2008年4月 4日 (金曜日)

【特撮】ハニー最終話 トリニティ

いよいよ最終話ってことで、今までのユキに起こった異変と心境の変化をモノクロのモノローグで流していきます。
一分ほどの映像なのにユキが自分の事しか考えてないのがよくわかるな。

そのユキは、生家で泣いていたハニーの前に現れてハニーフラッシュします。
その光はハニーのものであったピンク色でした。

というところまでが、前回のあらすじです。
ユキは最高の戦闘力と完全無欠の空中元素固定装置を手に入れた無敵の存在になったわけですが、ハニーはどう対応するでしょうか?

変身したユキを見て愕然とするハニーに「生き返ったんだ」と声をかけたのは田中弘美です。
田中弘美にしてみれば、捨てたはずのハニーが生きてるんだからそら驚きます。

弘美は、ハニーにユキを「あたしのために働く最強の悪魔なんだよ」と紹介します。
それに対して「ユキちゃんはそんな子じゃないもん」と反論するハニーですが、もともとのユキは(ハニーが思ってるような理由ではないにしろ)そうではないけど、洗脳されたりロボトミー化されて「ユキじゃなくなれば」そうなるのも仕方ないでしょう。

実際、「やれ」と言われて殴るわ踵落としだわのやりたい放題です。
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踏みつけられても「どうしたの…あんなに明るくて、優しかったのに」と問うハニーですが、彼女は自分一番だったから今までのことがあっただけで、ハニーに対しても上から目線が多少なりともあったからこその優しさだったんだけどね。

早見は半狂乱でハニーを探しています。ミキの想いを伝えないといけないしね。
最初は「遺言」って書いたけど、考えたら「死んだわけではない」ので「想い」と書き直しました。

ハニーは「なんでこんなことするの?ユキちゃん!」「私たち、フラッシュ三人娘だったじゃない」とユキの手を取るも、ユキはその手を振り払い蹴り倒します。
まあ、制御装置が無かったとしても、ユキは今のハニーに存在価値を認めてはいないだろうから、やることは変わらなかった気が。

「ミキちゃんね、もう居なくなっちゃったんだよ。アタシを助けるために死んじゃったんだよ」とユキに取りすがるハニーですが、もちろんユキは跳ね飛ばします。
なるほど、ミキが死んだとハニーが思ってるうちは何もできないか。

蹴り倒され、腹を踏まれながら「そんなユキちゃんユキちゃんじゃない」と言うハニーですが、もっともユキらしいと思う私は心が腐ってるのでしょうか?
だって、ねえ…この日記でもユキの登場当初から自己中で恐ろしい子だって指摘してたんだし。

弘美の「楽にしておやり」という命令に制御装置が光ります。
それを見て、何かを感じたのかハニーはフラシュします。
光は青、ミキの色です。
持ってる武器もミキのブーメラン、コスチュームもミキのものです。
これが「ハニーの中で生きる」ってことですか。
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ハニーもミキを感じたのか、ブーメランを構えてユキに駆け寄ります。
何とか制御装置を外そうとしてるのですが、それは空中元素固定装置と結合してるんだから、外れたらユキが死なないか?

戦闘能力では明らかにユキが上だし、パンサークローの手下もいるので、ハニーの方が不利です。
ブーメランの投げたら返ってくるって特性はユキの武器も持ってるし。
ユキは、武器の環の部分にブーメランの先を引っ掛けて飛ばしてしまいました。
攻めにも受けにも使える万能武器だな。リーチの短さは投げることで解消できるし。
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群がる手下をちぎっては投げ、ちぎっては投げのハニーですが、手下の人の吹っ飛びぶりが凄いなあ。
アクション俳優って跳ねと受身が見事でないとやられ役ができません。

ついに、ハニーはユキの制御装置を弾いて壊しました。
ショックで気を失うユキの手を取り、ゆっくり降りてくるハニー。
もう片方の手はユキの武器を握っていて、これが反重力のようにゆっくり下降するので、こんなことができるわけか。本当に便利な武器だ。
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「ユキちゃん大丈夫!?」と声をかけるハニーですが、ユキは気がついた瞬間ハニーの喉を掴んで投げます。
うーむ。弾いたショックだけだったのか?

蹴り飛ばしたハニーにブーメランを投げて寄こし、再び戦い始めるユキ。
ハニーがユキの首を回転させるようにブーメランで切りつけ、制御装置を壊しました。
こういう使い方があったか。
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ユキは作動を停止しました。
「あらあら、壊れちゃったか?」と出てきた弘美に、「オバサンの悪巧みも、これでおしまいよ!」とブーメランを投げるハニーですが、「毎度!」と回転しながら空を飛んでミサイルを乱射する弘美。やっぱつえーな。

「アタシが本気を出せばざっとこんなもんだよ」と笑う弘美ですが、それを背後から突き刺す者が。
ユキでした。
ニヤリと笑い、「ハニーフラッシュ」と武器を腹に貫通させます。

弘美はシャケやヒラメをボトボト落としながらよろよろ歩きます。
「父ちゃん。健太。頼んだよ」と呟き、ヒトデを残して消滅しました。
これで、パンサークローの幹部は全滅か。

ハニーはユキに駆け寄り、「大丈夫?怪我しなかった?」と聞きますが、それを聞いた早見は「ユキちゃん!?どこに!?誰が!?」と全然わかってない様子。
あ、ハニーが弘美にやられたときに早見が飛び込んできてました。

「礼を言うわ。おかげで私は自由だ」と語りかけるユキ。
ホッとしていろいろ話しかけるハニーに「やめなさい!」と注意する早見。
「見ず知らずの方にそんな失礼な!」と怒ってるので、これがユキだとは認識できてないんだな。
どっからどう見てもユキなんだが、早見フィルターでもあるんだろう。

殴り飛ばされたハニーに「ほらみろ、あんな奴がユキちゃんであるはずがないだろう」と諭す早見。
現実を見られない眼って痛いな。

どうして?と問うハニーに「如月ハニー、お前は邪魔なのよ」と直球で返すユキ。
「無から有を生み出すハニーシステム。この力は私だけのもの。この力さえあれば世界を支配することができる」と非常にわかりやすい説明をするユキ。
どう考えても今までのユキと全く同じ思考回路です。ほんとうにありがとうございました。

ハニーは信じられないみたいで、「何言ってるの?ユキちゃん」とか言ってますが、人間の闇の部分を見てこなかったハニーには理解できないか。
「だからユキちゃんじゃないって」と言う早見も相当現実を見てませんが。

ユキがエネルギーを解放して、ヒカルの時のような異空間を作り上げました。
こんどは両手を武器で拘束されてます。
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宙吊りにされたハニーを武器両手持ちでなぶり殺し状態です。
相変わらずドSぶりが頼もしい。
「本当のユキちゃんはどこに行っちゃったの?」と問うハニーですが、私の目にはどう見ても本当のユキにしか見えないんですが。

服をザクザクに裂かれたところで、背後にミキが登場。
「私、どうしたらいいの?全然わかんないよ」と嘆くハニーに一言も語らず、振り返りもせずにミキは去っていきました。何しに出てきたんだ?

トドメだと多数の武器を出現させ、ハニーに投げつけたユキですが、その武器は突然出てきたブーメランで跳ね返され、異空間は消え去りました。

ブーメランを手に、「どうして死んじゃったの?ミキちゃん」と泣くハニー。
ハニーは「もういいよ。アタシの命が欲しいならあげる。だからもう止めてユキちゃん」とユキに嘆願しました。
そんなハニーに「ミキさんは死んじゃいない!」と叫ぶ早見。
「ミキさんは言っていた。私はハニーの中で生きるんだ。ハニーに伝えてくれ。ユキを救ってやってくれと」と、ようやくミキの想いを伝えることができました。
ミキのやったことが三人が幸せになれる方法を示してもいるんだろうな。

振り下ろしたユキの攻撃をブーメランが受け止めました。ミキの意思はハニーとは独立してある程度は自由になるんだ。
ユキは泣いてます。ユキとしては、こんなことをする自分が不本意なのか?
今までの行動は自分が死ぬことへの恐怖から生み出された歪みであって、本来のユキは天然で明るい人だということなのだろうか?あんまし信じられんが。
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「私がユキちゃんを救う」とハニーは決意しました。
さっきまでの戦いが児戯に思えるほどの激しい戦いが始まりました。
ハニーの救いたい心とユキの救って欲しい心が激しくぶつかり合ってるのでしょうか?
「愛は憎しみに似ている」と言ったのは誰だったでしょうか。

危ないところをブーメランが勝手に救っているようですが、それをもってしてもユキのほうが押してます。
しかし、何とか押し返してハニー本来の武器であるレイピアを出しました。
「ユキちゃんを救う、ユキちゃんを救う…」と呟き続ける姿は危ない人のようですが、その想い無しでは前に進めないのでしょう。
ハニーとユキが鍔迫り合いになったとき、ミキの声がしてブーメランが飛んできました。
ハニーとユキの武器が吹き飛ばされ、ユキは攻撃としてのハニーフラッシュを、ハニーは抱擁としてのハニーフラッシュを仕掛けます。
二人は生まれたままの姿に還り、繋いでいた手は離れ、ユキは光となって消滅しました。

気がついた早見が見たものは、気を失って倒れているハニーでした。
起こそうと介抱する早見に「ハニーさんなら心配ありません」と声をかけたのはユキです。
無邪気お嬢様モードですね。
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「今までどこに行ってたんだ。ずっと探してたんだよ。でも元気そうで良かった」と声をかける早見。
さっきまでハニーが戦ってた相手を、ついにユキとは認識しないままか。

「私のお願い、聞いてもらえますか?」と語りかけるユキ。
「ハニーさんのこと、よろしくお願いいたします」と深々と頭を下げました。
「ハニーさんは、多くの人を救える人です。これまでも、これからも。私もハニーさんに救われたんですから」と。
「わかりました。お任せください」と早見。「この、早見青児あってのキューティーハニーですから。私めが責任を持って面倒を見ます」とも。
まあ、早見がいなければいろいろ困っただろうからな。

それを聞いて安心したように微笑むユキ。
そのときハニーが目を覚ましました。
「しっかりしろ。ユキちゃんも心配して来てくれたぞ」と振り向いたとき、そこにユキの姿はありませんでした。
ユキちゃんは何か言ってた?というハニーの問いにハニーに救われたと言ってたと答える早見。
早見はそれが何を意味するかはわかってないようですが、ハニーがふと早見の後ろを見ると、ユキとミキが立っていました。
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全てを理解したハニーにユキは頭を下げ、ミキに肯いて消えていきました。
「ねえ、早見。アタシたちずっと一緒だよ。早見と、ミキちゃんとユキちゃんも」と涙ぐむハニー。
生き残れるのは一人だけならば、全員が幸せになるには一つに融けあうしかないわけで、これが一番幸せなのかな。
もちろん融けあっても個々の意思はそれなりに残留します。

早見もハニーにお願いします。
「ハニーは、ずっとハニーでいてくれよ。出会ったときのままのキューティーハニーで」と。

それは14ヶ月前のこと。
早見の探偵事務所の最初の客は、ノートを三年A組に置いてきてしまった女子高生で、依頼は一緒にノートを取りに行くことでした。
その「三年A組」は、「その筋」のいわゆる暴力団でした。
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女子高生は組長の女で、組長がケチなので、裏帳簿を持ち出して他の組に売ろうと思ってた、ということだったのです。
なるほど、ノートには違いない。

裏帳簿の入っている金庫を早見が開けた瞬間に警報が鳴り響き、組員が出てきますが、「うるせえ、ブタども!」と女子高生はサブマシンガンを乱射します。
「セーラー服と機関銃」って偉大だったんだなあ。
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混乱の中、なぜか早見だけが追いかけられます。
きっと女子高生は裏帳簿を持って逃げたんでしょう。
ついに橋の下で追い詰められ、ドスやチャカを向けられる絶体絶命の早見を見てたのは、何故か易者をやってるハニーでした。
「悪いことをする人には天罰がくだりますよ」とやる姿はまさしく最初から変わりない無邪気なハニーです。
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どう見ても女子高生のコスプレですから、ヤクザは嘲笑いますが、ハニーフラッシュ見て喜びます。
そりゃ、裸になってるわけだからな。
両方のこめかみに拳銃撃たれても笑いながらヤクザを叩きのめすハニー。
パンサークローの一撃って拳銃弾より痛いのか。

これが早見とハニーの出会いです。

そして、今…

新たなパンサークローとハニー&早見は戦ってます。
早見も後ろを振りむかずに銃で倒せるほどには強くなってます。
ハニーはミキやユキの技も使いながら戦います。二人は確実にハニーの中で生きているのです。

次々と敵を打ち倒すハニーに敵幹部は「貴様、何者だ!」とお決まりのセリフ。
「そんなことも知らないのか!」と笑う早見と「愛の戦士、キューティーハニーさ」と答えるハニー。
これからもハニーは笑いながら戦い続けるのです。早見、ミキ、ユキと共に。

ちなみに、片手で手を繋いでるから前に進めるわけですよね。
両手で抱き合えば、相手しか見えなくなるし、そこで止まっちゃいますから。
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深夜の特撮は凄い方向に向かってるな。次に始まる時は見逃さないようにしないと。
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2008年3月28日 (金曜日)

【特撮】ハニー第24話 魔王降臨

さて、前回ハニーは捨てられ、ユキが完全体として目覚めました。

ユキを見て感激してる田中夫妻ですが、「人形遊び」という言葉が非常に似合います。
ユキは完全に田中の言うことしか聞かなくなってるし。

中条ヒカルの手下が来てましたが、「やれ」の一言で、ユキは文字通りすっ飛んで行って一瞬で倒してしまいました。
ほとんど瞬間移動並のスピードです。
それを見て大はしゃぎの田中夫妻。あとでしっぺ返しがないといいですけど。

ヒカルはアヒルちゃんスポンジで必死に体を洗ってます。
前回の魚介責めで磯臭い臭いが染み付いてしまったので。

突然壁にモニターが現れて手下の報告が入りますが、驚いて浴槽に飛び込む辺りは乙女。
ユキが手におえないって報告でしたが、報告した手下もすぐにユキに投げ飛ばされます。
最後にカメラを壊されたところは怪獣映画のノリですか。

早見のところに夏子が来ます。
ずっとハニーが帰ってこないから探してもらおうとしたのですが、早見は目を開けたまま寝ています。
そんな状態でハニーはどこだ?とか寝言を言ってるのだから、相当な心労があるのでしょう。栄養ドリンク飲もうと持ったまま寝たみたいだし。
そんな状態の早見に無理やり持ってる栄養ドリンクを飲ませる夏子。ある意味鬼です。
効果はてきめん、ハニーはどこだ!と走り出していきました。

ミキはハニーを抱えて野原を歩いています。
それが重くて苦しいと感じるほどミキは悪くなってます。そりゃ、前回腹に攻撃食らってるしな。
連れて行った先は烏川の蛤学園です。本当に頼りにされてるな、烏川。
もちろん、烏川はミキが来た目的はわかってます。
ミキは、自分の体を使ってハニーを生き返らせるのが望みです。
が、それは烏川に断られました。「愛はいつか終わる。お前への愛は終わった」と。
意外とアッサリしてんのな。あんだけ攻めて受け入れられなければ当然かもしれんが。
ミキは土下座までしてますが、それで烏川の気持ちが変わるとは思えないな。

場所は変わって「田中鮮魚店 中央養魚場」です。こんなものを持ってたのか。
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地下がアジトになっていて、そこでユキのパンサークローへの参入の儀式が始まりました。
何故か田中夫妻は着物に紋付袴の喪服、ユキも黒い喪服です。
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三方にパンサークローのマスクをを乗せて「汝はパンサークローにその身を捧げ、変わらぬ愛と忠誠を誓うか」と訊ねるのは和洋折衷というかチャンポンという感じです。

烏川は、腹を撫でながら「今や私の中には、お前への憎しみしかない」と告げます。
「望みをかなえてほしいなら、お前の全てを私にささげろ」ときました。妥当なところではあります。一度は殺しかけたんだし。

ミキは面を上げ、「好きにしろ」と一言。
烏川に顎をつままれ、上から崩れた生卵がベタベタと。いつでもどこでも卵の用意は忘れない烏川です。
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そのまま烏川がキスをしようとしても無抵抗です。
突然ミキの顔を振り払って「バカな女」と呟きました。私もこれでは烏川が興味を失うと思います。
が、烏川は「ついてこい」と歩き出しました。何となく呆れに近い感情があるように思います。
で、さっきから柱の影で早見が見ているわけですが、警備とかどうなってるんでしょう?

