと思うと、「姫様へのご挨拶はまだかえ?」と不気味な女性の声が。
「城主は…どこじゃ!」とそこらじゅうから昨日のヒトガタが出てきました。
「人質を出せ」とも言ってます。
このヒトガタは式神で、誰かが操っていることは間違いありません。
ふわふわ動く紙なので、髪の毛針もリモコン下駄も効かないのですが、「城主はどこぞえ~」と人質を探しに行ってしまいました。

「いよいよでございますなあ~亀姫様」と冒頭で人間を人魂にしていた女性が声をかけているのが亀姫ですか。
声は井上喜久子(17歳)

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Coco_2

200年に一度、妖怪で一番の姫の座を決めるために福島の亀姫と姫路の長壁姫が、お互いどちらが豪華かを競い合う「雅比べ」をするんだそうな。
前回の勝者は瀬戸内海の島を一つ消して勝ったらしいが、人間にとっては物凄く迷惑なイベントのようです。

もちろん亀姫は今回勝つつもりでいて、そのために人間を攫っては人魂にしていました。
それで無数の提灯を作って明るさで勝負!という作戦。

亀姫は「なぜ城主は人間を納めに来ないのじゃ」と恐ろしいことを言っていますが、御付も「全くもって不実な男です。毎日人間を一人、この天守閣へ奉納するという約束で城の改築を許したというのに」とさらに恐ろしいことを。
妖怪とそういう契約を結んだのか。
それで鶴ヶ城を取り壊してしまうというのも恐ろしい話だが。
ちなみに、「老媼茶話」によると、亀姫が住んでいるのは猪苗代城なので、今は石垣だけの公園になってるところですね。
長壁姫とは姉妹という設定のようです。

亀姫としてはまだまだ人魂が足りないという状況なので、配下に人魂を集めてこいと命令を出しました。
しかも真昼間からという無茶振りで。
ワガママ姫というのは怖いですなあ。

鬼太郎のほうはビルのオーナーに話を聞いています。
城の取り壊しの段階で様々な怪現象が起きてたのですが、そこにねずみ男が現れて仲介を請け負ったらしい。
ねずみ男の話では、天守閣を屋上に残し、ドアを鎖で封印すれば人質を渡さなくていい、と適当を言って金を騙し取ったようです。
なんか全国でこんなことしてるんじゃなかろうか?

そんな話をしているうちに亀姫の命を受けた式神がビルの窓を覆い尽くしました。
そのまま窓ガラスを割ってビル内に侵入します。
ビルはあちこちの窓が割れた酷い状態に。

鬼太郎は屋上に急ぎましたが、そこは普通のビルの屋上で、天守閣などありませんでした。
でも、強い妖気は感じてるので、何かがあることは間違いありません。
妖気で結界を張って天守閣を隠しているんだそうで、バベルの塔ですか。
と言って「コンピュータに守られた~♪」という歌を思い出す人も、もういい歳です。
リメイクも相当前になったしな。

鬼太郎が空間に手を出すと、炎に包まれました。
そこに結界があるようです。
鬼太郎はちゃんちゃんこを頭から被って内部へ突入しました。
炎に包まれても平気なちゃんちゃんこ。
今期の鬼太郎ではちゃんちゃんこ大活躍です。
Photo_3

その頃、姫路城に住んでいるとされる長壁姫は今回の雅比べを竜巻で挑むことにしたようです。
それにしても、確かに姫路城に住んでるようですが、天守の下に大阪城みたいな石垣では姫路城に見えませんなあ。
Photo_4

竜巻をどう発展させようかと考えていたら、御付の女官がもっと派手にしてはどうでしょう?といらんことを言うもんだから、暴走へのトリガーが引かれてしまいました。

Photo_5

Coco_3

長壁姫の声は勝生真沙子さん。
高飛車なお嬢様(ちょっと年増)をやらせたら天下一品。

派手にするための材料は…と遠眼鏡で探す候補の中には金閣寺や通天閣がありましたが、長壁姫の目に留まったのは琵琶湖です。

その琵琶湖ではねこ娘たちが花見をしていました。
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花より団子を体現するべく、持ってきたものは団子だけというストイックさです。

そこに竜巻がやってきてねこ娘たちを吹き飛ばし、琵琶湖の水を吸い上げました。
必死で桜に捕まるねこ娘たちですが、アマビエが閃いてしまったので、ねずみ男は飛ばされてしまいます。
竜巻は琵琶湖の水を完全に吸い上げ、福島へと向かいました。
長壁姫の城も一緒に動きだします。

舞台は戻って福島県。
結界の中に入った鬼太郎は天守の廊下を照らす提灯が人魂なのを知って愕然とします。
早く亀姫に事情を聞かなければ、と道を急ぐ鬼太郎。
当の亀姫はマッサージを受けて雑誌を読んだりしてますけどね。
Coco_4

もちろん、天守は亀姫のテリトリー、鬼太郎が侵入したことは先刻承知でした。
「いかがいたしましょう?」と言う御付に対して「飼い犬の餌にでもしておけ」と軽く言い放つのはやはり妖怪たるところか。
飼い犬とは舶来の洋犬、ケルベロスです。
地獄の番犬なんか飼い犬にするな。
Coco_5

髪の毛針を跳ね返して突進し、髪の毛槍も咥えて鬼太郎ごと投げ飛ばす剛の者。
しかし、噛み付いたところで体内電気による逆襲を受けてしまいました。
そんなに強いわけではなかったのかな?

