【特撮】ハニー最終話 トリニティ
いよいよ最終話ってことで、今までのユキに起こった異変と心境の変化をモノクロのモノローグで流していきます。
一分ほどの映像なのにユキが自分の事しか考えてないのがよくわかるな。
そのユキは、生家で泣いていたハニーの前に現れてハニーフラッシュします。
その光はハニーのものであったピンク色でした。
というところまでが、前回のあらすじです。
ユキは最高の戦闘力と完全無欠の空中元素固定装置を手に入れた無敵の存在になったわけですが、ハニーはどう対応するでしょうか?
変身したユキを見て愕然とするハニーに「生き返ったんだ」と声をかけたのは田中弘美です。
田中弘美にしてみれば、捨てたはずのハニーが生きてるんだからそら驚きます。
弘美は、ハニーにユキを「あたしのために働く最強の悪魔なんだよ」と紹介します。
それに対して「ユキちゃんはそんな子じゃないもん」と反論するハニーですが、もともとのユキは(ハニーが思ってるような理由ではないにしろ)そうではないけど、洗脳されたりロボトミー化されて「ユキじゃなくなれば」そうなるのも仕方ないでしょう。
実際、「やれ」と言われて殴るわ踵落としだわのやりたい放題です。
踏みつけられても「どうしたの…あんなに明るくて、優しかったのに」と問うハニーですが、彼女は自分一番だったから今までのことがあっただけで、ハニーに対しても上から目線が多少なりともあったからこその優しさだったんだけどね。
早見は半狂乱でハニーを探しています。ミキの想いを伝えないといけないしね。
最初は「遺言」って書いたけど、考えたら「死んだわけではない」ので「想い」と書き直しました。
ハニーは「なんでこんなことするの?ユキちゃん!」「私たち、フラッシュ三人娘だったじゃない」とユキの手を取るも、ユキはその手を振り払い蹴り倒します。
まあ、制御装置が無かったとしても、ユキは今のハニーに存在価値を認めてはいないだろうから、やることは変わらなかった気が。
「ミキちゃんね、もう居なくなっちゃったんだよ。アタシを助けるために死んじゃったんだよ」とユキに取りすがるハニーですが、もちろんユキは跳ね飛ばします。
なるほど、ミキが死んだとハニーが思ってるうちは何もできないか。
蹴り倒され、腹を踏まれながら「そんなユキちゃんユキちゃんじゃない」と言うハニーですが、もっともユキらしいと思う私は心が腐ってるのでしょうか?
だって、ねえ…この日記でもユキの登場当初から自己中で恐ろしい子だって指摘してたんだし。
弘美の「楽にしておやり」という命令に制御装置が光ります。
それを見て、何かを感じたのかハニーはフラシュします。
光は青、ミキの色です。
持ってる武器もミキのブーメラン、コスチュームもミキのものです。
これが「ハニーの中で生きる」ってことですか。
ハニーもミキを感じたのか、ブーメランを構えてユキに駆け寄ります。
何とか制御装置を外そうとしてるのですが、それは空中元素固定装置と結合してるんだから、外れたらユキが死なないか?
戦闘能力では明らかにユキが上だし、パンサークローの手下もいるので、ハニーの方が不利です。
ブーメランの投げたら返ってくるって特性はユキの武器も持ってるし。
ユキは、武器の環の部分にブーメランの先を引っ掛けて飛ばしてしまいました。
攻めにも受けにも使える万能武器だな。リーチの短さは投げることで解消できるし。
群がる手下をちぎっては投げ、ちぎっては投げのハニーですが、手下の人の吹っ飛びぶりが凄いなあ。
アクション俳優って跳ねと受身が見事でないとやられ役ができません。
ついに、ハニーはユキの制御装置を弾いて壊しました。
ショックで気を失うユキの手を取り、ゆっくり降りてくるハニー。
もう片方の手はユキの武器を握っていて、これが反重力のようにゆっくり下降するので、こんなことができるわけか。本当に便利な武器だ。
「ユキちゃん大丈夫!?」と声をかけるハニーですが、ユキは気がついた瞬間ハニーの喉を掴んで投げます。
うーむ。弾いたショックだけだったのか?