ユキは参入の儀式の途中で、まだ誓いの言葉を発しません。
早く誓えと急かす田中弘美ですが、「ちょっと待ってちょうだい」とネットリした声が。
ヒカルです。「ちょっとまったコ~ル!」ってわかるのどれくらいの年齢の人だろう?
扉が開いて入ってきたのは渡でした。中条に改造されてからいいように使われてます。
渡ロイドと名付けましょう。

渡ロイドや手下と戦うのは、たすきがけした田中作之助です。
棒術で次々手下を打ちのめしますが、その棒は太刀魚か?
渡ロイドも体から棒を出していました。全身に武器が隠れてるみたいだしな。
激しく打ち合いますが、渡ロイドのほうが一枚上手でした。
作之助を打ち倒し、ユキに攻めかかかる渡ロイド。
しかし、ユキは渡ロイドのほうを見ることもなく殴り倒し、腕を取り、顔を蹴り飛ばします。
渡ロイドはハニーより弱くなってるし当然か。

それを見て安心した弘美は「改めて忠誠を誓うのよ」とマスクを突きつけますが、ユキははたき落として踏みつけます。
慌てる弘美を蹴り飛ばすユキ。意思を持っている?

ユキ「お遊びはここまでよ。私は誓う。お前たち全てを倒し、私がこの世界を支配すると」
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魔王の誕生です。だから言わんこっちゃない。
自分が一番大事なユキがそうそう自由意思を失うはずが無い。
ハニーフラッシュしたユキは田中夫妻を追い詰めます。
弘美の言葉から、ユキの体内に制御装置が埋め込まれていることはわかりますが、ユキの自分大事を見誤ったようです。
弘美が帯からネックレスを取り出し、それを使ってバックアップを起動させるように作之助に言いました。

歩み寄るユキを取り囲んだのはヒカルの手下&渡ロイドです。
ヒカルは「田中鮮魚店 中央養魚場」の二階から顔を出しました。そこまで潜入はしてたんだ。
「私の空中元素固定装置、返してちょうだい!」とヒステリックに叫ぶヒカルを鼻で笑うユキ。
こういうサディストの表情が似合うな。やはり天然の顔は仮の顔か。
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手下が前後から襲ってもパンチと後ろ蹴りで撃退し、渡ロイドの足技もかわすユキに勝つ方法などあるのでしょうか?
一応は田中夫妻もたすきがけとエプロン(四次元ポケット付き)を用意してますが。

その頃、烏川の地下実験室で手術が始まりました。
外で騒ぎが起こったと思ったら早見が暴れてます。ほとんど一方的に殴られてますが、辛うじてミキに何をするつもりなのか問いただします。
そんなもん聞かんでもわかるだろうに。

追い出そうと手下に命じた烏川を、「待て」と止めるミキ。
いったん起き上がって想いを言葉にします。「これから、私の体を使ってハニーを生き返らせる」と。
早見は何を言ってるのか理解したくないようです。
「どうせ私は長くない。それにこれは、ハニーのためじゃない。私のためにすることだ」という言葉にも耳を傾けようとはしません。
「ダメだよ。ミキさんが死ぬなんて」ってミキは何もしなくても、もうすぐ死ぬんだが。
聞きたくないからって「聞こえな~い」をやってると、大事な場面に居合わせることができなくて後悔することになるぞ。

「違う。私は生きるんだ。私にも、ハニーのような時があった。ただ生きているだけで全てが輝いて見える。そんなときが」

という言葉をしっかり胸に刻み込んで送り出してやれ!早見。
「わかるか。私はハニーの中で生きるんだ」と呟くミキ。
「早見。最期の頼みだ。ハニーに伝えてくれ。ユキを救ってやってくれと」これがミキの遺言です。
ハニーもミキも自分より相手のことを思いやる心を持っていました。ユキに通じるときがくるでしょうか?

暴れかけた早見は手下に殴られて気絶、外に運び出されました。
ちゃんと言われたこと覚えてるだろうな?

「始めてくれ」とベッドに横たわったミキは、用意を始めた烏川の手を取りました。
最期の最後に愛に報いようとしたのでしょうか。
「烏川真由美、ありがとう」と。
ここまでのシーン、一瞬も見逃せない名場面です。

ユキはヒカルの手下と戦ってます。
渡ロイドは手に爪を装着しました。ほんとにいろんな武具持ってるな。
もちろんそんなものは軽く跳ね返され、空中から一瞬で取り出したユキの武器で吹っ飛ばされます。
空中元素固定装置の性能もタダゴトでないほどアップしてます。

転げ落ちた渡ロイドの顔に武器を押し付けると、その部分が焼け爛れました。
弱い渡って見たくないんだけどな。
苦悶の表情で痙攣した後、またしても壊れて動かなくなりました。
それを見たヒカルは激昂してハニーフラッシュします。どれくらいもつかな?

ミキからハニーへの移植手術は続いてます。
これって不完全な装置からの移植だし、ハニーの命も一時のものになるんじゃないの?
処置の様子を見守る烏川がいきなり腹を押さえます。やはり前回のミキの一撃は致命傷に近かったようです。

ヒカルとユキの戦闘は一方的です。もちろんユキ側に。
ユキは、ヒカルがどんなに攻めても受け止め、どんどん攻撃を当てていきます。
格闘ゲームでいうところのエアリアルレイブだって決めるし、もう無敵ですよ。
浮く武器に乗って「弱い。変わったのは見た目だけですわね」と嘲笑うユキ。
武器が浮くようになったから、それを使って空中コンボもできるようになってるのか。

興奮したヒカルが両手パンチを繰り出しますが、あっさり武器で受け止め、ヒカルの両手を拘束、宙吊りにしてサンドバック状態です。

新たな武器を出現させ「痛いですか?よろしいですか?」と笑う姿はまさにドS。

回転する武具を中に浮かせたまま、後ろに回りこんで「それじゃあ、終わりにしましょうね」とあくまで口調は爽やかなユキ。

「ハニーフラッシュ」と呟くと、武器がヒカルの腹を貫通し、ヒカルの全人格が飛び出しました。一応中には入ってたのか。
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「死にたくない」と地面を這いずるヒカル。その手が渡ロイドの足に触れたとき、渡ロイドの足からブレードが出てヒカルの手を切りました。そういやそんな機能持ってたな。
英語の悪態も復活し、昔の渡に戻ったようです。
ヒカルは容赦なく蹴り飛ばされ、気を失いました。
渡ロイドはそのまま憤怒の表情でユキに歩み寄りますが、数歩で倒れて機能を停止してしまいました。
それを見て「ミジメね~。不完全なアンドロイドは」と笑うユキ。
自分がその苦境から脱出すれば、相手の境遇に共感することなく侮蔑するタイプですか。
「ああ、無情」のジャベールが似てるのかな。

この瞬間がチャンスだと、作之助は弘美ランチャーで飛び出し、ユキの首に制御装置であるネックレスをかけました。
ネックレスは空中元素固定装置と融合しました。どうやらうまくいったようです。
ユキは膝をついたまま動かなくなりました。田中夫妻はうまく使えますかね?

ハニーは一面のコスモスの中で目覚めます。これも正月の予言の中にあったイメージか。
「気がついたか」と声をかけたのはすぐそばに居た早見。
ハニーは自分が生きている理由がよくわかってません。そりゃ、一度は死んだんだしな。
「ユキちゃんは?ミキちゃんは?」というハニーの問いに目をそらして沈黙する早見。
言うのは勇気がいることだろうけど、ミキと約束したよな、早見。

早見が何か言おうとしたとき、ハニーは空中元素固定装置にミキを感じました。
その理由がわからずパニックになるハニーと、それを見ていられない早見。
ハニーは自分が生きている理由、ミキを装置に感じる理由に到達したようです。
半狂乱でミキを呼び、捜し求めるハニーを早見が必死で取り押さえようとします。

湖に浮かんだボートに座る烏川と横たわるミキ。烏川は初めて望むものを手に入れたのかも。
烏川の戦いはここで終わるのでしょうか。
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「お前に謝らなきゃいけないことがある。一度だけ嘘をついた。もう愛してないと。だが、お前への愛はけして変わらない。永遠に」と死人に口付けし、頭を抱きしめる烏川。
ようやく得た愛がこんな悲しい形なのは切なすぎます。
今の烏川の涙は一番純粋な涙ではないでしょうか。
今回のエピソードで烏川が一気に好きになったわ。

生まれた家で泣き崩れるハニー。
「どうして私なんて作ったの?私のせいで、大切な友達が死んじゃったんだよ!」と。
そこにパンサークローを引き連れて現れるユキ。
ユキがハニーフラッシュすると、その光はハニーのものであるピンク色でした。
それが意味することをハニーは知っているはずです。
額の装置は予想外にしてもな。
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2008年3月20日 (木曜日)

【特撮】ハニー第23話 受け入れられぬ愛

前回、ユキによって首を刎ねられたハニーですが、ユキは刎ねた首を元に戻してます。
これは、空中元素固定装置の機能を維持したままハニーの意識だけ消失させる方法でしょうか。

「これで私は死なない。ありがとう、パパ。とってもステキな贈り物よ」とすっかり安心しきってるユキですが、限界はすぐそこまで近づいています。頭から異物が飛び出したりしてるし。
おかげで気を失ってしまいました。

そこに「勝負はネ、最後に立ってたものが勝ちなのヨ」とヒカルがやってきます。
何とか近くで踏みとどまってたのか。
ユキの頭から出ている異物は、まるで鬼の角のようです。
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ちなみに、ヒカルの異物は額に一本で、ユニコーンのようです。

ヒカルはハニーを持って行こうとしますが、ユキがしっかり手を握っていて運べません。
意識を失っていても独占欲は失わないようです。

ヒカルをぶち当てられて気を失っていた早見がようやく気がつき、ハニーに起こった事態を悟ります。
ヒカルのほうは何とかしてユキの手をはがそうと躍起になってますが、どうしても離れません。さすがはユキだ。

自分ではどうしようもできないと思ったヒカルは指笛で部下の車を呼びました。
そして、早見の目の前でハニーとユキは運び去られてしまいました。
当然早見には何もできません。

ハニーたちを運ぶ車の後ろから白いトラックが。田中鮮魚店です。
やはり出てきたか、田中夫妻。

「あの子達を料理するのはね、このアタシなんだから」
「そして、この俺が食うのだ」
「ムシャムシャムシャ、あーおいし、ってふざけんじゃないよ!」

と夫婦漫才もバッチリですが、そんなことしてるからハンドルを取られて車がスピンしかけます。
まあ、本当に危なくならない程度には加減してますが。

ユキの家で、なぜかミキが目を覚まします。
気遣うユキの両親ですが、どうもミキはここの家の子という設定になっているようです。
ミキも「なんだか、悪い夢を見ていた気がする」と記憶を失ったか改ざんされている感じ。
「私たちがついてるから、安心しなさい」というユキパパに「ありがとう、お父さん、お母さん」と穏やかに答えるミキ。違和感ありまくりだ。

ハニーの学校では、ハニーもミキもユキも欠席ってことで、少し教室がざわついてます。
アイツら三人が並んで座ってたもんだから、三人一度に欠席すると教室の中心部に穴ができるんだよな。

ミキは、ユキの養父母だった人たちの家で、外に出したテーブルに出されたご馳走にビックリしてます。
「だって今日は記念日じゃないか」と父。
「ミキちゃんが赤ちゃんの頃、初めてお喋りした記念日なのよ」と母。
この養父母も何か秘密がありそうですが、金持ちはそんなことでご馳走作るのか。
ミキは何気なく「なんて言ったの?」と聞くと、「パパって言ったんだよ」と父。「いいえ、ママです」と母。
「そんなはずはない!」と立ち上がって言い返す父とそれに答える母。
それを「どっちでもいいじゃない」と宥めてケーキを食べるミキ。嘘の時間が流れていきます。

ヒカルのラボでは、ハニーの空中元素固定装置をヒカルに移植する手術の準備が整いました。
ヒカルの最後の準備はルージュを塗ることです。
「もうすぐ私は、世界最強、完全無欠の女になるわ」と言うヒカルですが、だったら腋毛ぐらい剃れ、できれば玉も取れ。

ミキがピアノを弾いています。こういうときの定番みたいな「エリーゼのために」です。
すると突然クラッカーが鳴らされました。
何事かと思えば「記念日」なんだそうです。またか。
つうか、これってさっきから数時間も経ってないだろう。
「今日はね、何でもない記念日なの」と母。
今日一日何事も無く、家族そろって過ごせた事をお祝いするんだそうです。だんだんサイコがかってきたな。
それを聞いて、「それじゃ、この先、ずーっと記念日だったらいいね」と無邪気に言うミキ。
それはありえんだろうけど、ユキの性格形成の一因には、この家族もあるだろうな。

ケーキの上の蝋燭を吹き消して笑う家族。これはこれでものすごく怖い構図だ。
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手術のため、ヒカルに麻酔をかけようとしています。
「もうすぐアタシがキューティーハニーに…」と呟くヒカルに「そいつは無理だねえ」と言い放つ声。
慌てて周りを見回す部下が次々倒れます。
状況を理解しきれないヒカルの前で、ストレッチャーに乗せられていたハニーが颯爽と立ち上がります。
が、それは田中弘美の変装でした。この前からヒカルハニーといい、何か視覚的な拷問でもやろうというのか?
しかし、もしハニーが成長するような要素を持っていて、オバハンになれば、こうなる可能性も高いってことか…

ヒカルは精神的ダメージと麻酔のせいで歩くこともおぼつきません。
四つんばいで這っているところをボコボコに殴られてしまいました。
この間、ずっとピッチを下げたハニーの主題歌が流れてます。
田中はそんなに胸無いよなあと思ったら、風船が入っていました。
前回、ハニーはヒカルにカエルを見せてパニックにさせましたが、田中が腹から取り出したのはミミズでした。さすがは魚屋。
あまりよく見えなかったのは視聴者への配慮でしょうか。
ヒカルにとっては恐ろしいほどの拷問です。横にある手鏡が割れるほどに。

その間にハニーとユキを乗せたストレッチャーは、田中弘美の旦那、田中作之助が運び出そうとしています。
手下が立ちふさがるものの、カンフーの使い手である作之助に勝てるわけがありません。

ヒカルは鼻にドジョウを突っ込まれ、体中にヒトデだの海鼠だのをくっつけられて悶絶しています。
股間が伊勢海老なのは、せめてもの優しさなのでしょうか?

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Photo_158

ミキは母に髪を梳かれています。「ミキの髪は本当に綺麗ね」なんて会話をしていますが、そのとき頭に激痛が。
前にハニーに同じ事をされた記憶がフラッシュバックしたのです。
一瞬のことで、顕在意識に上るほどでもなかったので、ただの頭痛としか思ってませんが。

父親が服を買ってあげようとカタログを持ってきます。
「これなんかいいんじゃないかな?」とカタログを寄せてきたとき、またしてもフラッシュバックです。
転入してきた当初に、教科書が無かったので、ハニーが無理やり見せてくれたときの記憶でした。

今度ははっきりと意識したようです。
母が編んでいる編み棒の先を見て自分が死んだときのことも思い出します。
テレビに映る赤ん坊の無邪気な笑顔を見てハニーの笑顔を思い出します。
胸をはだけると、そこには空中元素固定装置が。

「お前たちは、私の父でも母でもない」と言い放ち、部屋を出て行くミキ。
追いかける父母は玄関を出ようとしたところで固まってしまいました。
スパークが体を走ってるし、何か物理的な力だな。この二人の正体は?

田中夫妻はハニーたちを奪取して、意気揚々と逃走しています。
「母ちゃん似合うねえ~。惚れ直しちゃったよ」という作之助の言葉は、さっきの弘美ハニーのことでしょうか?
まあ、人の好みについては言わないことにしよう。

外に出たミキを待っていたのは烏川でした。
「お前、何か知ってるな」というミキの問いに「アナタの事ならなんでも」と答える烏川。
「どうして私は生きている?」と最大の疑問をぶつけると、「如月ハニーだ」と一点集中で答えを言う烏川。
ハニーが、自分の体を使ってミキを蘇らせてくれ、と烏川のところに持ち込んだわけですが、あのときは処置が完全に終わる前にハニーは拉致されてしまいました。
なので、ミキの空中元素固定装置は前と同じ欠陥品のままです。
損傷した臓器を人工臓器に代えて、とりあえず生きてるってだけのことのようです。
時間が経てばまた異物が体を貫いて死ぬことになります。

ハニーの居場所を聞くミキに、戦いなど忘れて、残された時間を有意義に使って欲しいと言う烏川。
そのために記憶を消して、幸せな家族を与えたのです。
「自分でもよくわからない。何故そんなことをしたのか」と呟く烏川。
愛だろ、愛。愛あるからこそ最後の記憶を幸せなものにしたかったんじゃないのか?