ケルベロスを突破した鬼太郎を式神が追いかけますが、鬼太郎はいったん外へ出て式神を誘導し、ちゃんちゃんこで一網打尽にします。

Photo_7

Photo_8

鬼太郎が天守を急いでいる間にも長壁姫の竜巻は北上を続け、関東地方から東北に抜けていきました。
それを報道してるのが「News Pero」
これは「NEWS ZERO」ですか?
News_pero

福島のビルではオーナーを含めた大量の人間が人魂に変えられます。
いよいよ雅比べ本番が始まるわけですか。

天守にたどりついた鬼太郎を亀姫が迎えました。
Photo_9

といっても鬼太郎に反応したわけではなく、長壁姫の気配を感じてのことです。

鬼太郎は人魂を元に戻せと要求するのですが、それを素直に聞く亀姫ではありません。
「わらわの楽しみを邪魔するでない」と睨むと鬼太郎は金縛りにかかってしまいました。

式神の女官が「勝負じゃ勝負じゃ」と舞うと天守が人間にも見えるように姿を現し、陽は落ちて雅比べが始まります。

夜になった福島に巨大な竜巻が現れました。
人や物がゴミのように巻き上げられます。
長壁姫が出てきて口上を述べますが、亀姫にとっては大惨事よりも凄い竜巻を見たことによる興奮が大きいようです。
ま、強い妖怪だから人間なんて虫ケラ以下だろうしな。

亀姫は「わらわも負けてはおりませぬぞ」と市街地全域を停電で真っ暗闇にして、ビルを人魂のイルミネーションで飾り立てました。

亀姫の仕掛けはこれだけでは治まらず、イルミネーションの人魂はいっそう激しく燃え盛り、さらに人魂の打ち上げ花火まで飛び出す豪華さ。
Coco_6

鬼太郎は動けないので止めろとしか言えないのですが、亀姫は花火を見て笑うばかり。
既に鬼太郎など眼中にないのです。

人魂の火を消してくれようぞと竜巻で突進する長壁姫に対して、亀姫も人魂の竜巻で応酬しました。
竜巻の激突でそこらじゅうのビルが崩れてゆきます。
強いもの同士の遊びは際限なく迷惑を振りまきますな。

ようやく鬼太郎の金縛りが解けたものの、竜巻のぶつかり合いは雷をも呼び、崩壊したビルに落雷の追い討ちをかけていきました。

ねこ娘たちも現地に到着しましたが、何かができる状況ではありません。
かわうそやアマビエは飛ばされてるしな。
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それでも鬼太郎は皆の力を借りて騒動を鎮めることにしました。
巨大化したちゃんちゃんこで上から竜巻を押さえ込もうというのです。
ちゃんちゃんこの端っこを皆が持って押さえにかかりました。
一反もめんを除く四十七士には紋章が浮かび上がり、力に下駄を履かせています。
それに呼応して鬼太郎も金のオーラに包まれていますが、してみると一反もめんとねこ娘の力はすさまじいという話なのでしょうか。
ねこ娘には紋章が現れないので、絵としてのバランス取りだとは思いますが。

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ちゃんちゃんこで両方の竜巻を抑えることに成功しましたが、まだ二人の姫は健在でした。
とはいえ、今の状態に気付かない姫たちではなく、亀姫の「このようなことをしたのは一体何者じゃ!?」という声が響きます。
それに「僕です」と答えた鬼太郎。
鬼太郎はなんとか立ちあがれたぐらいに体力を消耗していますが、オヤジは「あの二人、楽しみを邪魔されて凄く起こっているハズじゃ」とかなり心配している様子。
「どうなるんです?」という鬼太郎の問いに「首を飛ばされるかもしれんぞ」と即答するオヤジ。
ここで嘘を言っても仕方ないのですが、さすがの鬼太郎も「え゛」と一言で固まりました。

コトの推移を固唾を呑んで見守るねこ娘たち。
Coco_7

しかし、出された答えは「天晴れ」でした。

亀姫「天晴れであったぞ」
長壁姫「全くもってその通りじゃ」
二人はプリキュア「今回はそなたの勝ちじゃ」
と、なんと鬼太郎の逆転勝利です。

亀姫「ここまでの見事な大技、十二分に楽しませてくれた」
長壁姫「何か褒美を取らせよう。何なりと言うてみい」

という言葉にも狼狽して何のリアクションも返せない鬼太郎がおかしい(笑)
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結局、この二人にとっては雅比べも退屈しのぎのひとつで、面白ければなんでもいいからな。