蹴り飛ばしたハニーにブーメランを投げて寄こし、再び戦い始めるユキ。
ハニーがユキの首を回転させるようにブーメランで切りつけ、制御装置を壊しました。
こういう使い方があったか。
ユキは作動を停止しました。
「あらあら、壊れちゃったか?」と出てきた弘美に、「オバサンの悪巧みも、これでおしまいよ!」とブーメランを投げるハニーですが、「毎度!」と回転しながら空を飛んでミサイルを乱射する弘美。やっぱつえーな。
「アタシが本気を出せばざっとこんなもんだよ」と笑う弘美ですが、それを背後から突き刺す者が。
ユキでした。
ニヤリと笑い、「ハニーフラッシュ」と武器を腹に貫通させます。
弘美はシャケやヒラメをボトボト落としながらよろよろ歩きます。
「父ちゃん。健太。頼んだよ」と呟き、ヒトデを残して消滅しました。
これで、パンサークローの幹部は全滅か。
ハニーはユキに駆け寄り、「大丈夫?怪我しなかった?」と聞きますが、それを聞いた早見は「ユキちゃん!?どこに!?誰が!?」と全然わかってない様子。
あ、ハニーが弘美にやられたときに早見が飛び込んできてました。
「礼を言うわ。おかげで私は自由だ」と語りかけるユキ。
ホッとしていろいろ話しかけるハニーに「やめなさい!」と注意する早見。
「見ず知らずの方にそんな失礼な!」と怒ってるので、これがユキだとは認識できてないんだな。
どっからどう見てもユキなんだが、早見フィルターでもあるんだろう。
殴り飛ばされたハニーに「ほらみろ、あんな奴がユキちゃんであるはずがないだろう」と諭す早見。
現実を見られない眼って痛いな。
どうして?と問うハニーに「如月ハニー、お前は邪魔なのよ」と直球で返すユキ。
「無から有を生み出すハニーシステム。この力は私だけのもの。この力さえあれば世界を支配することができる」と非常にわかりやすい説明をするユキ。
どう考えても今までのユキと全く同じ思考回路です。ほんとうにありがとうございました。
ハニーは信じられないみたいで、「何言ってるの?ユキちゃん」とか言ってますが、人間の闇の部分を見てこなかったハニーには理解できないか。
「だからユキちゃんじゃないって」と言う早見も相当現実を見てませんが。
ユキがエネルギーを解放して、ヒカルの時のような異空間を作り上げました。
こんどは両手を武器で拘束されてます。
宙吊りにされたハニーを武器両手持ちでなぶり殺し状態です。
相変わらずドSぶりが頼もしい。
「本当のユキちゃんはどこに行っちゃったの?」と問うハニーですが、私の目にはどう見ても本当のユキにしか見えないんですが。
服をザクザクに裂かれたところで、背後にミキが登場。
「私、どうしたらいいの?全然わかんないよ」と嘆くハニーに一言も語らず、振り返りもせずにミキは去っていきました。何しに出てきたんだ?
トドメだと多数の武器を出現させ、ハニーに投げつけたユキですが、その武器は突然出てきたブーメランで跳ね返され、異空間は消え去りました。
ブーメランを手に、「どうして死んじゃったの?ミキちゃん」と泣くハニー。
ハニーは「もういいよ。アタシの命が欲しいならあげる。だからもう止めてユキちゃん」とユキに嘆願しました。
そんなハニーに「ミキさんは死んじゃいない!」と叫ぶ早見。
「ミキさんは言っていた。私はハニーの中で生きるんだ。ハニーに伝えてくれ。ユキを救ってやってくれと」と、ようやくミキの想いを伝えることができました。
ミキのやったことが三人が幸せになれる方法を示してもいるんだろうな。
振り下ろしたユキの攻撃をブーメランが受け止めました。ミキの意思はハニーとは独立してある程度は自由になるんだ。
ユキは泣いてます。ユキとしては、こんなことをする自分が不本意なのか?
今までの行動は自分が死ぬことへの恐怖から生み出された歪みであって、本来のユキは天然で明るい人だということなのだろうか?あんまし信じられんが。
「私がユキちゃんを救う」とハニーは決意しました。
さっきまでの戦いが児戯に思えるほどの激しい戦いが始まりました。
ハニーの救いたい心とユキの救って欲しい心が激しくぶつかり合ってるのでしょうか?