どうやら如月博士も同じ事を考えていたらしく、ミキとユキを捨てるときにはアンドロイドの両親を作ってあてがったようです。
第21回の日記の秘密がこんなところで明かされようとは。
やはりただおかしいだけではなかったか。

【特撮】ハニー第21話 無邪気の影に

それに対して「嘘で固められた幸せなどいらない」と決然と言い切ったミキ。
「偽りの愛情など、欲しくはない」と。博士も善意からの行為だったわけですが、それを受け入れるかどうかってのはプライドとかいろんな要因がありますからな。

それを聞いた烏川は、諦めたように「いいわ、それなら」と変身し、「私が真実の愛で殺してあげる」と告げます。
こういう形でしか愛せないのが烏川だしな。

ミキはスカートの裾を腰に織り込んで戦闘態勢に入りました。
時代劇なんかで、着物の裾を端折ってるみたいな感じですか。
烏川を跳ね返し、ハニーフラッシュしました。恐らくはフラッシュするほどリミットは近づいてくるのでしょう。
それでも、烏川の「真実の愛」に応えるためにフラッシュしました。

田中夫妻のほうは手術に入るようですが、ラボを持っているわけではないので、運動会で使うような白いテントの中で、裸電球吊るした処置室です。野戦病院みたいだな。
ハニーとユキ双方に何かをしていますが、田中の思惑はなんなのでしょう?

ミキと烏川の戦いは、逃げる烏川をブーメランで追いかけるミキという構図ですが、烏川としては大物を振り回せない林の中に誘い込みたいのでしょうか?
と、思ったらブーメラン跳ね返してミキに当てちゃったよ。
ミキはゴミの不法投棄場所みたいなところに飛ばされました。
ブーメランが地面に食い込んで動けません。
その上から踏みつけて襲い掛かる烏川ですが、踏みつけたことで土が崩れたらしく、ミキは脱出して反対に攻勢をかけます。
それでもあっさり反撃を食らうあたり、烏川が強いのかミキが弱くなってるのか…

烏川を睨みつけるミキの憎悪の目。
Photo_159

「いいわ、その目よ。憎みなさい。もっと…もっと…お前の憎しみが、私を濡らす」ってドSだったけど、さらに変態的要素もあるんだな。
ここの戦闘シーンは、回転やジャンプを取り混ぜた、ぞくぞくするようなものになってます。
一瞬の睨みあいの後、飛び込んだミキの武器が烏川を貫きました。
烏川もミキに爪を突き刺し反撃します。
「ハニーはどこだ?」と聞くミキに「お前と私の間に、誰も入る余地は無い」と答える烏川。
考えたら、コイツも独占欲強かったな。

一度間合いを取り直し、さらに「ハニーはどこだ!」と聞くミキ。
それを聞く烏川は憎しみと悲しみの入り混じった顔で「何故私だけを見ない?」と呟きます。
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なんか、烏川を応援したくなっちゃうな。
全く表情を変えないミキに、「それなら教えてやろう。如月ハニーは、もういない」と真実を教える烏川。
意味がわからないミキ。そりゃ、ハニーがユキのために自分から命を差し出すなんてミキの想定にはないからな。

田中の処置室では、ついにハニーの空中元素固定装置が取り外され、ハニーは機能を完全に停止しました。
それをユキに移植するようです。
そうやって完全体になったユキを下僕とするのが、田中の目的でした。

傷つき、異物を出しながら走り続けるミキは、ゴミのように捨てられるハニーを目撃します。
完全に機能を喪失したハニーの前でくずおれるミキと、それを見る完全体になったユキ。いや、今のユキの瞳に何かが映っているのかも疑問ですが。


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2008年3月14日 (金曜日)

【特撮】ハニー第22話 君は人のために死ねるか

前回、体中から鉄片を突き出してミキは死にました。
今までのことが走馬灯のように過ぎ去ります。
よく考えたら付き合ってた相手はたったの一言で逃げてしまったんだっけな。

【特撮】ハニー第17話 悲しい過去にも愛は無敵

ユキはミキに自分の未来を見て恐慌状態です。

ハニーの方は手下を全滅させたところでヒカルは逃げてしまいました。
今となっては中条というかヒカルだけが空中元素固定装置を作れるっぽいから、殺したらダメなんだろうな。

ハニーがミキのところへ戻ると、残っていたのはミキの変わり果てた姿です。
どんなに泣いたところで現実は変わりません。心臓マッサージしたって無駄なものは無駄です。
誕生回が最後の思い出ってことですか。

ユキはミキの死にざまを自分と重ねて、あんな風に死ぬのは嫌だと泣き崩れます。
そりゃそうだろう。自分大事のユキにしてみれば、体中から鉄片突き出して死ぬなんて耐えられる話じゃない。

ハニーはようやくミキの死を受け入れ、目を閉じさせてやり、ユキは雨の降りしきる外でパパと泣きながら丸まって胎児化しています。
頭の中は女子高生なんだから、この現実とどう向かい合っていくのか。

ハニーは、動かないミキを前にミキの両親が殺された話を持ち出します。
それはハニーにとっての負い目だから、ハニーの命をミキにあげると言うんですが、ウルトラマンやキン肉マンじゃないんだから、そんな命のやりとりが簡単にできるわけじゃないでしょう。
それをヒカルは物陰から聞いてます。
で、何故かハニーは烏川に電話しました。

その頃、ユキが回復してますが、その理由は「自分のスペアパーツであるハニーがいること」を思い出したからです。
もちろんそんなわけはありませんが、ユキの中ではそういう論理で完結してるので。
ニコニコと立ち上がって歩いていってしまいました。
まだ何かやるつもりか。

ハニーはミキの遺体を蛤学園に運び込みました。
烏川はミキの顔を触りながら「いつか、こうなるとわかってた」と涙します。
烏川の思いは最初から純粋な恋だからな。
Photo_133

ミキを回収しようとする手下を「触るな!」と振り払う烏川。
怒りに任せて手下を切り倒します。手下も大変だ。
そんなことしても意味ないと叫ぶハニーに「貴様に何がわかる。私ほどこの女を愛した女はいない」と激白する烏川。それはそのとおりだな。
だったらミキを生き返らせるために協力してと頼むハニー。烏川も学園持ってるぐらいだし、研究機関あるのかな。
烏川は意味を測りかねますが、ハニーが言うには自分の命をミキにあげたいんだそうで、自分の空中元素固定装置をミキに移植して欲しいってことですか。
それで生き返るのか?とか前のミキの記憶や性格が戻るのか?とかいろいろ疑問はありますが。

森から出てきたユキに早見が心配して探したとパニックになりながら詰め寄ります。
早見はユキの秘密を知らないからな。
その二人の前にヒカルが出てきました。
ヒカルはユキにハニーが必要なんでしょ?と問いかけます。
早見は何かを誤解して「当たり前だ!」とか叫んでます。「ユキちゃんとハニーは大の親友なんだ!」という言葉が今となっては虚しく響きます。

ヒカルはハニーの居場所を教えるから連れて来いと告げます。
「欲しいんでしょ?如月ハニーの体が」とど真ん中を突くヒカル。
早見は完全に誤解してますが、まあ無理も無い。
「私なら気にしてませんから」と早見を押しのけ「で?」とヒカルに聞くユキ。
自分のためなら何でもできるユキだからホント怖いわ。

烏川の施設ではミキのスキャンが終わりました。
体から出てる分は取り除いたものの、まだ無数の異物が内臓全体を貫いてるのだそうです。
こんなもん大丈夫なのか?と思ったけど、パンサークローの技術力とハニーのパーツがあればなんとかなるんだそうです。
それを聞いて「やって!」と頼み込むハニー。
しかし、烏川は「早乙女ミキはこんなオペは望んでいない」と一言。
「お前の命と引き替えに、生き返ったことを知ったなら、早乙女ミキは絶望のどん底に叩き落されるだろう」と。
まあ、当然といえば当然か。ハニーが死んだという状態になっての移植という話ならまだしも。
「お前はいいのか?それでも」と確認する烏川。ミキのことを愛してるが故ですね。
微笑んでベッドに横たわり、機能を停止させるハニー。お前の気持ちはいいからミキのことは考えたのかよ。
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しかし、ミキのダメージ表現はグラビアアイドルといえども容赦ないな。
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ユキと早見は蛤学園にやってきました。
早見は「君とハニーの熱き友情はよくわかった」とまだ何か誤解したままです。
「この先は僕に任せて」と言った瞬間に手下出現です。なんで中に入るまで来なかったんだろう?
ユキは躊躇無くハニーフラッシュして立ち向かいます。
ユキがフラッシュできることに早見は心底驚いてますが、「そんなことより早くハニーさんを!」という声に内部に飛び込んでいきます。

いよいよ手術を行おうかというところで警報が鳴り、ユキが暴れている様子が映し出されます。
ここまで警報装置や監視機構は作動しなかったのかよ。
それを見て、「続けて」と指示を出して部屋を出て行く烏川。
手下を倒して進み来るユキと対峙します。
ハニーの居場所を聞くユキに「美しき友情、というわけではなさそうね」と語りかける烏川。
いろいろわかってるんでしょうな。
「あれは私のもの。返していただきます」と躊躇無く言うユキ。わかりやすくていいけどね。
烏川も「断る」と一言です。
烏川は卵を飲んで変身、ユキとの死闘が始まりました。
Photo_136

手術室では処置が進んでいます。
なんかハニーの空中元素固定装置からミキのそれへ、エネルギーが注ぎ込まれているようですが。
突然、処置を見守る手下の一人が他の手下を殴り倒しはじめました。
手下の正体はヒカルでした。いつの間に。

パニックになりながらハニーを探す早見は、向かいの廊下にハニーを乗せたストレッチャーをルンルンで押していくヒカルを見つけます。
早見はパニくってるし、何ができるわけでもないのですが。

ユキと烏川の戦いは、烏川がいいようにやられるという一方的な展開です。
そりゃ、強さを考えたらそうなるわな。
烏川の仮面を弾き飛ばし、トドメというところで早見が走ってきます。
「ハニーが!」という言葉に烏川を放り出して走り去りました。
烏川の命は危ういところで助かったってところですか。

ストレッチャーを押すヒカルの前にユキたちが立ちふさがります。
「囮役、ご苦労様」とユキたちを労うヒカル。
「約束が違いますわ。ハニーさんを返しなさい」と言うユキ。いや、ハニーを渡すなんて約束はしてないだろう。
ヒカルはユキに襲い掛かりますが、全く相手になりません。
ヒカルになって中条の戦闘センスも失われたのでしょうか。

ストレッチャーは早見が押し、ユキはヒカルを一方的に叩きのめします。
「私のもの!」と言いながら蹴りを食らわせる姿はもはや狂気です。
ヒカルは「いいもの見せてあげる」と首のスカーフを取りました。
そこにはハニーと同じハートマークの空中元素固定装置が。
ヒカル(オカマ)のハニーフラッシュです。

変身した姿に早見は「えー?」とありえないという顔をしています。気持ちはわかるけどな。

変身したヒカルを見て驚愕するユキ。
戦闘能力も桁違いにアップしました。
「綺麗でしょ?可愛いでしょ?惚れ惚れしちゃうでしょ?」と寄ってこられたら、それだけで死にそうです。
Photo_137

ヒカルの空中元素固定装置も不完全なもののようです。
それをハニーの体を使って完全なものにしようというつもりらしい。
「ハニーさんは私のものよ」と攻め掛けるユキを簡単にあしらうヒカル。フラッシュってこんなに強くなれるんだ。

緊急事態にハニーを起こそうとする早見ですが、簡単には起きません。
空中元素固定装置が点滅しているのを見て、ハニーの手を取り「ハニーフラッシュ」と動かしました。
ポーズと言葉(誰のでもいい)が起動スイッチなのか?

忘れられた状態のミキのところに烏川が帰ってきました。
「お前が残ってくれればそれでいい」とミキに擦り寄る烏川。愛だな、愛。
Photo_138

ユキとヒカルの戦いはやっぱり一方的で、ヒカルは片手でユキを投げ飛ばしたりのやりたい放題です。
そこに「ユキちゃ~ん」とハニーの声が。あれで復活できたんだ。
「あら、ハニーちゃん。お目覚め?」とヒカルが目の前に立ちます。
「キモチワル~イ」と泣くハニー。そりゃそうだ。
「もう一度、おねんねしましょうね」と寄ってくるヒカルを「来ないで!」と全力で拒絶するハニー。
でも、あっさり受け止められて反対に平手打ちを食らいます。
ハニーより戦闘能力は上か。まあ、ユキより強いんだからな。
ハニーが「いた~ぁい」と泣けばヒカルも同じように泣いて見せ、蹴りを出せば同じように蹴りを、というように、ことごとくハニーを真似します。
ハニーの攻撃は入らずに、ヒカルの攻撃はヒットするって違いはありますが。
なんか異次元の戦いになりそうでしたが、ハニーとヒカルのヒップアタック対決ではヒカルが弾き飛ばされました。さすがに尻の大きさではハニーに軍配が上がるか。
「デカいわね!」と怒るヒカル。本気になったようです。
後ろから襲撃するユキを、振り返りもせずに撃退し、ハニーとまとめてボコボコにするヒカル。
しかし、そんなヒカルに意外な弱点が。
ハニーが腋毛を抜くと異様に痛がります。変身したときになんで腋毛剃ってないんだろう?と思ったら、この展開を用意するためだったか。
手に残る一つまみの腋毛を「きちゃない~」と投げ捨てるハニー。お前のはどうなんだよ?

パニック状態のヒカルをユキが蹴り、ハニーは腰のスカートを引き摺り下ろします。
股間を押さえて身動き取れなくなるヒカル。なんかだんだん小学生のイジメみたいになってきたな。

調子に乗ってきたハニーが何かを見つけて木に飛びつきます。
そのままヒカルのところに飛び、笑いながら広げた手にはアマガエルが。
この世界のアマガエルは松の木に登って貼り付くのか。
Photo_139

それをヒカルの胸の間から入れるハニー。ますます小学生のイジメだな。
しかし、効果は絶大、ヒカルはますますパニックになって超小刻みな歩みになってます。

ハニーはユキと手を取り、ダブルで蹴りこみ、ヒカルの顔面にヒットさせます。
さらに二人で蹴り飛ばし、早見に当てました。早見もいいとばっちりだな。

「まだ勝負はついてないわ!」とハニーたちに駆け寄るヒカルですが、体内で異変が起こりました。
ミキのときのように、白濁した液体を吐き出し、顔から異物が飛び出します。
Photo_140

それを手鏡で見て絶叫しながら走り去るヒカル。
ヒカルが作ったのではこんだけ短時間でこうなっちゃうってことは、ミキやユキの空中元素固定装置は、欠陥品といえども凄いものだったんだな。

ユキは、ハニーにお願いがあると切り出します。
何?と振り返ったハニーが見たのはユキの頭から流れ出るどす黒い液体でした。
Photo_141

ユキの手には武器が握られていました。
武器を構えるユキ。そんなにハニーが欲しいのか。

女子寮に帰った夏子は「どこ行っちゃったのかな?ハニー」と言いながら誕生会のアルバムを見ています。
そういやハニーはこの数日学校にも行ってないし、夏子の部屋にも帰ってないんだよな。
思い出の誕生日。この笑顔が戻る日は来るのでしょうか?
Photo_142

それにしても、ハニーがアンドロイドだってことはわかっても、パンサークローのことは微塵も知らない夏子は、ある意味偉大です。

血を流しながらも武器を構えるユキを見て、少しだけ考えたハニーは「いいよ。でも、一つだけ約束して」と言葉に出します。
「ミキちゃんをお願い」と。
「ええ、わかりましたわ」と答えるユキ。
それを聞いて微笑んで目を閉じるハニー。ユキのこと信用していいのか?