とりあえず落ち着いた鬼太郎は「一つお願いがあります」と切り出しました。
「お二人に守っていただきたい約束があるのです」と。
「遊びのために無闇に人や動物の命を奪わないでほしいのです」と言われても亀姫は今ひとつピンときてないようだったので、「お二人の都合で、人間の命を奪ってはなりませんと申しました」と、これは言い直したわけではありませんが、別に理解できない話ではないからでしょう。

長壁姫は「人間など放っておいてもいつか命尽きるではないか」と半分馬鹿にした様子でしたが、それに対しても「その通りです。でも、いつかは尽きるからこそ、人間の命は尊いのです。そして、儚い命を一生懸命煌めかせて生きているんです」とあくまで正論で通します。
そういえば、人の夢と書いてはかないと読みますな。

「それを提灯にしたり、竜巻で吹き飛ばしてはなりません。人間の命はこの世界の財産なのですよ」と言われたらさすがに両姫も納得しました。
さっきから気になってたんだけど、鬼太郎も姫相手なら畏まった物言いするのね。

人魂も竜巻も戻すことを約束した姫たちですが、「これから永遠に続く退屈な時間をどうしたものか…」と悩み中。
そんな二人が同時に気付いて目を向けたのは…鬼太郎です。
オヤジの「よくわからんが、今寒気がしたぞ」というのは正しい予感によるものでしょう。

横丁では、鬼太郎を映画に誘おうとしたねこ娘が鬼太郎がいない事に怒ってます。
なんか度々姿が消えるみたいなんだよな。
ねこ娘のどこで何をしてるのかという問いに「恐ろしいところで恐ろしい目に遭ってるんだ」と返すかわうそ。
ねずみ男も「ああ、ホント気の毒になあ。今回ばかりは同情するぜ」と応じました。

ねこ娘は「どういうこと?」とキョトンです。
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その頃鬼太郎は長壁姫の城で両姫の相手をしていました。
目隠し鬼をしているんですな。
お茶屋遊びか?
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相当やつれてるんですが、どれくらいやってるんでしょう?
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ふいに亀姫が「目隠し鬼はもう飽きました。まる二日やりましたから」とぬかしました。
二日間徹夜で目隠し鬼か!
この姫たちのバイタリティは無限だな。

それを聞いた長壁姫が「では止めましょう」と言ったのを聞いて、心底ホッとしながら目隠しを外す鬼太郎。
けれども、「やれやれ。やっと終わり」と言う言葉が終わるか終わらないかのうちにいろはかるたが取り出されます。
そうか、鬼太郎こんな感じで寝ずの遊びに付き合ってるのか。
どちらの姫も綺麗だけど、これは確かに地獄だ。

かるたは嫌だと亀姫がだだをこね、喧嘩になりそうなところで「喧嘩をしてはいけませんよ」となだめる鬼太郎。
その言葉には力がありません。
「鬼太郎がそう言うなら」と亀姫も素直に応じますが、それは「では、かるたをしよう」という長壁姫の言葉とのトレードオフであり、鬼太郎には安息という言葉はしばらくは訪れないのでした。

控えの間では「鬼太郎殿がいるおかげでほんに助かる」「うんうん」と御付の女官たちがお茶を飲んでくつろいでいます。
これはまさに孤立無援。

遊び続ける姫たちの手には四十七士の紋章が浮かび上がりました。
夜を徹して遊ぶことにより覚醒するとは侮れない。
これは有り余る妖力の賜物なのでしょう。
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紋章を見せ合いながら
長壁姫「綺麗な光じゃ」
亀姫「わらわのほうが綺麗じゃな」
長壁姫「なに?わらわこそ金色が似合うぞ」
亀姫「いーや、それは違う」
長壁姫「いーやわらわじゃ」
亀姫「わらわじゃ」

とまた喧嘩モードに入ろうとする姫たち。
けれど、話の矛先は鬼太郎に向いてしまいました。

亀姫・長壁姫「鬼太郎!」
鬼太郎「へ?」
亀姫・長壁姫「鬼太郎、どっちのほうが綺麗じゃ!」

とこられては「もう勘弁してください」と謝るしかありません。
何も悪いことしてないけどな。

そういえば、昔「どっちにするの。」という映画がありましてな。
リンク先のgoo映画にあらすじが書いてあるけど、嵐馬破天荒氏の「『どっちにするの。』試写会レポート」のほうが面白いと思うのでそっち読んどけばいいと思う。

頑張れ鬼太郎。姫さまによる災害を止められるかどうかは君の体力にかかっている(棒読み)

確かにこの内容では、スタッフブログ「ゲゲゲかわら版」にあるように、完成試写後にスタッフが「( ゚д゚)」な顔するはずだわ。
面白いからいいけどな(笑)

ちょうど世界フィギアスケート選手権のときなので、オープニング後の提供紹介のバックはオヤジが滑るスペシャルバージョンになってます。
選手権ではキムヨナ選手が凄かったですね。
優勝も納得の演技でした。

次回はいよいよ最終回。
黒鴉が大変なことになるようです。


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