「愛は憎しみに似ている」と言ったのは誰だったでしょうか。
危ないところをブーメランが勝手に救っているようですが、それをもってしてもユキのほうが押してます。
しかし、何とか押し返してハニー本来の武器であるレイピアを出しました。
「ユキちゃんを救う、ユキちゃんを救う…」と呟き続ける姿は危ない人のようですが、その想い無しでは前に進めないのでしょう。
ハニーとユキが鍔迫り合いになったとき、ミキの声がしてブーメランが飛んできました。
ハニーとユキの武器が吹き飛ばされ、ユキは攻撃としてのハニーフラッシュを、ハニーは抱擁としてのハニーフラッシュを仕掛けます。
二人は生まれたままの姿に還り、繋いでいた手は離れ、ユキは光となって消滅しました。
気がついた早見が見たものは、気を失って倒れているハニーでした。
起こそうと介抱する早見に「ハニーさんなら心配ありません」と声をかけたのはユキです。
無邪気お嬢様モードですね。
「今までどこに行ってたんだ。ずっと探してたんだよ。でも元気そうで良かった」と声をかける早見。
さっきまでハニーが戦ってた相手を、ついにユキとは認識しないままか。
「私のお願い、聞いてもらえますか?」と語りかけるユキ。
「ハニーさんのこと、よろしくお願いいたします」と深々と頭を下げました。
「ハニーさんは、多くの人を救える人です。これまでも、これからも。私もハニーさんに救われたんですから」と。
「わかりました。お任せください」と早見。「この、早見青児あってのキューティーハニーですから。私めが責任を持って面倒を見ます」とも。
まあ、早見がいなければいろいろ困っただろうからな。
それを聞いて安心したように微笑むユキ。
そのときハニーが目を覚ましました。
「しっかりしろ。ユキちゃんも心配して来てくれたぞ」と振り向いたとき、そこにユキの姿はありませんでした。
ユキちゃんは何か言ってた?というハニーの問いにハニーに救われたと言ってたと答える早見。
早見はそれが何を意味するかはわかってないようですが、ハニーがふと早見の後ろを見ると、ユキとミキが立っていました。
全てを理解したハニーにユキは頭を下げ、ミキに肯いて消えていきました。
「ねえ、早見。アタシたちずっと一緒だよ。早見と、ミキちゃんとユキちゃんも」と涙ぐむハニー。
生き残れるのは一人だけならば、全員が幸せになるには一つに融けあうしかないわけで、これが一番幸せなのかな。
もちろん融けあっても個々の意思はそれなりに残留します。
早見もハニーにお願いします。
「ハニーは、ずっとハニーでいてくれよ。出会ったときのままのキューティーハニーで」と。
それは14ヶ月前のこと。
早見の探偵事務所の最初の客は、ノートを三年A組に置いてきてしまった女子高生で、依頼は一緒にノートを取りに行くことでした。
その「三年A組」は、「その筋」のいわゆる暴力団でした。
女子高生は組長の女で、組長がケチなので、裏帳簿を持ち出して他の組に売ろうと思ってた、ということだったのです。
なるほど、ノートには違いない。
裏帳簿の入っている金庫を早見が開けた瞬間に警報が鳴り響き、組員が出てきますが、「うるせえ、ブタども!」と女子高生はサブマシンガンを乱射します。
「セーラー服と機関銃」って偉大だったんだなあ。
混乱の中、なぜか早見だけが追いかけられます。
きっと女子高生は裏帳簿を持って逃げたんでしょう。
ついに橋の下で追い詰められ、ドスやチャカを向けられる絶体絶命の早見を見てたのは、何故か易者をやってるハニーでした。
「悪いことをする人には天罰がくだりますよ」とやる姿はまさしく最初から変わりない無邪気なハニーです。
どう見ても女子高生のコスプレですから、ヤクザは嘲笑いますが、ハニーフラッシュ見て喜びます。
そりゃ、裸になってるわけだからな。
両方のこめかみに拳銃撃たれても笑いながらヤクザを叩きのめすハニー。
パンサークローの一撃って拳銃弾より痛いのか。
これが早見とハニーの出会いです。
そして、今…
新たなパンサークローとハニー&早見は戦ってます。
早見も後ろを振りむかずに銃で倒せるほどには強くなってます。
ハニーはミキやユキの技も使いながら戦います。二人は確実にハニーの中で生きているのです。
次々と敵を打ち倒すハニーに敵幹部は「貴様、何者だ!」とお決まりのセリフ。
「そんなことも知らないのか!」と笑う早見と「愛の戦士、キューティーハニーさ」と答えるハニー。
これからもハニーは笑いながら戦い続けるのです。早見、ミキ、ユキと共に。
ちなみに、片手で手を繋いでるから前に進めるわけですよね。
両手で抱き合えば、相手しか見えなくなるし、そこで止まっちゃいますから。
深夜の特撮は凄い方向に向かってるな。次に始まる時は見逃さないようにしないと。
関連?商品----------
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (1)
最近のコメント