武器を持って突進するユキに、今一度目を見開いて微笑むハニー。
景色が回転します。
斬首の表現でこういうのもアリか。世界観の表現とかすごいものがあるな。
こんなときでもハニーは笑うんだ。

ハニーが死んでしまいましたが、これからどうなるんだ?


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2008年3月 5日 (水曜日)

【特撮】ハニー第21話 無邪気の影に

今までのハニーの戦いを大スクリーンに映しながら化粧してるのは、中条の新しい人格「ヒカル」です。
オネエキャラですね。

「私もアナタのようになりたい」とか言ってます。単純な憧れではなさそうですが。
しかし、村上幸平よくやりますなあ。
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ハニーは元気に教室で掃除をしています。少なくとも夏子は友達ですからな。
そこに不良グループが。
自分らが掃除をサボりたいので、ハニーに押し付けるようです。
「アンドロイドってのは人間のために尽くすもんだろ」という言い方はどうかと思いますが、ロボット等の製作目的はそこらへんにいきつくのも本当です。

夏子は「ハニーはアンタ達の召使じゃない」と反発しますが、ハニーはお掃除大好きだからと笑顔で引き受けます。
そこでモップを受け取っても仕方ないだろうに。モップ4本で掃除ができるのか?
と思ったら、モップ4本まとめ持って走り出しました。いい根性だ。
「ハニーいきま~す」と走ってるのを見ると、ガンダムってもはや共通言語に近いなと思います。

不良グループとしては夏子の態度は気に入らないので、胸を揉みます。
そんなに胸がでかいわけではない(だからこそ揉まれるのが堪えるのですが)のに、揉まれる回数は随一です。
ちなみに、具体的な大きさは、プロフィール見ると「81」だそうです。
スレンダーなグラビアアイドルもいたもんだ。無茶苦茶可愛いとは思いますが。

小松愛プロフィール

ハニーは何も考えずにモップがけしてたもんで、折り返して不良グループに突っ込みます。
ドジが体力あると破壊力がダンプカー並みになるな。

怒った不良グループは罰という名目で自分らの宿題ぜんぶやるように言いつけますが、それを止めたのはユキでした。
そういえば、ユキは不良グループの親分でした。
「宿題は自分でするものですよ」と腕を組んで諭したら、「失礼しましたー」と逃げていきました。
私もユキに何か言われたらチビるかもしれません。

ユキはハニーに向き直ってハニーは人がいいんだから利用されないようにと忠告しますが、ハニーは「だって楽しいんだもん」の一言です。
どんな扱いであれ、無視じゃないのが嬉しいのかも。

ユキとしてはそんな態度でいられてハニーが壊れたら困りますから、「貴方は私の言う事だけを聞いていればいいんです」と告げます。
ハニーは「意味わかんない」って顔してるし、夏子も反抗しますが、「貴方には関係ありません」と相手にしません。

それを階段から見下ろしていたのはミキでした。
ユキが「何か?」と聞いても何も言わずに去ってしまいました。
ユキの本性を知ってなお視線を正面から受け止められるのはコイツぐらいではないかしら。

前にハニーが拉致されて調査されたことがありますが、その結果をもとに中条は空中元素固定装置を作り出しました。
作ったからには実験です。手下の一人に取り付けてハニーフラッシュをさせました。
フラッシュ時は当然裸になりますから、鍛え抜かれた裸体がまぶしく輝きます。
Photo_110

しかし、衣装が固定する前に苦しみだし、口から吐き続ける液体が床でどんどん実体化していきます。
実験失敗です。
今まで開発してきた数多の技術を考えると二桁ではきかない数の犠牲が出ているはずです。
それでも、一気に人体実験ができるぶんだけ効率はいいんでしょうが、どこでリクルートしてるんだろう?

ハニーは不良グループにミキの居場所を聞いてます。
仲が悪いはずだから、知ってても言わないと思うのだが、ハニーには交友関係なぞ知ったこっちゃないですからな。
そこにユキが走ってきたので不良グループはすぐに逃げちゃいましたが、ユキは自分のそばからハニーがすぐ離れるのが気に食わない様子。
そんな抗議の声を上げるユキに「ねえねえミキちゃんしらない?」と繰り返すハニー。
さすがにユキも「話聞いてるんですか?」と半分キレ気味。

ハニーがユキを探していた理由は、この前の誕生会絡みです。
撮った写真でアルバム作ったので、ハニーの部屋でお好み焼きパーティーしながら見る集いを企画したようです。
ユキは、ハニーの意識があんまし自分に向いてないのを非常に苛立ってますな。個人的にはいい気味だが(笑)

ミキは体内からの実体化でまた苦しんでます。
血も出るし体内は傷つくしで、そろそろ限界が近づいてるみたいですね。

道路でへたり込むミキにヒカル(中条)が近づいてきました。
空中元素固定装置の奪取にミキが必要なわけですが、「アナタのポンコツ装置が欲しいわけじゃないから」と冷淡に言うのは、前の中条にはあんまり無かった要素な気がします。

その言葉に怒ったミキはハニーフラッシュして駆け寄りますが、ヒカルに手をかける前に変身が解除されてしまいました。
こりゃ、いよいよ駄目だな。
わき腹をどつかれて気を失ったミキはヒカルに拉致されてしまいました。

早見はパソコンに向かって論文書いてます。
題は「現代日本における資本主義に潜むデモーニッシュなるものの打開策に関して」です。
そういや、その論文を書くために私立探偵やってるんだったな。

そんな早見の目を塞ぐ手が。
「だ~れだ?」ってのは「サクラ大戦」の定番ですが、早見は「もしかして、ユキちゃん!?」と振り返ります。
そこに居たのはヒカルです。どうやって声を間違えるんだろう?

早見は「なんでここがわかった?」と疑問を口に出します。
しっかりした事務所を構えないのはパンサークローに知られないためでもあったのか。
ヒカルは「パンサークローだからよ」とあまりにも当然な答えを返します。
「そっか」って納得している場合でもないと思いますが、ヒカルはハニー宛の手紙を託しました。
要はミキを人質に取ったからやって来い、ハニー。というわけです。

ハニーは街を走りながらミキを探していました。
ユキはいい加減にしてほしいという態度です。
そこに早見が手紙を掴んで走ってきます。
「これを、オカマのパンサークローが」と手紙をハニーに渡しました。
手紙にはミキが囚われている場所の地図も入ってましたが、この地図でどこへ行けばいいんだろう?
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それを見たハニーはすぐにフラッシュして走り出します。
以前にも変身したバイク&ライダーですが、バイクの素は自転車です。
これって毎回自転車泥棒してるんだよな。

ミキは柱に鎖で縛られてます。
烏川絡みが多いせいか、ミキが拘束されているシーンはとても多い気がします。
Photo_112

ミキは父親を殺した悪夢にうなされて目を覚まします。
そのとき、ハニーはバイクでパンサークローの防壁を突破しているところでした。
ヒカルがそばにいるわけですが、「もうすぐ私はハニーになる。そうしたら、お友達になりましょうよ」と提案してきました。
ヒカルがハニーになったら、あの衣装を着てくれるんでしょうか?
見たいという誘惑を否定しきれない自分がいます(笑)

ミキの空中元素固定装置が点滅したと思ったら、横に鎖でぶら下げられていたミキの武器が折れました。
いよいよ本来のものを固定する機能も終わってきたようです。
「ここまでか…」と覚悟を決めるミキ。

ハニーにテレパシーで呼びかけます。
「ハニー、お前に言わなければならないことがある」とまだパンサークローと戦ってるハニーに語りだします。
「如月光史郎を殺したのは、私だ」と。

ハニーは意味がよく飲み込めてないようですが、必死でミキのもとにたどり着こうとします。
途中にはレーザートラップがしかけられています。
赤外線やレーザーを横に照射して、遮られたら警報が鳴るのがありますが、パンサークローですから当たれば切断の大出力レーザーです。
それをくぐりながら進むハニーにミキは語りかけます。
しかし、これを潜り抜けられるのなら、この裁判も判決が覆る可能性があるんではなかろうか?
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「胸が大きくてくぐれない」 タレントに逆転無罪判決

如月光史郎にはミキやユキと同じ年に生まれた実の娘がいたそうです。
その娘を愛していたがゆえに、娘が死んだときに狂気に囚われたようです。
ショックでおかしくなった如月博士は、死んだ娘の代わりを作ろうと考えました。
ホムンクルスの製造でもそうですが、新しい生命の誕生にはベースが必要です。
それが娘と同じ誕生日、同じ血液型の人間ということで、ミキの事故は早乙女博士が起こしたものだったのです。
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このときの事故については下の日記を参照してください。
このときの手が如月博士だったわけです。

【特撮】ハニー第12話 アリア怖い

つまりは、ミキの両親の仇は如月博士だったわけですか。
殺されたのもわかる気がするな。

ミキの下に走るハニーの前に立ちはだかる一人の影。
なんと渡です。壊されたのをまた直されたのか。
ユキにならともかく、ハニー一人に引けをとる渡ではありません。
ハニーを抱えたまま壁に叩きつけ、「ハルガキタ」と呟きます。
ずっと不憫な役回りだったからな。よほど嬉しいんでしょう。

如月博士はミキを娘の代わりにするために、記憶を消して人形のように作り変えてしまいました。
ミキは如月光史郎を本当の父と信じ、自分は幸せだと思って暮らしていたようです。
ミキにもユキと同じことをしていたようですな。ユキの思い出の父もテーブルで一緒に紅茶を飲んでます。
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ただ、ミキは欠陥品なので、紅茶を飲んでていきなりスプーンが空中に出てきたりするようになるわけです。
それで、ユキが目をつけられたそうです。
ミキの両親が殺されているなら、ユキの両親も殺されているとみて間違いないでしょう。

そんなことを聞かされながら戦うハニーでは、ますます渡に勝てそうにありません。

ユキは、ことの真相を知りませんから、「ユキには言うな。こんな苦しみを背負うのは私だけでいい」と告げるミキですが、ハニーにはどうなのよ?

そんなことを聞かされながら戦ってるハニーですが、渡が取り出して振り上げた鉄パイプを蹴り返して顔面にヒットさせ、ダメージを与えます。
一部でもダメージが入ると機械なのですぐ壊れます。
ハニーにトドメの殴りを入れられ、「フユガキタ」と呟いて終わってしまいました。

ようやくミキのもとにたどり着いたハニーですが、そこには中条がいます。
「ミキちゃんを返して!」というハニーに「いいわよ」とあっさり答えるヒカル。
交換条件はハニー体内の空中元素固定装置です。
大人しく取られるハニーではないので、戦闘が始まりました。
ヒカルの武器は中条から出てきたかのような長いナイフですが、それを振り回して戦うのかと思ったらすぐにほっぺたのつねり合いになりました。
こんな顔を全国に流すとは、女優も大変だ。
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お互いかなり痛いのか、離れて仕切りなおし。と、思ったら、ハニーがヒカルの股間を蹴り上げてノックアウトです。

倒れこむヒカルにさらに攻めかかろうとするハニーですが、ヒカルは「降参よ、参ったわ」と降伏宣言です。
それを聞いてすぐにミキに駆け寄って鎖を外そうとするハニーですが、「ハニー、騙されるな!」とミキが声を上げます。そら、敵が後ろを見せたら攻撃するわな。
後ろから鈍器を叩きつけられて形勢逆転です。

ヒカルはハニーに対してマウントポジションを取り、ヒールで殴りつけます。
ハイヒールってほどじゃないですが、えらくでかいヒールです。そんなサイズもあるのですね。

「安心して死んでいいのよ。私が代わりになってあげるから」とナイフを振り上げたヒカルの手に鎖が絡みつきました。
ミキがフラッシュして後ろから投げつけたのです。
ミキの攻撃でヒカルの顔から血がダラダラと流れます。
ヒカルにはそれが相当ショックだったらしく、「このポンコツ!」と捨て台詞を残して逃げていきました。

それを見てくずおれるミキ。
ハニーはそんなミキを膝枕で介抱します。夕刻になってやっとミキは気がつきました。
そんなミキに、戦いの最中にミキの声が聞こえてきたと告げるハニー。ミキの思いは伝わったと言いたいのでしょう。

その頃、ユキは早見と一緒に森をさ迷ってます。地図持ってるのがハニーだからかな。
早見は、ユキにもう帰ろうと提案します。世の中には君の知らない恐ろしいことがいっぱいあると。
まだ早見はユキのことは知らなかったんだっけ?

「何も知らないのは貴方です。ハニーさんはパパが私にくれた大切な贈り物なんです。今後は貴方もハニーさんに気安く近づかないでください」と言われて頭の上で象が踊るような表情の早見。
そら、事情を知らないとわけわからんだろうな。

「さもないと…殺しますわよ」とユキの得意のセリフが出てきました。
早見は腰を抜かして動けません。うんうん、一般人ならユキに対してそうなるよ。

ハニーはミキの言ったことを完全には信じられないようですが、ミキの話は続きます。
結局のところ人体改造では限界があるってことで、最後に完全なアンドロイドとして、三人目の娘、ハニーを作ったのです。

「だから、ある意味如月光史郎の本当の娘はお前だけだ」というミキの言葉はハニーに重くのしかかります。
気軽に「三人娘」などと言っていたのをミキはどのような思いで聞いていたのか。

「お前にとって私は親の仇だな。如月光史郎を殺したのは私なんだから」と改めて確認するように言うミキ。
それを、ちょうど建物に入ってきたユキが聞いてしまいました。またなんつうタイミングで…

如月光史郎殺害時の状況ですが、ミキの体内から初めて異物が出たときに、恐慌状態で如月光史郎のもとに走ったようです。
そこにあったのは如月光史郎の日記でした。
そこにはミキの設計コンセプトが書いてありました。
Photo_117

『今のミキはただの失敗作。』
『私はすでに、ミキに対する愛情と言う名の感情はない。』
『私の娘は完璧であった。失敗などあってはならない。』
『ミキの廃棄処分を決める。』

と書かれていました。こりゃショック受けて当然だわな。

『ミキは失敗だ。だがプロトタイプとして様々なデータの収集に役立った』
『たとえ一人失敗しても、まだ私にはその失敗を補う頭脳がある』
『自分が実験体になった事を微塵も感じていないだろう。』
『ミキを本当の娘と思った事もあるが、今は何も感じていない。』
『生成する異物には何か危険な物を感じる。』
『彼女の両親も私が殺している。記憶すら前のものはない。』

まさに狂人の日記です。ただ、

『最後に私が彼女にしてやれる(以下不明)』
『ミキが良き思い出を得るにはどうすればいい(以下不明)』

という記述もあるんですよね。ミキが読み落とした何かがあるのかも、と期待はしてしまいます。

ともあれ、これを読んだミキは怒りにブーメランを実体化させ、如月光史郎を殺害したわけです。
Photo_118

そこまでユキも影で聞いていたようなので、全ての経緯はわかったでしょう。
これをユキが受け止められるかは別ですが。

そこにヒカルが戻ってきます。
手下を従えていますが、やるせなさを抱えるハニーの敵ではありません。
「消えろ!」と叫び、次々と手下を倒していくハニー。
ヒカルにも「私がハニーになったら何にフラシュ…」と最後まで言わせずに斬り付けます。
ハニーとヒカル&手下は戦いながら部屋の外に消えていきました。
ハニーはヒカルとの鍔迫り合いでも憤怒の表情です。
だいたいの戦闘においては笑いながら戦うがコンセプトですから、異常事態ですね。

死にかけているミキのそばに歩いてくるユキ。
「貴方が、パパを殺したのね」「パパの仇、取らせてもらいますわ」ってあれを全部聞いてもやっぱりそうなったか。

ハニーフラッシュしてミキに武器を突きつけますが、「悪いな。時間切れだ」とミキは液体を吐き、体中から突起物を突き出させて死にました。
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これはユキの近い未来の姿でもあります。

明かされた真実に対してハニーは、ユキはどう考え行動するでしょうか?


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2008年2月27日 (水曜日)

【特撮】ハニー第20話 自分らしさだと?自分はそこに居るじゃないか!

前回「アンドロイドは出て行け!」という仕打ちに泣き崩れ、ユキの思惑通りになったハニーです。
ここから浮き上がる術はあるでしょうか?

早見の事務所でも泣き崩れているハニーに早見が活を入れようとしますが、「ハニーはハニーなんだからハニーらしくハニーすればいいんだ!」というのは無意味な言葉の羅列でしかないだろう。
でも、「そっかな?」「そうだよね」「私、頑張る!」と立ち直りました。
意外とこういうときは内容の無い言葉のほうが効くのかな。

気を取り直して外へ出て行くハニーを見送りながら入ってきた源さんが、早見宛の手紙を渡します。
税務署からだそうですが、こんな住所不定な感じのところによく送ってくるな。
恐るべし、税務署。

中身は請求書で、名目は「存在税」という耳慣れないものでした。誕生日までに払う義務があるそうです。
支払い金額は240万円、大金です。
源さんは架空請求だと断じます。その言葉を真に受けた早見は丸めてくずかごに捨ててしまいました。
そういうものであっても内容はちゃんと読んでおくべきだと思うけど。

「Future」を捲る夏子のところにハニーがやってきました。夏子も夏子なりに色々考えてはいるようです。
ハニーは「アンドロイドだけど、なっちゃんのことは大好き!だから一緒にお弁当食べよう」と頼み込みます。
座り込んでほとんど土下座のようです。
それを見て何か言いかけた夏子のところにユキが割り込んできました。
ユキは、夏子に向かって「もう止めてください、これ以上ハニーさんを傷つけるのは」と強い調子で言います。
こうまであからさまだと反対にバレないか?
ハニーが慌てて否定しますが、そこで言葉を詰まらせるもんだから、夏子は居たたまれなくなって走り去っていきました。
ハニーってこんなに逆境に弱かったのか。

夏子に逃げられて落ち込むハニーに、もうすぐ誕生日だから一緒にお祝いしましょうと提案するユキ。
グッドアイデアだよということで、ミキにも知らせに行くハニーです。
これはこれでユキの策略なんだろうな。

今回の源さんの料理はマンモスのステーキです。だから、この近辺の生態系はどうなって(ry
ただ、マンモスのステーキだけど、皿に乗ってるのは一口サイズが3つ4つです。
「これだけ?」と訝る早見に、最近ホームレスが増えて割り当てとしてはこんなになってしまったと説明する源さんです。

ホームレスが増えた原因は「存在税」らしいです。
そんな話をしている最中に入ってきたスーツの人たちは税務署の中の人でした。
早見青児が目当てのようです。何かと思ったら「お誕生日おめでとうございます!」ときたもんだ。
拍手で喜んでる早見たちに、税務署の人間は存在税の徴収に来たと告げます。
早見は24歳、1年で10万円で240万円という計算だったようです。
もちろんそんな大金は無いので、税務署はそこにあるあらゆる物品に差し押さえの札を貼っていきます。全部で5万円にもならんと思うが。

税務署員の足に泣きついた早見が「これだけはご勘弁を~」と指差したのはノートパソコンです。
そんなもの持ってたんだ。
税務署員は「私たちも鬼ではありません。こちらで必要な額を御用立てしてください」とポケットティッシュを渡します。
そこには「金融魚」の文字が。
税務署がキャッシングを紹介するって何事?
しかも、魚って嫌な予感がするのですが、税金とパンサークローの掛け算の答えは田中じゃないのか?
Photo_78

ハニーは女子寮で寝ている夏子に向かってお誕生会の話をしています。
夏子にしたら針の筵だよな。悩んでる最中に部屋から出て行くこともできないんだから。
夏子は返事をしなかったのですが、様子が変です。
ハニーが額に手を当てたらすごい熱でした。
さっそく看護婦にフラッシュして手当てをします。どえらく古い看護婦だけどな。
まさに「ナイチンゲール」です。「ナース」ではありません。
Photo_79

その頃早見は「金融魚」で融資をしてもらってます。「納税ローン」というのをやってるようです。
こういうローンはリアルでありそうだな。ま、自動車税なんかは自動車ローンが使えるところがありますが。
早見にすんなり240万円融資してくれるのを見ても明らかな闇金なので、後が非常に怖いですね。
街金ぐらいだと債務整理や自己破産も調停の繰り返しでできる可能性がありますが、闇金相手に免責はありえないですからね。
皆さんも、借金を街金あたりに検討するようになったら限界だと考えましょう。

朝になって夏子が気付くと、ハニーが枕元で寝こけています。
看病してくれたことはすぐに悟ってます。さすがは夏子です。
「ハニーの手。あったかい」というセリフは何よりも温かい言葉です。

一方、早見の携帯には実家から電話がかかってきてるようです。
田んぼも畑も税務署に持っていかれたそうな。早見としては税務署に払ったはずなのに、実家に取立てが来てることが「意味わかんねえ」のようです。
そんな早見の事務所に税務署の中の人が。
税金は払ったと言い立てる早見に、存在税は納められたが早見が借金した240万円に利子の300万円、しめて540万円の取立てに来たと言い出します。
全然答えにはなってないのですが、どういう利子計算だ?
裁判になった闇金の利息だと1000%超えもあったから、まだマシではあるけど、これは数日でだからな。
そもそも、なんで税務署の人間が借金の取立てに?
嘆く早見に若いんだから働けばいいと言う税務署員。
確かに、日テレの「ボンビーメン」見てると500万円の借金なんて半年で返せそうだけどな。

料亭では、税務署長と田中が密談しています。やっぱり背後にいたのか。
Photo_80

所長は「存在税なんて、思いもつきませんでしたよ」って言ってますが、中世の頃から人頭税やら何やら、いつもあった税制だと思うのだが。
近代民主国家ではなかなか実行できないだけで、今でも世界のどこかにはあるだろう。
うまくいけば、国の税制として確立させるんだそうな。
だったら、早見やハニーの居ないところから攻めればいいのに。
実力面はどうあれ、「県立地球防衛軍」の「電柱組」は偉大だったということです。

「わずかではございますが…」と田中に手渡した賄賂は小判です。
今の御時世にどうやってこれだけ集めたのか?しかるべき筋に売ったら相当な値になるでしょう。
が、田中は「本当に僅かだねえ」と小判をもてあそんでます。
「アンタ~」と旦那を呼んで、小判を持っていくように指示します。
旦那は強いけど、力関係では尻に敷かれてるのは変わらない、と。

ミキを見つけたハニーは合同誕生会を持ちかけますが、いつものとおり、興味がないと断ります。
それでも、誕生会が友達と仲直りできる唯一の方法だと思ってるハニーはしつこく勧誘します。
ユキはハニーさえいればいいんだから、「無理に誘っちゃ悪いですわ」と窘めます。
まかり間違ってミキがハニーと仲良くなったら困るしな。

そんな三人の前に税務署員が。「お誕生日おめでとうございます」ってほとんどギャグの領域だな。
ミキとユキには17歳×10万円で170万円を請求しました。

ミキは聞き覚えの無い税金だからふざけてるのかと抗議しますが、世間知らずであるところのユキは「知りませんでしたわ。小切手で良いかしら?」と払おうとします。
ハニーが「私も誕生日なんですけど」と割り込みます。
が、納税者リストにハニーの名前はないと言われます。
リストの「如月光史郎」と「ハニー」の部分に消しが入ってるので、物故ということなんでしょう。
このへんにハニーたちの秘密がありそうです。
ちなみに、下の木島家は、長男であろう「大介」が第13話の合コンに出てきたゲームクリエイターですね。夏子が狙ってました。
Photo_81

【特撮】ハニー第13話 目指せ合コンクイーン!

早見は「早く借金返さないと」と便所掃除しています。そんなんで返せるのか?
早見にとってはトイレがデモーニッシュな臭いのようです。大の扉を開けると「流せよ!」とキレてます。
トイレ掃除の人ってこういうの度々あるんだろうな。

歩み去るミキに追いついた税務署員が納税通知書を渡しますが、一瞬で破り捨てます。
その前に「税金を納めるのは、国民の義務だよ」と田中が立ちふさがりました。
睨むミキを「自分が亡霊だってことを認めるつもりかい?亡霊なら税金なんか払う必要ないからねえ」と挑発します。
田中が言うには、ミキは如月光史郎が死んだ娘の代わりに作った亡霊なんだそうです。
年齢が17歳であるってことはサイボーグのようなもんなんだろうか?
ユキは何も知らないようですが、ミキは「アイツには言うな」とキツく言います。
「友達を気遣ってんのか~い?」とバカにしたような様子の田中。

そんな緊迫した雰囲気の中、ハニーが走ってきて税務署員に取りすがり、「私も税金払う」と駄々こねます。
今、ハニーにとって「存在」って非常に重い意味を持つから必死なんだろうな。
田中に気付いたハニーは「あ、悪いオバサン。こんにちは」と礼儀正しく挨拶します。
思わず田中も「こんにちは」

存在税が払いたいのかい?と聞く田中に、涙ぐんで「うん!」と答えるハニー。
しかし、田中の答えは「残念だねえ。アンタは存在していないから税金は払わなくていいんだよ」でした。
「だってハニーちゃんはアンドロイドじゃないか」と横目で言い放ちます。
アンドロイドならアンドロイドで物品税でもかけられそうですが、この場合はハニーを追い詰めるのが目的なんだろうから、こっちのほうが効果ありますな。
存在してるんだからと泣きながら抗議するハニーに空中元素固定装置を寄こしなと要求する田中。
後ろから税務署員が羽交い絞めにしてますが、税務署員はパンサークローだったのか。
ハニーが苦しめられてるのを見て、それまで隠れて見ていたユキがフラッシュしながら駆けつけます。
「ハニーさんに手を出すことは許しません」と、こういうときはカッコいいと思えるんだよな。
すぐに怖くなるんだけど。
Photo_82

ユキの攻撃を全て受け止め、おもむろに蛸を取り出した田中は墨で煙幕を張り、逃げ去りました。
ユキには中条も渡も敵わなかったけど、田中が一番強いかもしれないな。

借金返済のためにボロボロになるまで働いて倒れた早見の前に源さんが現れました。
後光を背負って「立て~」という姿はまさに神。
Photo_83

「立て、そして戦うんだ、早見青児!」と納付書を突きつける源さん。
いよいよ民衆が立ち上がるときがきたのか?これがあるから近代では難しいんだよな。

「私も払いたい、存在税。どうしたらいい?」とミキに聞くハニー。
ミキは呆れながら「何故そんなものを払う必要がある?」と問います。もっともだ。
ハニーとしては存在の証になるなら何でもいいという気持ちになってるわけですが、ミキは「存在は金で買うもんじゃない。自分らしく生きていればいい。それが存在するということだ」と諭します。
その一言で「自分らしく生きる!」と立ち直るのはさすがハニーというところでしょうか。
一言でコロコロ変わるのもまだまだ未完成故か?

税務署の前では存在税反対のデモが起こってました。
「やきいも」の幟はよくわかりませんが、段ボールで作ったプラカードってのはいかにも昭和かホームレスを感じさせます。
Photo_84

「法律は守っていただかないと」と言う税務署に「ふざけるな!断固として戦うぞ!」と言う早見。
60年代の闘争のようです。
ま、私の目から見ればあれは見苦しい我侭なのですが、この場合はちゃんとした民主主義の機構が働いてないからな。
デモの勢いで押し寄せる民衆を税務署員は片手で持ち上げて投げ飛ばしました。
やはりパンサークローか。

一気に形勢逆転、民衆を叩きのめしていきます。
まあ、短期で見れば税収は上がるんだろうけど、ホームレス増やして経済ガタガタにすれば、税収先細りだぜ。と、笑っていられないのが今の日本かもな。

税務署の二階では田中夫妻が無責任に見物しています。
今回のパンサークローは暴徒鎮圧だからナイフは持ってないのね。
源さんはハンドマイクで「暴力は止めなさい」と言ってるだけだし、このまま負けるかと思ったらハニーが飛び込んできました。

「存在税ハンタ~イ!」というのはいいんですが、「みんな自分らしく生きようとしてるんだからいいじゃない」というのは理由になりません。
が、ハニーフラッシュで解決するようです。暴力で解決なんだけど、相手がパンサークローだから仕方ないか。

手下をどんどんなぎ払うハニーの前に田中夫妻が立ちはだかります。
田中旦那は弘美のエプロンから何かを取り出します。
鰻でした。何をするつもりだ?
Photo_85

鰻二匹を振り回したかと思ったら、長い棒状にして構えました。
中国拳法の使い手らしい戦法です。
Photo_86

ハニーは棒を受け止めようとするのですが、鰻なので掴めません。
旦那は、ホラ、特殊な訓練してるから…ってことにしときましょう。

振り下ろされる鰻を早見が飛び出して白刃取りするのですが、ヌルヌルなので早見の頭どころかハニーの頭まで振り下ろされました。
ヌルヌル最強。

立てないハニーにトドメを刺そうとしたところに強烈な音波が。
「いい加減にせんかい!どうやら本気でオレを怒らしちまったようだな」と出てきたのは何と源さんです。BGMも演歌調に。
「いいか、よく聞けよ。ホームレスにとって存在してるってことだけが最後の誇りなんだ。俺たちの存在は誰にも利用させん」と啖呵を切ります。
そして、「源さ~んフラッシュ!」と変身か!?と思わせて横から服を剥ぎ取らせるだけでした。
後には見苦しい裸体が。
「大変お見苦しい点がございました。しばらくお待ちください」とのテロップまで入ってます。
これは「安田大サーカス」か?

安田大サーカス(松竹芸能の公式プロフィール)

源さんが変身するとガンダムモドキになるようです。
動くときのSEもまんま「チュイーン」ってアレだし。
Photo_87

田中旦那がカッコいいと拍手しています。そうか?
「源さ~んジェット、スタンバイ!」というのが何かと思ったらクレーンで吊り上げてのワイヤーアクションでした。
なるほど、ワイヤーアクションってこうやってるんだ。人が引っ張ってるんですね。
Photo_88

力では田中旦那に勝り、棒を振り回すとクレーンで空中へ。源さん最強伝説の始まりです。
上から落としたシールドで田中旦那は倒れました。

残るは手下のみ。ハニーが頑張ります。
手下に向かってバックしながら滑るなんてやりたい放題してるのは誰ですか?
Photo_89

力と力のつばぜり合いになっても、ハニーがフッと息を吹きかければ男なら力が抜けます。
これがハニーの戦い方です。
Photo_90

源さんの方の戦いも続いてました。鰻棒を奪い取り、「源さんアタックだー!」と皆に抱えられ、突撃します。
Photo_91

マトモに食らった田中旦那は相当に苦しそうです。
それに怒った弘美がミサイルを撃ちますが、間一髪でハニーが叩き落としました。
ハニーと源さんが構えてますが、これほど見苦しい決めポーズもそうそう無いな。
Photo_92

これはかなわんと田中夫妻ともどもパンサークローは撤退していきました。
民衆の勝利です。

その夜はホームレスが集まってハニーたちの誕生会です。
こういう場合だとミキも来るのね。
「ハッピバースディ ディア ハニミキユキちゃ~ん」という強引過ぎる歌詞はなかなか忘れられません。
Photo_93

ハニーは素直に楽しみ、ミキはいつまで続くんだと呆れ気味ですが、そこに誰かが来たのに早見が気付きます。
それは夏子でした。
走り寄ってきたハニーに「お誕生日おめでとう」とプレゼントを渡します。
それは夏子とお揃いの子鹿模様のパンツでした。
前にハニーが穿いて怒られたやつですね。

【特撮】『ネタバレ』キューティーハニー第5回

「今までゴメンね。アタシがバカだった。これからもずっと友達でいてね」と謝る夏子。
アンタ、最高だよ。
思わずミキも微笑み、ユキは不満顔です。こんなのが出てくると自分の価値が下がりますからな。

でも、こうやってユキの邪魔になるような存在になったら夏子は殺されそうだな。


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2008年2月21日 (木曜日)

【特撮】ハニー第19話 畏怖と排斥

前回の、父親の墓の前での諍いからです。
何気にオネエ化した中条が見てますが。
ユキの体の中から物質化したやつですね。それを見て中条が少し笑ってるのが不気味です。

ユキは早見の事務所で寝込んでいます。
橋の下のバラックになってますが、前からこんなとこだったかな?もう少しマシなとこだった気が…
目覚めたユキは傍らに置いてあった、例の体内から発生したものを見て「私の体からどうしてこんなものが…」とうろたえてます。
私からすればお前の腹の中にこそ相応しいと思いますが。

ハニーに「何か知ってるんじゃありませんか?私の体に何が起こってるんですか?」と聞くユキですが、早見が「何があってもユキちゃんを守るから」って言ってるのはガン無視ですな。
ハニーは何を言われてるのかわかってないようです。お前だってこの前暴走したろうが。
ユキは前にミキに言われたことを思い出します。
そう、「近い将来、お前の体に異変が起こる。覚悟しておけ」と暴走ハニーを追いかけてたときに言われたやつです。

ユキは出て行ったミキを追いかけ答えを聞こうとします。
ミキは「私もお前も残された時間はあとわずかってことだ」と答えます。
どういうこと?と意味がよくわかってないユキに「欠陥品なんだよ」と自嘲気味に言うミキ。
ユキはお父様からの贈り物であるこの体が欠陥品だなんてありえないと掴みかかります。
こういう会話をしてるってことは、自分らがアンドロイドだってことは知ってるのか。
それを振りほどいたミキは「運命は受け入れるしかない」と歩み去りました。

驚愕の事実に愕然としているユキに「運命は変えられるわ」という言葉が投げかけられます。
驚いたユキが振り向くと中条が立っていました。
中条っつってもオネエ化してるのでイヤリングにハンドバッグですが。
Photo_43

ユキも中条は知ってますが、自分の記憶とは随分違うので、非常に訝しげな目で見ています。
そんなユキにイイコト教えてあげると中条が寄ってきます。
何の知恵を授けたのかわかりませんが、冒頭の中条の薄い笑みに繋がるんでしょうね。

女子寮ではハニーが珍しく悩んでます。
夏子が聞くと「ユキちゃんのことでちょっとね」と呟きます。
夏子にとってはユキって合コンで目当てを取られた憎い相手だろうな。
「ハニーは優しいね。いっつも友達のこと考えてて」という夏子の言葉に無意識のトゲを感じるのは私だけか?
無邪気な友達思いって日テレのドラマ「ボンビーメン」を思い出します。
あの小栗旬も嫌いだから、私の性格かな。近親憎悪みたいなもんです。

「もし、アタシが病気になったらどうする?」と聞く夏子に「そんなの決まってるよ。元気になるまでずーっと看病してあげる」と即座に返すハニー。
「あたしだって、ハニーが元気になるまでずーっと手を握っててあげる」と答えた夏子の手を嬉しそうに取るハニー。
ボンビーメンよりムカつかないのは、自分の度を超えたことはしないからか。
あくまで自分の交友範囲、できることの範囲内の優しさだからな。
そんな夏子から転校生の話を聞くハニー。ハニーの新しい友達になるでしょうか?

転校生はユキでした。
入ってきた瞬間に名前を呼んで飛びついたハニー。
「今日からクラスメートだね」「これからもよろしくお願いします」という会話は和やかですが、どうにも私はユキのことを真っ直ぐな目では見られません。
Photo_44

「この子は剣持ユキちゃん。仲良くしてね」と紹介するハニーを見てるクラスメートの目はなんか嫌そうです。
やっぱりハニーってクラスで嫌われてるんだろうか。

数学の授業でミキが当てられて素数を淡々と言い始めます。ミキのことだからいいと言われるまで言い続けるんでしょうが、今日のハニーはテンション高いので、「私たちも一緒に」とユキを誘って並んで立って言い始めます。
そういえば、ミキはハニーの右隣だったけど、ユキの席は左隣になったんだ。
そこに座ってた人間どこいった?

例によって「もういいです。よくできました」の声でハニーは机の上で踊りますが、ユキも一緒に誘ってやってます。
ユキも一緒にやるのはハニー崇拝してるからか?
踊りもダブルになってお遊戯会並にグレードアップしました。

ミキが校舎の屋上にユキを呼び出しました。
「狙いは私だろう」と殴りかかるミキの拳を笑いながら受け止め、「随分と自意識過剰ですのね。私、あなたなんか眼中にありませんわ」と切って捨てるユキ。
「でもこれからは仲良くしましょう。クラスメートなんだから」と無理やり握手して去っていくユキ。
ミキは何かを企んでいると危惧していますね。

昼食時はユキは五段重ねの重箱持ってきてます。さすがは金持ち。
「良かったら皆さんで」と言ったら重箱を持っていく生徒が続出。ここは難民キャンプか。
しかし、ユキはそんなことも想定済み。「まだまだありますので」と、さらに重箱を持ち出します。
もちろん、一番食べて欲しいのはハニーですから、ハニーに勧めようとしますが、ハニーはそこにはいません。
例のドカドカ弁を夏子と一緒に食べてます。
「今週はここで食べよう?」って中庭脇?にちゃぶ台置いてます。
いつも思うのですが、この弁当誰が作ってるんでしょう?
Photo_45

それを影から見てたユキを、前にハニーやミキを呼び出したグループが呼びつけます。
転校生のくせに生意気だと言いたいようです。つうか、前にミキを使ってカツアゲしたことはすっかり忘れてるのか。
ユキは「前にどこかでお会いしたことありません?」と聞いてるから、ある程度は覚えてるんでしょう。
それに対して因縁付けか?と凄むリーダー格。

ユキはニッコリ微笑むと人差し指を上に突き上げます。
すると背後からお札で作った紙飛行機が飛んできました。
なんとなく無敵艦隊です。
その紙飛行機が不良グループを襲います。どんな機構で動いてるんだろうか?
Photo_46

「おみそれしやした。親分」と土下座というか神様に対する原住民のようです。
ユキはその三人に何事かを依頼しました。いよいよ企みが発動するのか?

体育の授業でバレーボールやってますが、そこにバレーボールと金属バットを持って現れ、ハニーに向かって打ち始めました。
バレーボールをバットで的確に打つって難しいと思うんだけど、次々とハニーに向かって打ってます。
意外と凄い運動神経なのかもな。

ハニーは打ち返したり避けたり、蹴り飛ばしたりの大活躍です。拳法の演舞みたいだな。
打ち返したボールがリーダーの頭を打って昏倒させました。
すると、「さすがですわ」と拍手しながらユキ登場です。
「見事な運動能力ですわ。さすがアンドロイド」といきなり核心を突く発言です。
「なにそれ?」と意味がわかってない夏子たちに「知らなかったんですか?ハニーさんは人間じゃない。アンドロイドだって」とサラリと言ってのけます。
「ね?ハニーさん」と確認を求めると、「は~い、アンドロイドで~す」と手を上げるハニー。
みんなドン引きです。

正体知ってドン引きなのかと思ったんですが、夏子は「はいはい、ウケたウケた。みんな、試合続けるよ」と「いつものこと」として処理してしまいました。
こんな学校だからこそハニーも居られるんだろうな。
企みが頓挫したユキは不満そうです。

トイレで苦しんでいるユキ。また体から物体が出てきます。
出てくるものが、ミキより現象が急で深刻だな。
Photo_47

不良三人組は食堂を罰掃除中です。
「なぜばれたの?」とか会話してますが、体育の授業中にボールのケージとバット持って打ちまくってて、どうしてバレないと思えるのか説明願いたい。

その下ではハニーと夏子が食事中です。
不良たちは火災報知機を雑巾掛けしようとして手すりに乗っかってます。
危ない姿勢だけど、それ以前に火災報知器って触ってもいいのか?
ユキは空中元素固定装置の力を使って脚立の留め金のところに野球のボールを生成、留め金のロックを外します。
バランスが崩れて落ちる不良をハニーフラッシュして助けるハニー。
夏子の目の前で変身したのか。永井作品においては、こういうのは破滅への第一歩ですね。
助けるときにナイフやフォークで腕を切ったハニーに気づき、夏子たちが息を呑みますが、「大丈夫、すぐ戻るから」と首のチョーカーに手を当てて、空中元素固定装置を作動させます。
すると、傷は見る見るうちに消え去りました。
それで「大丈夫」と笑うハニーを夏子たちは異様なものを見る目で見ています。
異質への畏怖です。デビルマンとかと同じ構図ですね。
それにしても、この食堂はナイフやフォーク、スプーンは割り箸みたいにテーブルに備え付けてあるのか。ちょっと不衛生だと思うぞ。

ともあれ、これでハニーがアンドロイドだということは確実に頭の中に刻み込まれました。
夏子など、さっき怪我して絆創膏巻いたままの自分の指と見比べています。
ハニーは皆の見る目が変わったことに気づいてないようですが、ユキは予想以上の結果にほくそえんでいます。

早見の事務所で夕食を食べているハニーのところに早見が駆け込んできます。
ハニーが変身したことを夏子が電話で知らせたのです。
「ハニーはアンドロイドなんですか?」という問いに「オ~ゥイエ~ィ」と早見は答えたようです。
「嘘はつきたくなかったから英語で誤魔化そうとしたけど、ダメだった」というのはどんな言い訳なんだろう?夏子は目の前で見てるんだし。

ハニーは全く深刻に考えてないようですが、早見は明日からの周りの目を気にしています。
それに耐える覚悟はできてるのか?と問う早見に「大げさだなあ」と笑うハニー。
今気付きましたが、ハニーが食べてるのはカブトガニのグラタンか。カブトガニは食べてる地域もあるらしいけど、どうやって手に入れた?
Photo_48

女子寮に戻ったハニーはさっきのグラタンを夏子にも食べさせようと渡しますが、思わず手が引けた夏子はグラタンを落としてしまいます。
まだ「ゴメンネ」という余裕はあるようですが、このままでは排斥に繋がっていきそうな予感。

翌日の学校はハニーがアンドロイドだった話で持切りです。
それをミキが渋い顔をして見ています。
そこにハニーが入ってきますが、ピタリと静かになりました。
先に学校に行ってしまった夏子のところに来て話しかけますが、夏子は目を見ずに「用事があって…」と言い訳します。夏子も一般人だからな。

変わらずにこやかに挨拶するのはユキです。
もしかすると、ユキはハニーを独り占めするために昨日の工作をしたのでしょうか?

授業で「この問題わかる人」という先生の言葉に両手を挙げて答えるハニーというのは日常の光景ですが、答えようとしたらハニーがアンドロイドだったってことを「聞いてないよ~」と不良グループのリーダーが告発します。
アンドロイドなら、勉強もスポーツもできて当たり前だってことです。
人並みに調整され、サイボーグ(=機械)ゆえに緊急出力的な火事場のバカ力を出せないように設計されたカーミ・サンチンみたいな例もありますが、まあ例外中の例外だしな。

先生は「なんのことかな?」とアミバみたいなこと言ってますから知らなかったのでしょう。
だからこそ、あんだけ褒めたわけだが。

「ゴメンね、みんな。隠してたわけじゃないけど、最初から言っておいたほうが良かったかな」と笑いながら言って、机の上に立ち「如月ハニー、実はアンドロイドでした~」とおどけて言うものの、皆は無視です。心の狭い学校だな、ヲイ。
「隠しててゴメンね」と謝るハニーにも無視。
ハニーは机の上で四方にごめんなさい、机から下りて一人一人の前でも頭を下げてます。
最後は教室の後ろで土下座です。正月の予言の一つがまた実現しました。
Photo_49

アンドロイドがクラスメートなんてまず有り得ないんだから、普通は喜ぶと思うのだが。
そんなハニーを見て薄く笑うユキ。ユキの行動が第二部の要になるのかな。
Photo_50

昼食のときも夏子は来ないので食事が始められません。
それを影から見て「やはり恐れていた状況になったか」と呟く早見。
ここは部外者立ち入り自由ですか。
ハニーが可哀相だから、せめて自分が一緒に食事を!と飛び出しかけたらユキに遮られました。
関係者以外立ち入り禁止だと、実に正論を語ってます。
そこへミキが割り込んできて「どういうつもりだ?」と詰問しました。
ユキの答えは「ハニーさんは私だけの物。お父様からの愛の贈り物だったのです」という言葉。
なにやら、中条がうまく吹き込んだようです。
ハニーの体内から空中元素固定装置を抜き取って自分に埋めそうな勢いだな。

中条と会ったときに、中条はフラッシュするように言ってみたようです。
フラッシュした瞬間に人形を投げられると、その人形を取り込んでしまってユキは苦しみだしました。
トイレで物体化して取り出したものは、このとき取り込んだウサギの出来損ないみたいなヌイグルミからできたもののようです。
ミキは鉄が出てきますが、ユキは石が出てくるのかしら?
中条はハニーの体があればユキの欠陥を治すことができると言い出します。
「あなたと違って如月ハニーはアンドロイドよ」ということは、ユキは人間なのでしょうか?
血液型も誕生日も同じだから、てっきりユキもアンドロイドだと思ってたのですが。
ハニーがアンドロイドだという事実からユキが導き出した結論は、ハニーはユキのために用意されたスペアパーツだということ。
「ハニーを殺すつもりか?」と問うミキに「あの人はもともと人間じゃないんですもの。殺すも殺さないもないですわ」と平然と言ってのけるユキ。
ミキの存在や自分の出生についてはどう思ってるのだろう?

夜になってハニーは情報誌見ながら遊園地に行こうと夏子を誘いますが、夏子はガン無視です。
ハニーは寝たのかと思って気にしてないようですが、前例を考えると、嫌なことからは逃避しようとする思考回路があるのかもしれない。

朝になって学校に行くと、教室には誰も居ません。
そして黒板には大きく「アンドロイドは出て行け!」と。本当に永井作品らしくなってきたな。
机も取り払われ、床にはそのまま荷物が置かれています。
弁当箱には「オマエはこれでも食ってろ!!」という書置きが乗せられ、中身は大量のネジ、ボルト、ワッシャの類です。
それを見てショックを受けるハニーに「おはようございます」と声をかけるのはユキです。

「私がついてますから」とにこやかに言うユキに泣いてすがりつくハニー。
今まで何があってもへこたれなかったハニーがついに崩れました。
「大丈夫。ずっと私がそばに居ますから」という言葉は真の意味考えると怖いな。
スペアパーツだから、体のどこかを取られた後も生かされる、もしくは空中元素固定装置で再生させられるってことだよな?
「だって、私とあなたは二人で一つなんですもの」という、普通なら熱い友情を示す言葉がこれだけ怖く聞こえるシーンには初めて出会いました。
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外ではミキが入れずにいますが、ハニーは「もう一度だけ謝ってくる」とユキに告げます。
弁当箱持って出て行くハニーをこれ以上ないほど冷淡な顔で見送るユキでした。

図書館では「アイツ今頃泣いてるぜ」とかつてのクラスメートたちが笑いながら話してます。
夏子は「Future」という雑誌を捲ってました。
「Newton」のパロディなんでしょうが、特集は最先端ロボット工学と最先端クローン技術のようです。
「Newton」も一般向け科学雑誌とはいえ、こんなものを読む女子高生ってかなりレベル高いよな。

そこにハニーが入ってきて謝ります。
「これからは皆の宿題ぜ~んぶやるから!」ってのはボンビーメンレベルにハニーが堕したことを示します。
個人的には凄く嫌だなあ。これからハニーはちゃんと変わってくれるんだろうな。
「これだって食べろと言われたら食べるよ」と弁当箱を開けます。
ネジを食いながら美味しいと笑ってみせるハニー。普通は逆効果だろう。
やはり、まだまだハニーの精神構造は未完成なんですね。
「これからもずーっと友達に」と言いかけるハニーに「誰がそんなんで騙されるか」と不良のリーダーが立ち上がります。
「機械と友達になれっかっつーの」と他の生徒も追随します。
「お前は存在してないのと同じなんだよ」とも。
人間じゃないんだからとここまで言えるのは恐ろしいことですが、動物虐待や、反対に間違った動物愛護活動も同じような根っこを持ってます。これこそ人の心の闇です。
残っていた夏子も他の子に手を引かれて行ってしまいました。

ハニーは本当に一人ぼっちです。

深夜の特撮ってこんな方向に進化してたんですか。
これを見ないのは大いなる損失です!


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2008年2月16日 (土曜日)

【特撮】ハニー第18話 見せるアクション魅せる闇

前回の変身解除からですが、ハニーはユキもフラッシュできたことに喜んでます。
「フラッシュ三人娘」とか言ってますが、ユキは納得しかねる表情。

地すべりで出てきた白骨は如月光史郎でした。ハニーたちの親ですが、一年前から行方不明だった様子。
それは警察で話されてたのですが、警察内部にもパンサークローの手は入っていて、携帯でお知らせです。
それによると、如月博士は殺された可能性があるとのこと。
知らせた相手は中条なので、まだアイツにも従う部下がいるってことか。
この前だって田中から逃げただけだしな。
こんだけ内部分裂する組織でどうやってまとまってるのか非常に疑問だけど。

中条は渡に頭を拭かせますが、そのやり方ががさつだったので「Shit!」とかつての渡のように怒りました。
渡はユキに殺されたので、サイボーグとして蘇ったようです。
関節を動かすたびにモーター駆動音がする、なかなかにレトロなサイボーグです。当然意思は無くなってます。

ユキはハニーに父親のことを聞きます。ハニーの父親は当然如月光史郎です。
ユキが「やっぱり…」と呟くと、「もしかしてお父さんのこと知ってんの?」とハニー。
如月博士のほかにフラッシュできる人間をホイホイ作れる人間がいると思ってるんだろうか?
ユキが「私のパパも如月光史郎なんです」と告げると、「私たち姉妹(きょうだい)だね!」と嬉しそうなハニー。
もしかするとミキの父親も同じで、だから三人ともフラッシュできると言い出すハニー。一応わかってんのか。

それをさえぎって、三人とも誕生日が同じなのに姉妹って変じゃないか?と言うユキ。
「そっかな?」と受け流すハニー。誕生日が同じで父親が同じなら、普通は三つ子だぞ。

早見の事務所で三人は姉妹じゃないかと言い出すハニーに、全然似てないと否定する早見。
それに「誕生日が同じ姉妹ってありえないし」って双子以上だとあるんだけど。
いや、年子とか年が離れててもあるけど、この場合は生年月日って話なんだろうな。
こういった場合は同い年かも疑いたいけど、それは同じって前提なんだろう。

ここで久しぶりの源さん登場で、可能性は一つだと提示します。
それは、「複数の女性を同時に孕ませた」です。その発想は無かったわ(笑)
異母姉妹であれば納得の行く話ですが、お父さんはそんな人じゃない!とハニーに掴みかかられます。
すっかり拗ねてしまったハニーをなだめるために源さんが持ち出してきたのは「ツチノコの丸焼き」です。
この近所の生態系はどうなってるんだ?
Photo_23

「すげえだろ」って頭に触れたとき、牙に指が当たったらしく、「まだ毒がある」と源さんは卒倒してしまいました。
焼いても分解しない毒なんだ。さすがはツチノコ。

警察では如月光史郎殺人事件として捜査本部を設けてますが、聞き込みでは何も情報が得られません。
ここで、先ほど中条に情報を流してた刑事が「皆さんに会わせたい人物がいる」と渡を紹介します。
何かおかしく感じると思ったら、髭剃ってるのか。
Photo_24

入ってきて早々に刑事たちをぶちのめし、如月博士の骨を回収する渡。これが中条が与えた任務か。

ミキの前にユキが現れ、以前言った言葉、「如月光史郎が父だと『信じていた』」の意味を問います。
「お前には関係ない」といつものようにつっけんどんに返すミキに、「答えによっては長生きできたかもしれませんのに」とフラッシュしようとするユキ。性格にかなり問題あるのはわかってるんだけども。
そのとき、背後からハニーが「鍋しよう」とやってきます。いいタイミングだ。

気勢をそがれたユキたちの前に停まった車から出てきたのは烏川でした。
如月博士の遺体が見つかったことを知らせに来たのです。
ユキが遺体の場所を聞くと「盗まれた」と。先ほどの渡の仕業です。
何故そんなことを教える?と疑問を口にするミキに「そんなことお前がよくわかってるだろ」と答える烏川。やっぱりレズ絡みか?
取り戻そう!と決意するハニーに、犯人は中条だと告げました。ハニーたちは走っていきます。
ミキの後姿を見ながら「早乙女ミキ。お前の秘密は知っている」と心の中で呟く烏川。どんな秘密なんでしょう?

遺骨を奪った渡たちは、渡運転の車で走ってますが、前に検問が。もちろんハニーたちの変身です。
強引に荷物を調べようとしたら、中からパンサークローが。
手下程度ではハニーたちにいいようにやられますが、その隙に渡が遺骨を抱えて逃げます。
対向車を蹴り止め、ドアを開けてドライバーを引きずり出して逃走しました。まんま「グランドセフトオート」だな。

悔しがるハニーはレディースに変身して「気合入れてくんでよろしく」
ミキは戸惑いながら、ユキは喜んで変身しようとします。ハニーへの憧れはまだあるのね。
一度は胸に手を当てたミキですが、やっぱり思い直します。が、ハニーに顔寄せられて「よろしく!」と言われたら逆らえません。
Photo_25

「オラオラ~、待ちやがれこの野郎!」と一番ノリノリなのはミキな気もしますが。
自転車でもハニーたちなら車より速いか。
これが、ハニーたちの考える暴走族なわけですね。

中条のアジトでは子供人格の「ヒコマロ」になった中条が「遺骨なんか盗んでどうすんの?」と聞いてます。
基本人格が「如月博士の身に何が起こったのか知りたくてね」と答えます。鏡を使えば人格同士で会話できるようです。便利なのか不便なのか。
「警察が如月博士をかぎまわることは、我々にとっても都合が悪い」って、わざわざ大事にしたのはアンタですけど。

ハニーたちのほうは、渡の車に追いつき、ミキとユキが特攻服をフロントガラスにかけて止めました。
車から出た渡をハニーが自転車突っ込ませてぶつけます。
ミキとハニーが鉄パイプで殴りかかりますが、適当に受け止めて渡は逃げ去ろうとします。

すかさずミキはハニーフラッシュ!ですが、くのいちに変身しました。えーと、監督が雨宮慶太であることと関係ありますかね?
ハニーとユキもカッコいいと喜んで忍者に変身です。
Photo_26

忍者になれば忍術も使えて渡に追いつきます。
ここでの手裏剣も使った殺陣はかなりカッコいいので、DVDででも見て欲しいところです。
ハニーたちが投げた手榴弾を跳ね飛ばして煙幕代わりにし、渡は消え去りました。

埠頭まで逃げてきた渡ですが、その目の前にはハニーたちがいました。
埠頭での戦いとか、今回は「特撮ヒーロー」のお約束で攻める気かな。

渡は背中から長剣を出しました。サイボーグだからさらに何でもありだな。
渡の背後に10人の手下が現れ遺骨が入ったカプセルを受け取ります。

ハニーたちはフラッシュしますが、今回は同時変身バージョンです。

さっきの渡の後ろに並ぶ手下といい、そのあとの剣の構えといい、この変身シーンといい、これが雨宮慶太流かな。
「ゼイラム」「仮面ライダーZO」ぐらいしか見てないんですけど。DVD-BOX見なきゃな。
ちなみに、「ZO」はLDです(笑)

「行くぞ」とミキの一声で一斉に駆け出せば、パンサークローもナイフを一斉に取り出して突撃です。
この辺の見得の切り方は愚直なほどに雨宮特撮スタイルですね。
これで、ジャンプするときに一度足を揃えると、完璧なのに。そんなシーン無いけど。
Photo_27

ここの戦いのシーンもゾクソクするほどカッコいいです。
ユキ役の竹田真恋人って前後に開脚できるのね。
ワイヤーアクションと合成使いまくりで、いつもより予算かなり使ってるのね。

渡は二刀流で、それに吹き飛ばされたハニーは、ユキが投げた武器に乗って迫ります。
渡も剣から電撃出すし、やりたい放題だな、オイ。
Photo_28

電撃をリングにして飛ばす攻撃をレイピアでしのぐハニーでしたが、レイピアが弾き飛ばされてしまいます。
今度はミキが武器を投げました。
それで切断されて渡は機能停止しました。
途中で調整入ってるんでしょうけど、最後にハニーが顔を上げるところまでで、きっちりハニーのテーマ終わらせるのも美学だよな。
今回は特にアクションが素晴らしい。まるで劇場版みたいだ。

遺骨が入ったカプセルを手にしたミキは、過去がフラッシュバックしてカプセルを海に投げ捨てようとします。
どうやら、如月光史郎を殺したのはミキのようです。
それを止めるユキと奪い合いになったのを間に入るハニー。

そんなハニーに「如月光史郎の娘は私だけです」と宣言するユキ。
そこでハニーが「私が埋めてあげたんだもん、お父さんのこと」と爆弾発言です。

ハニーが目覚めて森の中を裸で歩いてるときに死んでるのを見つけたようですな。
うまい隠し方で裸に見えます。
そういや、水着をマジックで塗って盛り上がった2ちゃんのスレがあったと思うのだが、まとめてあるのを見つけられなかった。あまりにアホすぎて秀逸だったのだが。
Photo_29

目覚めたとき、私の手で埋めて欲しいと父の声が聞こえたんだそうな。
それってユキにとって嫌なことではなかろうか?
ともあれ、私たちの手でお葬式を出そうというハニーに「その必要はねえ」とギザ君登場。

「寄こせ、その遺骨を」と迫るギザに「ギザ君のことは好きだけど、今はデートする気分じゃないんだ」と答えるハニー。何がどう聞こえたんだ?

襲い掛かるギザをミキとユキで止めますが、ハニーも入ってきて「やっぱり私がいないとダメだ」とか言い出してます。
博士、これもある意味失敗作では?
「お父さんの骨の前で結婚しよう!ギザ君」とか言い出すし。

ふざけるな!と殴りかかってもハニーは軽く受け流して抱きつきます。
今日のハニーはめっぽう強いな。
Photo_30

ウエディング姿にフラッシュして、鎖でギザを拘束して迫るハニー。
こういうところが強引なのも普段の態度からわかることではあるな。
Photo_31

キスをしようと迫るハニー対して来るな!と本気で嫌がってるギザ。ついに鎖をぶち切りました。
その瞬間に唇の下にホクロができて「ちょっとぉ、なにすんのよぉ。お洋服が汚れちゃったじゃない」とオネエキャラになりました。新しい人格か?

この人格は、何故自分がここにいるのかわからない様子。今までの三人格は記憶は連続してたから、これは全く違うタイプの人格なわけか。

ショックのあまり変身が解けて膝をつくハニーを置いて歌いながら歩み去る中条。
「このごろ流行りのひかりちゃん、おしりのちっちゃなひかりちゃん」と歌ってるので、「ひかり」という人格なのかな。

「何泣いてんだ、お前」とミキに聞かれて「ギザ君が消えちゃった~」と号泣するハニー。
失恋したってことか。

海の見える丘に墓を作って薔薇を供えるハニーたち。
しかし、この墓は、なんというか…たくましくそそり立ってますね。
Photo_32

ミキは薔薇を見て悩んでます。殺したのが自分だしな。結局捨ててしまいました。
そんなミキに、「あなたの知っている全てを教えて」とユキが詰め寄ります。
取り合わないミキに殴りかかろうとするユキをハニーが止めて、あまつさえ突き飛ばしてしまいます。
これってユキに対してかなり酷な仕打ちじゃないか?

興奮して殴りかかろうとしたユキに異変が襲います。
腹から球状のものが出てきました。ミキと同じ体内からの実体化かな。
空中元素固定装置だったら恐ろしいことだが、それはあるまい。

次回はハニーが想像した未来の中で、教室の後ろで土下座して謝ってる場面関係です。


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2008年2月 6日 (水曜日)

【特撮】ハニー第17話 悲しい過去にも愛は無敵

ハニーのウエディングドレス姿から始まります。
Photo_77

光射す草原の下を歩いてますが、牧師は早見です。
「大丈夫、必ず彼は来ます」とか言うところをみると、ここが相手との約束の地ってことですか。
空から降り立ったのはギザでした。

「てめえのために、パンサークローを捨てた!オレはもう、てめえだけのものだ!」
「嬉しい!ギザ君だーいすき!」
「オレもだ。愛してるぜ、ハニー」
「ダーリン!」

って、なんのコントですか。後ろで早見も手を叩いてるし。
当然夢なわけですが、部屋に舞い散る鳥の羽は何なんだろう?

そんな夢を見たせいか、「空が綺麗」とハニーは浮かれ気味。
後ろから押しのけて歩いていくミキにも「ミキちゃんもすごく綺麗」とか言ってます。
こういうのは、競馬で勝ったときのオッサンが「知らないおっさんコンニチハ」「そこの犬もコンニチハ」と言ってるのと同レベルです。

ミキは「またどこかおかしくなってるのか?」と聞きますが、夏子が「恋しちゃってるみたいなの」と答えます。
ギザに会ってから世界がキラキラして見えるようですな。
ミキはバカバカしいと歩いていきました。

一人ベンチに座るミキは例の夢の中の自分を思い出します。海岸で彼と二人でいる夢です。
が、現実は空中元素固定装置が暴走する毎日。今日も石畳に鉄片を残して去ります。

烏川の部下の夏樹が根本真幸のところにきます。
「マサユキ」って本当にいたんだ。だとしたら、あれは過去か?
真幸は拉致されて烏川の下へ。
Photo_78

早乙女ミキと真幸はかつて交友関係があり、突然ミキが姿を消したという過去を烏川が語ります。
つうことは、前回のあれは過去の記憶だったのか。

真幸はそんな女知らないと頑なに言ってます。
もちろん、それで納得する烏川ではなく、ベッドに縛り付けて拷問です。
よくわからん拷問ですが、そこらじゅうに張り巡らせた弦を弾くと不快な音が出るんでしょうか?

ミキは体内からの実体化の間隔が短くなっていることを自覚します。
暴走も早いうちに起こるってことでしょうか。
ちなみに、真幸の彼女だったってことは、実は高校生やってるけど20代とかいう設定があったりして…
ま、ハニーたちに年齢は関係ないですが。

そんなミキの前に夏樹が現れ、「根本真幸を拉致したの。助けたい?」と前を塞ぎます。
「知らないな、そんなヤツ」と行こうとするミキですが、それに夏樹は襲い掛かりました。
「見捨てちゃうの?処分されちゃうよ」「タイムリミットは明日のお昼。絶対来てよ。真由美様のために」と告げて去っていきました。
格闘では夏樹のほうが上みたいです。

その頃、拷問はまだ続いていました。
弦が真幸の体にくっついてるから、耐え難い振動が伝わる拷問のようですね。
耐え難い苦痛の中、真幸が思い出したのは笑いながら人を殺めるミキの姿でした。
それは、知っていることを思い出すことさえ苦しい恐怖の記憶だったのでしょう。

ユキは相変わらず「パパは私だけを愛していたんじゃないの?」と思考が無限ループしています。
コイツも後々面倒な存在になりそうだな。

ミキは過去の真幸との記憶を回想してますが、夏樹から渡された地図を丸めて捨ててしまいました。
それを拾ったのはユキです。また一番やっかいな相手に…

ハニーの妄想はまだまだ続きます。
「貧乏って楽しいなあ。どうしてかなあ?」というギザに「それはね、ギザ君がず~っと最高に最低だったからだよ」と答えるハニー。
しかし、シュールな絵で展開するもんだな。誰が描いたんだろ?

と、思ったらハニーからどんどん出てきます。
ハニーの実体化はこんな形で現れるのか。冒頭の鳥の羽もこれが原因だな。

早見に起こされたハニーはパンサークローの事件は無いの?と聞きますが、今のところはありません。
それではギザに会えないからハニーはつまらないわけです。
こっちから会いに行けばいいんだ!というポジティブシンキングのハニーですが、やることは「パンサークロー狩り」です。
パンサークローだって何もしてないのに狩られていいわけないだろうに。まあ、過去の行いだけで処罰対象ですけど。

真幸のほうはタイムリミットが迫ってますが、ミキが来ました。
場所を覚えたから捨てたのか。ゴミのポイ捨てはいかんけどな。
進入してきたミキに「羨ましいなあ、真由美様に愛されて」と夏樹が襲い掛かります。
パンサークローのマスクを被り、戦闘モードに突入しました。
Photo_79

夏樹役は江口ヒロミという人ですか。

これに烏川ばりのアイシャドウのきついメイクをするとこんなになるんだから、女って化粧で変わるな。
武器はチュッパチャップスみたいな棒。そばの木に打ち付けるとミキが耳を塞ぐほどの音を出しました。
その音にミキが幻惑される中、あらゆる角度から襲い掛かってきます。
「真由美様が必要としてくれるんならそれでいいんだも~ん」とは言ってますが、偏執の域に達した烏川のミキへの想いは気に入らないのでしょう。かなり痛めつけてます。
ミキを内部に引き込むのが目的だから、お遊びはそのぐらいにして撤退していきました。

そのミキの前に烏川が現れますが、「お前に付き合ってる暇はない」と拳を繰り出すミキ。
そりゃ、触れられたら何されるかわかったもんじゃないしな。
でも、フラッシュしてないミキでは敵うはずもなく、後ろ手を取られて胸揉まれてます。
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今回は逃げるミキを追いかけるのが目的なので、あっさり正拳付きを食らって先へ行かせました。

真幸の下にたどりつき、縄を解くミキ。
そんなミキに声をかける真幸ですが、ミキは「気安く呼ぶな。アタシはお前なんか知らない」と突っぱねます。

外へ出て歩くミキと真幸ですが、夏樹と手下が探してるのを見ます。
「あいつらナニモンなんだ?お前に一体何があったんだ?」と聞く真幸。
どうも回想よりも俗っぽい印象です。
「私はお前の知ってる早乙女ミキではない。私はお前のことなど知らない」と同じことを繰り返すミキ。
ほとんど自分に言い聞かせるような言葉です。

真幸が木にミキを押し付けます。ミキの脳裏に海岸でのキスを拒んだ思い出が蘇り振り切ってしまいました。
「やっぱりお前はミキだ。僕の知っているミキだ」と真幸。どちらも全部しっかり覚えてるんだな。

そこに割って入るお邪魔虫は烏川真由美です。
「お前は私のものだ」と変身しました。
それを見たミキもハニーフラッシュします。そらもう、真幸ビックリです。
「これが、今の私だ!」と雄叫びをあげながら突っ込むミキ。
そんな喧嘩殺法にいいようにやられる烏川ですが、もちろんちょっとだけ。
すぐに伸縮自在の髪の毛で首を締め上げます。
鋭いクローでトドメをさそうと手を振り上げた烏川に、武器を実体化させて対抗するミキ。
その武器を見た真幸に過去の記憶が蘇ります。
そう、ミキが目の前で人を殺したあの武器です。
一応三人とも武器あるのか。

それで烏川を抑えながら「行け!早く!」とミキが叫びます。
真幸が躊躇無く走っていくのはちょっと茶を吹きました(笑)
正しい判断だし、ミキにとっても不安解消で思い切り戦える方法ではあるんですが、「居なくなったら見つかるまで捜す」と言った男には見えません。
ミキは「さよなら、真幸」とその後姿に別れを告げました。

その頃ハニーはパンサークローを探して林の中を歩き回ってます。
その後ろから真幸がパンサークローに追われながら逃げてきました。
それはもう嬉しそうにハニーフラッシュして手下の二人を押し倒し、「ねえ、ギザ君知らない?」と聞くハニー。シリアスな展開がどこかに吹っ飛びました。

その頃、ミキと烏川の激しい戦いはまだ続いていました。
ミキの武器はブーメランにもなるのか。戦いの最中周りをグルグル回ってるだけだったけど。
ミキを追い詰め、「美しいわ。見も心も傷ついたその姿。たまらないわ」と呟く烏川。
さすがはサディストのレズビアンです。

「お前の闇を愛せるのは私だけだ。お前の未来は私と共にある」と言う烏川。
闇を愛せるのは確かにこの女しか居ないかもしれない。ハニーは闇は消えると信じて結果的に見ないからな。
「望む未来など、私には無い!」と切り返すミキですが、烏川の言う未来はあくまで烏川が望む未来であり、ミキがそれに合わせるはずだという前提だからな。

均衡が崩れ、武器を拾って烏川にトドメをさそうとしたとき、武器が弾かれました。
ユキの投げた武器によってです。
Photo_81

烏川はユキが三人目のフラッシュできる者だとすぐに悟ります。
ユキは躊躇なく武器を烏川に投げました。
が、夏樹が飛び出して身代わりになります。
Photo_82

「良かった…お役に、立てて」と笑いながらくずおれる夏樹。
返ってきた武器を手に、次にユキが襲い掛かったのはミキでした。
「苦しそうね~。すぐに楽にしてあげる」と微笑みながら言ってます。
「私が殺してあげる」ってどこかおかしくなってるか?
Photo_83

戦闘能力ではミキがユキに敵うはずもありませんから、いいようにやられてます。
顎を蹴り上げられて立ち上がれないミキにトドメをさそうと駆け寄るユキを止めたのはハニーでした。
止めてからハニーは相手がユキだとわかります。ユキも驚いてます。
三人とも変身を解き、ハニーとユキはお互いを信じられない目で見ています。
ハニーがフラッシュできると知ったら、ユキは愛が憎しみに変わるんじゃないかしら?

その頃、とある山で雨による地すべりがあり、その崩れた土の中から人骨が見つかりました。
その人骨の正体は!?というところですが、如月光史郎かもしれません。
如月博士の「こうしろう」ってこんな漢字だったんだ。

次週予告見ると、三人で協力して戦うようになるようですが、ユキの心には憎しみが芽生え、訳のわからん映像もいくつかありました。
族仕様の自転車に乗る三人とか。


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2008年1月31日 (木曜日)

【特撮】ハニー第16話 大漁旗父ちゃん

前回捕らえられたハニーがスキャンされてます。
中条は予想通りのようですが、何がわかったんでしょう?
そのとき、突然部屋に飛び込んできた男がいました。
白衣の研究員たちを華麗に叩きのめしてます。
正体は田中の旦那でした。
Photo_54

大漁旗をマントみたいに翻して何やってるんだ?
「カーチャン、おまたせ~」と言って、田中が「遅いじゃないか、アンタ」とハニーを抱えてます。
どういうことだ?と詰め寄る中条たちに蛸の墨を吹き付ける田中。早い話が裏切りですな。
ハニーを独り占めしようというわけですが、この旦那、なかなか強い。
旗を踏まれても強引に引き抜いて反撃しちゃうんだもんな。

蛸の墨が煙幕になり、視界が晴れたときには田中たちは完全に消えてました。
もちろんハニーは田中鮮魚店の車の荷台です。
ただのぐうたらオヤジかと思ったらこんな秘密があったとは…
この旦那、田中作之助役の人は喜多川務というアクション俳優で、戦隊物のスーツアクターをよくやってた人のようです。
なるほど、中国拳法が特技というだけあって動きが軽やかだわ。

それだけで逃げ切れるはずもなく、車の前に渡が立ちはだかります。
中条と二人でかかってくるのに対してこちらも二人。
「えらっしゃい!」とポージングも決まってます。
Photo_55

わりといい勝負のようで、どちらも決め手に欠けてます。
そんな騒ぎの中、ハニーが目を覚ましました。もう普通のハニーに戻ってます。
どうしてここにいるのかはわからないながら、車の外を見るとパンサークローが戦ってます。
「しょうがないなあ」と言いながら車外へ。
「ハニーフラッシュ」とポーズをとるも、変身しません。
これは一体どういうこと?というところで早見がミキに説明するシーンへ。
前回暴走した余剰エネルギーを解放したわけですが、そうすると数時間はフラッシュできなくなるんだそうです。

渡と作之助の戦いはお互い攻めきらないところに、田中弘美がタチウオソードを渡します。
でも、ソードを振るったら反対に足で押さえられて危ないんですけど。
弘美がうまくフォローしてるけど、中国拳法の使い手みたいだからあまり場違いな武器は不味いんじゃないかしら?

そこから一人抜け出した中条は、ハニーを車に放り込んで走り出しました。
盗んだ車で走り出す~♪ってやつですな。
何がなにやら状態のハニーですが、運転してる中条は子供モードです。運転できるのか?

その前に渡が手を上げて現れました。コイツの瞬間移動は凄いな。
「よくやった中条」とか言いますが、裏切り者がどうとか言い続ける渡を中条は轢いてしまいました。
さらに、後ろで苦しんでいる渡をバックでぶつけます。
ひき逃げで確実に殺すための常套手段ですね。

どうやら悪魔モードに入ったようです。
走り去る車を見て、倒れた渡に駆け寄ろうとする部下ですが、「触るな!」と言われてしまいました。
渡が部下に助けられるなんてありえないか。

中条だけの秘密基地があり、そこでハニーをバラバラにして分析する、というのが悪魔モード中条の考えのようです。
今度は田中夫妻が立ちふさがりました。
弘美が腹のミサイルを撃ったので、中条はハニーを抱えて橋からダイブです。
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落ちるのかと思ったら、指の部分が羽になって飛びだしました。
弘美はミサイルで撃ち落そうとします。
一発がかすって中条は川原に落ちてしまいました。

追いかけろ!と旦那を橋から突き落とそうとする弘美ですが、旦那は乗り出した瞬間にギックリ腰になりました。
橋の上で整体が始まりました。なんとものどかです。おかげで中条は逃走できました。

中条は落ちた時に足を怪我してますが、それをハニーが手当てしています。
何故逃げない?という問いに私のこと助けてくれたからというハニーは何かずれてますが、さっきから中条のことを何と呼んでるんだ?と思ったら「ギザ」君ですか。
そういえば、悪魔の性格の時はギザだったな。

ハニーは、何故自分をバラバラにして研究するのか聞きます。ハニーは自分の価値がわかってないのか?
もちろん、目的は金儲けです。
ハニーシステム、正式名称「空中元素固定装置」は、原子を再構成して望みのものを作り出すことができます。
これを使えば無限に金を生み出せるでしょう。

それに対してハニーは「ギザ君可哀相」と言い出します。
「お金よりもっともっと楽しいこと他にたくさんある」のだそうです。
基本はお金だと思うが。
隅に咲いてた花をちぎってきて「綺麗でしょ」と言い出しました。
あまり無闇にちぎるもんじゃないぞ。花だって生きてるんだから。
そうやって差し出された花を食ってしまう中条。不味いって。
ハニーは「あなたの心を私が治してあげる」とまで言い出しました。そんなことできるのか?

その頃、蛤学園にミキがいました。烏丸にハニーの居場所を聞きにきたようです。
「教えて欲しかったら私の欲しいものを寄こしなさい」という烏丸。
欲しいものったら一つしかないわな。ミキの足をバイオリンの弦で撫で回してるし。
ミキのイメージではレズそのものになってますが、さて、どうなりますやら。
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影で見ている早見はドキドキですが、ミキは「アンタは男を知らないね」の一言に平手打ちを食らわそうとします。
結局あっさりと中条の秘密基地の場所を教えてくれました。

中条は足が痛くて歩くのもようようです。
で、ハニーが「はいどうぞ」と背中を差し出します。おんぶですね。
ふざけるな!と激昂する中条。そりゃそうだろう。
意地で歩き出した中条に肩を貸しながら「けっこう可愛い、ギザ君って」とのたまうハニー。
いろんな意味で特定の人間をムカつかせる人種だな。

すると、後ろからバスがやってきました。
ハニーは、文字通り中条を放り出して手を振り、バスを停めます。
走ってるのは渓谷ですから、風光明媚なわけですが、「ねえねえ、見て見て」と足を叩かれる中条はたまったものではありません。
ともあれ、研究所まで行けばちゃんとした手当てが出来るからというハニーに、「どうかな?」と言う中条。
バスの乗客が全員マスクを被りだしました。渡の仕掛けた罠だったのです。

変身しようとしても、まだフラッシュできません。
それでも、それなりの運動神経があるらしく、一応パンサークローと渡り合ってます。
吊り革で体操みたいに一回転したり、たいしたもんだ。

中条が一人を窓から外に放り出しました。
それを見たハニーが次々と窓から放り出します。パンサークローの手下ってどんだけ弱いの?
ついに運転手がハニーに掴みかかりましたが、中条がぶち当たり、奪ったナイフでメッタ刺しにして運転席に座りました。
とりあえず研究所までの足は確保できたようですね。

ユキはミキがフラッシュできることがショックでさ迷ってます。
ユキの頭の中では父は自分にしか笑ってなかったのが、ミキの前でも同じように笑ってるという妄想が浮かび上がります。
ついには非常に怖い顔になってます。やっぱり性格に問題あるんだな。

その頃、バスがガス欠で止まってしまった中条たちは、そこから歩きで研究所を目指します。
その前に現れたのは田中夫妻でした。ギックリ腰になった作之助を弘美が背負って戦うようです。
それを見た中条はハニーにおぶれと命令します。ハニーに足になれというわけですな。
おんぶした同士が対面するという、対決シーンとしてはありえないシュールな構図ができあがりました。

弘美は作之助を投げ飛ばして攻撃します。
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避けたら跳ね返って、今度は回転無げです。中条の胸に決まりました。
ヒット一本ってところですが、今度はお互いが背中のモノを投げました。
作之助と中条は空中で打ち合い、弘美とハニーは下で殴りあいです。
やってるうちに中条たちは落ちてきますから、中条はハニーのトスを受けて飛び上がり、作之助も弘美に投げられました。
もはや腰がいってるとか足を怪我してるとかの設定はどこかに吹っ飛んでます。
空中ですれ違ってからは作之助はハニーの胸に飛び込みます。
想像しなくても気持ちいいことですから、ハニーが投げ飛ばすまで離れません。
弘美のところまで転がっても、ヒラメで叩かれます。そりゃそうだわな。
その隙をついて、鉄塔に掴まってた中条が襲い掛かって勝負を決めました。
しかし、よくこんな戦闘シーン思いついたな。

夜になって、中条はハニーに魚を焼いてやります。
それをもって「ギザ君って本当は優しいんじゃないかな」とかいうハニーもハニーですが、「大事な金づる」とかいう中条もツンデレに見えてしまいます。

それに対してやっぱり「お金より大切なものがある」と言うハニー。
夜空を指差して、「お金と違って、お星様には指紋なんて付いてないから」と。
中条は完全に呆れてますが、流れ星を見つけたハニーは願い事なんかしてます。
「ギザ君の心が治りますように」ということらしいですが、これってギザでなくてもムカつくよなあ。
案の定ハニーを押し倒して「今すぐテメエをバラバラにしてやってもいいんだぞ」と凄む中条です。
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そんな中条に「最高に最低だよ」と言い放ち、「ギザ君にはアタシが必要なんだよ」と抱きしめるハニー。
まさしく勘違い女ですが、ハニーが勘違い女なのはいつものことなので、問題ないです。
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そこに入ってきて「ラヴラヴってやつですか?」とくるのは渡です。
パンサークローの幹部ってすぐに居場所がわかるようになってるのか?
ハニーは羽交い絞めにされ、中条は渡の蹴りを食らいまくります。
マーク武蔵の足技冴え渡るってやつですな。

いよいよハニーが連れ去られる!というときに登場するのがミキです。
どうやって居場所を掴むんだろう?
ミキがフラシュをしたのを見て、ハニーもフラッシュしてみると、見事にフラッシュできました。
花火が上がりそうな勢いの喜び方です。

テンションも高くなってるので、渡の攻撃も受け止めて胸で吹き飛ばしてしまいます。
部下もお尻で飛ばすなど、ノリノリです。
ミキ共々パンサークローをどんどん打ちのめしますが、ミキが中条に目をつけて踵落としをしようとしたのを体を張って止めてしまいました。
助けてくれたから攻撃しちゃダメってことらしいです。

それを見た渡が蹴りこんできますが、それを受け止めたハニーは中条に「逃げて!早く!」と叫びます。
中条は羽を広げて逃げていきました。

ハニーはレイピア構えてミキと二人で渡と対峙します。
こうなるとハニーたちのほうが有利で、ハニーにブレードを折られて、それを受け取ったミキに足を刺されてしまいました。
二人並んだ構えってのはハニーが前に妄想してたダブルフラッシュに近いものだな。
そこからの突撃に雄たけびで応えた渡。
画面がホワイトアウトしますが、結果は血まみれの渡でした。
渡がやられキャラになるなんて、当初は予想もしてなかったな。
足を引きずりながら歩く渡の前に現れたのはユキでした。

「ねえ、教えて。私だけだよね、パパが愛してくれたのは」

これは質問じゃありません。というか、ユキは壊れかけてるな。
「何のことだ?」と言ってしまう渡。
「教えてくれないなら…もう死んでいいから」とフラッシュするユキ。
今度は武器まで持ってます。
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フラッシュしたユキに対しては恐怖しかない渡ですから、悲鳴を上げながら逃げようとしますが、そんな渡をユキは笑いながら切り刻んだようです。
血まみれの顔で去っていくユキのあとには動かない渡だけが残されました。

無事に戻ってきたハニーですが、夏子によると三日寝てないそうです。
ベッドの上で物思いにふけるハニーを見て夏子は恋じゃないか?と疑いますが、早見は信じてない様子。
でも、ハニーはギザに恋したようですね。ほとんど母性本能ですが。
ダメ男に貢ぐ幸薄い女みたいだな。
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